オフィスにローパーテーションを導入することで、プライバシーの確保やスペースの有効活用など、様々なメリットが得られます。本記事では、ローパーテーションの役割や素材、おすすめのアスクル製品などについて詳しく解説します。

■ローパーテーションの特徴

ローパーテーションとは、オフィスやワークスペースなどで使用されるパーテーションのうち、比較的丈が低いものをいいます。通常、ワークスペースを仕切るための壁やパーテーションは丈が高く設計されています。しかしローパーテーションは、低い丈でも空間を効果的に仕切れる特長があります。低めの設計ではありますが、一定の高さが確保されており、座って作業する際にも周囲からの視線が気になりにくい点が魅力です。

ただし、ローパーテーションは完全な仕切りではなく、あくまで適度な高さの区画を提供する役割を果たします。そのため、同じエリア内にいる同僚やチームメンバーとのコミュニケーションが円滑に行えるメリットがあります。

■パーテーションは高さによってメリットが異なる

パーテーションには様々な高さの製品があり、大きく「ハイパーテーション」と「ローパーテーション」の2つに分けられます。

●空間をしっかり区切れる「ハイパーテーション」

ハイパーテーションは空間をしっかりと区切りたい時に効果的です。通常、ハイパーテーションは床から天井まで一体型のパネルやパーツを使用し、周囲の視覚的・音響的な影響を最小限に抑える特長があります。断熱性にも優れ、室温の管理にも役立ちます。集中力を高めるために個々の作業スペースを確保したり、遮音性が重要なミーティングルームを作ったりするのに適しています。

ハイパーテーションには、床と天井に固定するタイプと、天井や床に設置したレールを移動することで仕切りを動かせる可動式タイプがあります。固定タイプは安定感があり、壁のような頑丈な仕切りを作ることができます。
一方可動式タイプはレール上をスライドさせて空間のレイアウトを変更させられます。しかし、レール上のみが可動域であるため、レイアウトの自由度はそれほど高くありません。将来的に大規模なレイアウトの変更を行う可能性がある場合には、この点に注意が必要です。

●設置が容易な「ローパーテーション」

ローパーテーションは特別な工事や設備変更が不要なタイプの仕切りです。追加や移動が容易で、必要に応じてワークスペースを手軽に分割できるため、急なレイアウト変更やニーズに対応できます。

多種多様な製品があり、素材や高さなどの条件に合わせて選ぶことができます。特に高さの種類は豊富で、様々な用途に対応するためのラインナップが存在します。例えば、1,200mm前後のものはデスク周りに、1,600mm前後のものはミーティングスペースに、1,800mm前後のものは外部との遮断が必要となる重要な作業スペースに向いています。

ただしローパーテーションの用途は、あくまでオフィス内の席やスペースを仕切ることです。例えば、大規模な空間を区切り、会議室を作るようなケースには不向きです。

■パーテーションに使われる素材

パーテーションの素材は主にスチール、アルミです。それぞれ性質が違うため、目的によって選択する必要があります。

●気密性や安全性が高いスチール

スチール製のパーテーションは、一般的にフラットなデザインで、シンプルな外観です。強度が高く、耐久性・耐火性にも優れています。一方でスチール製は重量があり、設置・運搬にコストがかかる場合があります。

ただし、スチール製のパーテーションは遮音性や気密性が高いため、独立した空間として使用する場合には火災報知器や適切な空調設備を設置するなど、安全性を確保するための対策が必要です。心配がある場合は、パーテーションの設置と同時に換気や消火システムの導入についても検討しましょう。

●軽量でレイアウトしやすいアルミ

アルミは非常に軽量でありながら、十分な強度を持っています。そのため、アルミ製のパーテーションは強度を保ちつつ、容易に移動や再配置ができます。

ただし、遮音性や気密性はあまり高くありません。また、アルミパーテーションはフレームが露出しているタイプが一般的で、高級感を演出するのは難しいことがあります。しかし、素材感を活かしてシンプルでモダンな印象を作り出すことができます。

■アスクルでおすすめのローパーテーション6選

アスクルでは多数のパーテーションを取り扱っており、ローパーテーションの種類も豊富です。価格や機能性、雰囲気など、オフィスに必要な条件で探してみてください。

●トーカイスクリーン MSパネル

「トーカイスクリーン MSパネル」は、素材やサイズのバリエーションが豊富なローパーテーションシリーズです。アスクルでも人気の高い製品で、実際に使用したユーザーから高い評価を受けています。

シンプルなフレームレスデザインが特徴で、明るく清潔感のあるカラーリングや設置のしやすさ、手ごろな価格が特に好評です。オフィス内だけではなく、目立つ玄関などに設置しても違和感がありません。

「トーカイスクリーン MSパネル」は豊富なサイズを展開しているため、様々なオフィスに合わせられます。高さは1,200mmから複数展開しており、細かい高さに対応できるローパーテーションを探している人におすすめです。

木目調パネル

クロスタイプ

●サンテック CFパネル

「サンテックCFパネル」は、木目調やレザータイプなど多彩なデザインを揃え、高級感や上品さを演出できるパーテーションです。デザインの幅広さにより、デスク用の仕切りだけではなく、接客スペースや玄関など様々な場所での活用が可能です。

また、「サンテックCFパネル」シリーズには透明なパネルもあり、広々とした空間を演出しつつ仕切りを作ることも可能です。

多様な種類とサイズ展開があるため、様々なオフィスで細かいニーズに対応できる頼もしいシリーズです。適切なサイズやデザインを選ぶことで、オリジナリティの高いオフィスを作り出せます。

■本体価格（2023年8月時点）
￥9,800～（税込）
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。

●トーカイスクリーン ブラックフレームパーティション

●トーカイスクリーン　EGシンプルパネル

●トーカイスクリーン　E-placeパネル

●トーカイスクリーン　AFパネル

「トーカイスクリーン　AFパネル」は、アルミ素材を使用したローパーテーションです。アルミ独特のシンプルな素材感を楽しむことができます。ローパーテーションとしての機能性も優れており「軽くて設置が簡単」「価格が手頃」という声がユーザーから寄せられています。

この製品は、幅700mmと900mm、高さ1,100mmと1,700mmのバリエーションが展開されています。また、爽やかなホワイトと落ち着いたブラウンの2色から選ぶことができます。オフィスの雰囲気に合わせた選択が楽しめる製品です。

■本体価格（2023年8月時点）
￥6,500～（税込）
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。

■おわりに

自由度が高く、設置が容易なローパーテーションは、オフィスのレイアウトを柔軟に変更するのに理想的な選択肢です。アスクルでは幅広い種類のローパーテーションを取り扱っております。オフィスのニーズやデザインに最適な製品を選ぶ際に、ぜひアスクルの製品ラインナップを参考にしてください。

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編集・文・画像：アスクル「みんなの仕事場」運営事務局　
制作日：2023年8月3１日