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オフィス用メッシュチェアのメリット・デメリットを解説

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メッシュチェア


オフィス用メッシュチェアにはいくつものメリットがあり、多くの企業が導入しています。ただ、メッシュチェアはメリットだけでなく、デメリットがあることも覚えておきましょう。本記事では、メッシュチェアのメリットとデメリット、おすすめの製品などを紹介します。






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■オフィス用メッシュチェアを使うメリットは?

オフィス用メッシュチェアは、通気性を考慮した設計の製品が多く、長時間座っても熱がこもりにくいというメリットがあります。また、軽量で動かしやすく、オフィス内の移動も容易です。



●通気性がよく長時間座っても快適

メッシュチェアは、背もたれや座面などにメッシュ素材を用いている点が特徴です。メッシュ素材とは生地にいくつもの穴を設けたもので、主にナイロン素材が使用されています。通気性がよいため、スポーツのユニフォームや夏の衣服などにも用いられます。


通気性に優れた素材を用いていることから、メッシュチェアは長時間座っていても熱がこもりにくい点が魅力です。夏場など暑い時期でも、背中やお尻に熱がこもりにくく、汗で蒸れにくいため快適に業務へ取り組めます。


通気性のよくない椅子に長時間座っていると、汗をかいて嫌な臭いの原因となる他、湿疹やかぶれなどの症状も招きかねません。メッシュチェアであれば、こうしたリスクを軽減できます。



●軽くて動かしやすい

オフィスチェアに使われる素材には、ウレタンやレザー、ファブリックなどさまざまありますが、これらよりも軽量なメッシュ素材のオフィスチェアは、軽くて動かしやすいのも魅力です。


たとえば、フリーアドレスデスクを導入しているケースでは、頻繁にチェアの移動が発生します。チェアの重量が重いと、従業員は移動の度に体力を使うことになり、疲れたことで集中力が低下するおそれがあります。軽量なメッシュチェアなら容易にチェアの移動が可能なので、レイアウト変更や定期的な清掃などの際にも、負担なくチェアの移動ができて効率的です。




■オフィス用メッシュチェアを使うデメリットは?

オフィス用メッシュチェアにはいくつものメリットがある一方で、覚えておくべきデメリットもあります。



●隙間にゴミが溜まりやすい

メッシュ素材は生地の表面にいくつもの穴が空いているため、必然的に微細なゴミが溜まりやすいというデメリットがあります。表面はある程度掃除できても、小さな穴に入り込んだゴミはなかなか除去できず、溜まる一方となるケースも珍しくありません。


そのため、メッシュチェアはこまめにクリーニングを行うことがおすすめです。吸引力の強い掃除機やハンディクリーナーなどを使って、穴に入り込んだ微細なゴミを吸い取りましょう。


エアダスターを使って穴に空気を送り込み、溜まったゴミを排出させてから吸引するのもお手入れ方法のひとつです。エアダスターは、スプレータイプのものや電動タイプなどがあるので、ひとつ用意しておくと掃除が楽になります。



●冬に寒く感じる場合がある

通気性がよく、夏場のような暑い時期には重宝するメッシュチェアですが、その反面、冬場にはかえって背中やお尻が寒く感じることがあります。


冬場に寒さを感じるようなら、毛布やひざ掛けを使用して寒さ対策をするのがおすすめです。背中が冷えるのなら、背もたれに毛布を掛けておくと冷気を阻めます。他にも、靴下を二枚履きする、カイロを使う、体があたたまる飲み物を飲むなども寒さ対策として有効です。



●メッシュが傷みやすい

メッシュには傷みやすい特徴があるため、扱いには注意が必要です。生地の表面にいくつもの穴が空いているため、ペンなどの尖ったものが引っかかり、ほつれが生じるケースも少なくありません。


また、沈み込みが大きな製品の場合、生地の端が体重を耐えきれなくなり、破れてしまうケースがあります。生地の端に過度な負担がかかって破れると、フレームが剥き出しになってしまいます。さらに、メッシュ素材は熱への耐性も低く、ゆがんだり溶けたりしやすいため、高温になりがちな機械などを使用するような職場には適しません。




■メッシュチェアの掃除方法と注意点

メッシュチェアを少しでも長く使うには、定期的なメンテナンスが欠かせません。メンテナンスと言っても難しいことは特になく、定期的にクリーニングするだけでコンディションを保てます。


まず、汗や皮脂による汚れがつきやすい金属部分は、布などで汚れを拭きとりましょう。メッシュ部分をクリーニングするときは、掃除機で穴に入り込んだゴミを吸い取り、それでも取り除けないゴミがある場合はエアダスターを使いましょう。


エアダスターを使うと、穴から微細なほこりが出てきます。少なからず生地が汚れるため、仕上げに布で拭きましょう。硬い布で拭くと繊細な生地を傷つけるおそれがあるため、やわらかく乾いた布を使用します。


なお、生地を水洗いすると、かえってコンディションを損なうおそれがあるため注意が必要です。そのため、いきなり全体へ水を掛けて洗い始めることは控えましょう。生地に汚れが気になる部分があっても、水を直接掛けるのではなく、濡らして絞ったタオルで拭き、水分が残らないように乾拭きする程度が無難です。強くこすると生地が傷んだり、たるんだりする可能性があるので、力の入れすぎに注意しましょう。




■メッシュチェアを選ぶときのポイント

メッシュチェアを選ぶときは、背もたれの高さや座面の素材をチェックしましょう。また、近年のメッシュチェアにはさまざまな便利機能が備わっているので、機能性の比較も重要です。



●背もたれの高さで選ぶ

背もたれは、ローバックとハイバックに大別できます。ローバックは背もたれの上端が肩甲骨あたりに位置するタイプで、ハイバックは首や頭までをカバーするタイプです。
ローバックは、比較的低価格帯の製品が多く、大量に導入しやすい点が魅力です。背もたれが低いため、オフィスを広々と見せられるというメリットもあります。


ハイバックは、体全体をあずけられるため、長時間座っても負担がかかりにくいのが特徴です。疲労が少ない状態で快適な作業ができるため、長時間のデスクワークに携わるシーンに適しています。



●座面の素材で選ぶ

オフィスチェアの座面は、快適さや疲れやすさなどに大きく関わるため、よく吟味する必要があります。オフィス用メッシュチェアにも種類がさまざまで、背もたれだけメッシュで、座面には他の素材を使用している製品もあります。


座面の素材は、メッシュやウレタン、モールドウレタンなどが代表的です。ウレタンは多くのオフィスチェアで採用されており、適度なクッション性を有している点が特徴です。長時間座ったままで作業するシーンを想定するのなら、ウレタンの座面が適しています。


モールドウレタンは、限られた時間で発泡と成形を行う、特殊な製造方法で製作されたウレタンです。一般的なウレタンよりも高密度である点が特徴で、モールドウレタンを使用したチェアの座面はやや硬く、長時間座っても型崩れしにくい利点があります。


個々の特徴を把握したうえで、使いやすいものを選定しましょう。



●便利機能で選ぶ

オフィスチェアは、多くの機能を追加できます。代表的な機能であるアームレスト(肘掛け)は、疲れたときに腕を置いて休息できるのが魅力です。アームレストがあると、デスクの下へチェアを収納できなくなるケースがありますが、アームレストを上へ跳ね上げられるタイプであれば、その心配もありません。


ロッキング機能は、体の動きにあわせて背もたれや座面の角度を調整してくれる機能です。楽な姿勢でリラックスできるため、長い時間座っても疲れにくいだけでなく、仮眠をとるときにも重宝します。


長時間のデスクワークに従事することが多いなら、リクライニング機能を搭載した製品がおすすめです。近年のオフィスチェアには、180度リクライニングできる製品もあるため、デスクの前で楽な姿勢を取って仮眠もできます。


ただし、便利で快適な機能が搭載された製品ほど、価格は高くなる傾向があるため注意が必要です。必ずしも機能が多ければよいわけではないため、本当に必要な機能かどうかを吟味しつつ、検討を進めましょう。




■アスクルでおすすめのメッシュチェア

さまざまなオフィス向け事務用品をネット販売している「アスクル」では、メッシュチェアも多数扱っています。ここでは、そのなかからおすすめをいくつかピックアップします。



●イトーキ WAチェア 肘付き

イトーキ WAチェア

大型の背もたれを採用した「イトーキ WAチェア 肘付き」は、ローバックでありながら体全体を適切に支えてくれるため、ゆったりとした座り心地を味わえます。また、座面の素材にはモールドウレタンを採用しており、体の形状にフィットするため快適に使用できるのも魅力です。


腰まわりを優しくサポートしてくれるクッション付きのランバーサポートをはじめ、疲れた腕を休められるアームレストなど、便利機能も満載です。



■本体価格(2023年8月時点)
¥17,735~(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。



→商品詳細はこちらから


イトーキ WAチェア



大型の背もたれを採用した「イトーキ WAチェア 肘付き」は、ローバックでありながら体全体を適切に支えてくれるため、ゆったりとした座り心地を味わえます。また、座面の素材にはモールドウレタンを採用しており、体の形状にフィットするため快適に使用できるのも魅力です。


腰まわりを優しくサポートしてくれるクッション付きのランバーサポートをはじめ、疲れた腕を休められるアームレストなど、便利機能も満載です。




■本体価格(2023年8月時点)
¥17,735~(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。



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●オカムラ VC1メッシュチェア

オカムラ VC1メッシュチェア



背もたれにメッシュ素材を採用したメッシュチェアです。腰まわりに優しいランバーサポートと体にフィットするモールドウレタンの座面で、長時間の着座でも快適に使用できます。


付属で追加できるアームレストが可動式であるのも特徴です。上下へ6段階の高さ調整が可能で、しかも左右別々で高さを変えられます。座面の高さや前後の位置も変えられるほか、背もたれに体をあずけると後方へ倒れるためリラックスしたいときに重宝します。



■本体価格(2023年8月時点)
¥16,800~(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。



→商品詳細はこちらから


オカムラ VC1メッシュチェア



背もたれにメッシュ素材を採用したメッシュチェアです。腰まわりに優しいランバーサポートと体にフィットするモールドウレタンの座面で、長時間の着座でも快適に使用できます。


付属で追加できるアームレストが可動式であるのも特徴です。上下へ6段階の高さ調整が可能で、しかも左右別々で高さを変えられます。座面の高さや前後の位置も変えられるほか、背もたれに体をあずけると後方へ倒れるためリラックスしたいときに重宝します。




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¥16,800~(税込)
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●コイズミファニテック エルゴノミックチェア JG改 背メッシュ座ファブリック 肘付

コイズミファニテック エルゴノミックチェア JG改

背もたれにメッシュ素材、座面にモールドウレタンを採用したチェアです。背もたれと座面が連動するシンクロロッキング機能をはじめ、腕の休息に重宝する肘掛けの高さ調節機能などを実装しています。ナイロンキャスターなので、やわらかい床材のオフィスに最適です。


アームレストを倒せるのも特徴です。使わないときは、ボタンを押すだけでアームレストを後方へ倒せるので邪魔になりません。また、背もたれは最大40度までリクライニングできるため、業務中にリラックスしたいときや、仮眠したいときにも役立ちます。



■本体価格(2023年8月時点)
¥24,900~(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。



→商品詳細はこちらから


コイズミファニテック エルゴノミックチェア JG改



背もたれにメッシュ素材、座面にモールドウレタンを採用したチェアです。背もたれと座面が連動するシンクロロッキング機能をはじめ、腕の休息に重宝する肘掛けの高さ調節機能などを実装しています。ナイロンキャスターなので、やわらかい床材のオフィスに最適です。


アームレストを倒せるのも特徴です。使わないときは、ボタンを押すだけでアームレストを後方へ倒せるので邪魔になりません。また、背もたれは最大40度までリクライニングできるため、業務中にリラックスしたいときや、仮眠したいときにも役立ちます。




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¥24,900~(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。



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●イトーキ サリダチェア(Salida)メッシュ張り 肘無し

イトーキ サリダチェア

シンクロロッキング機能とランバーサポートを採用しながら、低価格を実現したオフィスチェアです。機能性と快適性に優れたオフィスチェアを導入したいものの、できるだけコストは抑えたい、と考えている企業に適しています。


背面全体にメッシュ素材を採用しているため、暑い時期も背中に熱がこもるのを防ぎ、長時間のデスクワークを快適にサポートしてくれます。



■本体価格(2023年8月時点)
¥17,900~(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。



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イトーキ サリダチェア



シンクロロッキング機能とランバーサポートを採用しながら、低価格を実現したオフィスチェアです。機能性と快適性に優れたオフィスチェアを導入したいものの、できるだけコストは抑えたい、と考えている企業に適しています。


背面全体にメッシュ素材を採用しているため、暑い時期も背中に熱がこもるのを防ぎ、長時間のデスクワークを快適にサポートしてくれます。




■本体価格(2023年8月時点)
¥17,900~(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。



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●コクヨ エントリー(アルミ脚) ブラック 可動肘付き 背:メッシュ 座:布

コクヨ エントリー

コクヨがリリースしたこちらの製品は、快適なオフィスワークを実現するためのさまざまな機能を搭載しています。背面に使用したメッシュ素材により通気性を高めている他、ランバーサポートは上下、強弱のコントロールができるため、使用者にあわせて調節が可能です。


座面奥行調整機能を備えているのも特徴です。座面を前へスライドして座面の広さを変えられるため、脚への負担を軽減できます。長時間のデスクワークで脚が痛くなることが多い、といった人にも適しています。



■本体価格(2023年8月時点)
¥28,300(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。



→商品詳細はこちらから


コクヨ エントリー



コクヨがリリースしたこちらの製品は、快適なオフィスワークを実現するためのさまざまな機能を搭載しています。背面に使用したメッシュ素材により通気性を高めている他、ランバーサポートは上下、強弱のコントロールができるため、使用者にあわせて調節が可能です。


座面奥行調整機能を備えているのも特徴です。座面を前へスライドして座面の広さを変えられるため、脚への負担を軽減できます。長時間のデスクワークで脚が痛くなることが多い、といった人にも適しています。




■本体価格(2023年8月時点)
¥28,300(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。



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●アイリスチトセ シンフォートチェア コンパクトメッシュチェア

アイリスチトセ シンフォートチェア

全体的にスッキリとした、シンプルなデザインを採用した製品です。背面部にメッシュ素材を使用した回転椅子で、コンパクトサイズゆえに移動や収納も楽にできます。


背座一体のロッキング機能によって長時間座っていても疲れにくく、腰に優しいチェアです。また、座面高を405~480mmまで調整できるため、さまざまな体型の人にマッチします。



■本体価格(2023年8月時点)
¥12,900~(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。



→商品詳細はこちらから


アイリスチトセ シンフォートチェア



全体的にスッキリとした、シンプルなデザインを採用した製品です。背面部にメッシュ素材を使用した回転椅子で、コンパクトサイズゆえに移動や収納も楽にできます。


背座一体のロッキング機能によって長時間座っていても疲れにくく、腰に優しいチェアです。また、座面高を405~480mmまで調整できるため、さまざまな体型の人にマッチします。




■本体価格(2023年8月時点)
¥12,900~(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。



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●TOKIO(トキオ) クッションメッシュチェア 肘無し

TOKIO(トキオ) クッションメッシュチェア

背もたれにメッシュ素材を用いたこちらの製品は、他のオフィスチェアと一線を画すボリューミーな座面が特徴です。厚さ85mmの座面は座り心地がよく、負荷も適切に分散してくれます。オプションで上下可動肘を取り付ければ、長時間のパソコン作業でも適度に腕を休ませられます。



■本体価格(2023年8月時点)
¥13,800~(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。



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TOKIO(トキオ) クッションメッシュチェア



背もたれにメッシュ素材を用いたこちらの製品は、他のオフィスチェアと一線を画すボリューミーな座面が特徴です。厚さ85mmの座面は座り心地がよく、負荷も適切に分散してくれます。オプションで上下可動肘を取り付ければ、長時間のパソコン作業でも適度に腕を休ませられます。




■本体価格(2023年8月時点)
¥13,800~(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。



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■おわりに

メッシュチェアにはメリットだけでなくデメリットもあるため、どちらも正しく理解したうえで製品を選ばなくてはなりません。導入の際には、背もたれの高さや座面の素材などに注目し、価格も比較しつつ選定を進めましょう。さまざまなオフィスの内装や使用シーンに合わせられるメッシュチェアを探しているなら、種類豊富な取り揃えが魅力のアスクルがおすすめです。




編集・文・画像:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局 
制作日:2023年8月31日

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