オカムラ シルフィー
okamura(オカムラ)の「シルフィー」は、独自の機能により体に負担がかかりにくく、パソコン作業にも向いていると好評のオフィスチェアです。本記事ではその特徴や選ぶ際のポイント、おすすめモデルなどについて、くわしく紹介します。
オカムラのシルフィーは、オフィスで働く様々な人それぞれに合ったオフィスチェアとして開発されました。そのために注目されたのが、背中の形状にある個人差です。
シルフィーの一番のポイントは、柔軟性が高く体にフィットするため、肩や腰への負担が軽減されることです。オフィスワークを快適にするための、様々な機能が備わっています。
背もたれのカーブの緩急が調節可能な「バックカーブアジャスト機構」、前傾機能付きのリクライニングシステムに加え、座面にも「3次元曲面&異硬度クッション」を採用。椅子との間に余計な隙間ができにくくすることで、快適な座り心地を持続できます。
シルフィーはカラー展開の豊富さも特徴のひとつです。シートの張地はオーソドックスな「プレーンニット」、コットンがミックスされた「インターロック」、火が付いても燃え広がりにくい「防炎クロス」の3種類あり、プレーンニットで11色、インターロックで10色、防炎クロスで3色のカラーバリエーションがあります。
さらに背面と座面の色を変えてバイカラーにしたり、張地は単色でも脚やボディフレームの色を変えたりすることも可能です。
オフィスチェアは目的やオフィスの雰囲気にあわせて選ぶことが重要です。シルフィーには特徴に応じた様々なバリエーションがあり、カスタム範囲も幅広くなっています。以下に、購入の際に参考にするとよいポイントを3点紹介します。
前述したように、シルフィーには他社のオフィスチェアではあまり見られない、以下のような機能が備わっています。
・バックカーブアジャスト機構
レバーを使ってカーブの緩急を2段階調整できる機能です。体型にあわせたフィット感を実現します。
・前傾機能付きのリクライニングシステム
リクライニング付きのオフィスチェアは、背もたれが後ろにのみ倒れるものが一般的です。一方、シルフィーの背もたれは、わずかに前に傾くようになっており、背面と連動して座面も傾きます。それにより、パソコン作業のような下を向く作業でも、腹部や腰への負担を和らげ、適切な姿勢を保てます。
・3次元曲面&異硬度クッション
座面は3種類の硬さの異なるウレタンを一体に成形しています。前方はやわらかめにして太ももへの圧迫を防ぎ、後方は硬めにすることで臀部をしっかりサポートします。また、お尻の形にぴったりフィットする3次元曲面のクッションにより、体の一部のみに負担がかかるのも防げます。
・柔軟性の高い背フレーム
丈夫さを求めるあまり、フレームや背もたれが硬いオフィスチェアも多いのですが、シルフィーは極限まで薄くした背フレームを使用し、柔軟性を高めています。それにより体の動きに背もたれが追従でき、快適なフィット感をもたらしてくれます。
・自在に調整できる座面
座面の高さや奥行きが体に合っていないと、むくみや膝裏の圧迫感の原因になるかもしれません。その点、シルフィーは座面の高さや奥行きが調整可能で、座面の高さは420~520mmまで、奥行きは50mm範囲で調節できます。
こうした特徴を把握した上で、他社のチェアとも比較し、購入を検討してください。
シルフィーには様々なオプションも用意されています。頭部を支える「ヘッドレスト」、上着などをかけられ120mmの範囲で高さ調節も可能な「ハンガー」、腰へのサポートを強化する「ランバーサポート」(メッシュのみ追加可能)、「肘置き」の四つです。
肘置きには調整ができない「デザインアーム」と、高さや角度を調整できる「アジャストアーム」の2種類があります。アジャストアームは肘置きの高さを最大100mm、前後は50mm調整でき、さらに角度も内外に20度ずつ変えられます。
また背面サイズも基本形の「ハイバックタイプ」、背もたれが低めでコンパクトな「ローバックタイプ」、大型のヘッドレストが付いた「エクストラハイバックタイプ」の3種類あります。
業務内容や目的に応じて、必要なオプションや適した背面サイズを選ぶことで、よりカスタマイズ性が高まります。
シルフィーはカラーバリエーションが豊富なことも魅力です。先述したプレーンニットは発色がよく、黒やグレーなどの基本的なカラー以外に、ライムグリーンなどのビビッドなカラーも展開しています。
一方、インターロックはコットンが混ざっているため自然な風合いで、プレーンニットに比べると落ち着いた色合いが多くなっています。
さらに、ボディのフレームやシート、脚などパーツごとにカラーを設定でき、背もたれと座面の色も変えられます。オフィスの雰囲気に合ったカラーを選ぶとよいでしょう。
ここからは、オフィス向け事務用品ネット通販サイト「アスクル」でのシルフィーの人気モデルや、おすすめのモデルを紹介します。気になった商品があれば、ぜひアスクルでチェックしてみてください。
小柄な人にも適したローバックタイプの、オーソドックスなオフィスチェアです。シルフィーの他モデルと比べると、お求めやすい価格でコストを抑えて導入できます。肘かけなしのタイプは会議室やフリーアドレスのデスクなど、流動性の高い環境にもおすすめです。また、視界を妨げにくいので、デスクが混み合ったオフィスにも適しています。
メッシュタイプのものは通気性がよく、カラー展開が豊富なのもポイントです。一方、クッションタイプのものは、背中と腰をしっかりサポートします。クッションは布張りなので温かみがあり、オフィスの雰囲気から浮かず自然になじみます。
<肘かけなしタイプ>
<肘かけありタイプ>
■本体価格(2023年8月時点)
<肘かけなしタイプ>
メッシュ:¥83,930~(税込)
クッション:¥68,077~(税込)
<肘かけありタイプ>
メッシュ:¥110,660~(税込)
クッション:¥93,078~(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。
しっかり背中をサポートしてくれる、ハイバックタイプのオフィスチェアです。バックカーブアジャスト機構でカーブの具合を変えることで、より高いフィット感を実現しつつ、メッシュの背面により通気性も保てます。
バックカーブアジャスト機構や前傾機能付きのリクライニングシステム、3次元曲面&異硬度クッションといったシルフィーならではの機能はすべて備えており、アジャストアームが付いているタイプもあります。アジャストアームは肘置きの高さや角度を調節できるため、デスクワークの際の肘や肩への負担を軽減できます。
<肘かけなしタイプ>
<肘かけありタイプ>
■本体価格(2023年8月時点)
<肘かけなしタイプ>
メッシュ:¥88,550~(税込)
クッション:¥103,620~(税込)
<肘かけありタイプ>
メッシュ:¥109,120~(税込)
クッション:¥90,806~(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。
頭や首を支えられる大型ヘッドレスト付きの、ハイバックタイプのオフィスチェアです。背もたれがクッションタイプのものとメッシュタイプのものがあり、クッションタイプは耐久性が高く、しっかりサポートされている感覚があるのがポイントです。メッシュタイプは、メッシュのやわらかい素材で頭部までしっかり体にフィットしてくれます。
外回りなどが少ない業務で、通気性が気にならない場合は、クッションタイプを選んでもよいでしょう。ヘッドレストは後付けもできるため、コストを抑えて導入したいなら、まずはハイバックタイプを購入し、後日ヘッドレストの購入を検討してもよいかもしれません。
高い機能を持ちながら軽妙でシンプルなデザインなので、どんなオフィスにもなじみやすいのも魅力です。他社のオフィスチェアに比べるとやや小ぶりなサイズ感も、無駄がなく体にフィットしやすいと好評です。
■本体価格(2023年8月時点)
メッシュ:¥111,713~(税込)
クッション:¥105,171~(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。
白や黒のボディがおしゃれな、ハイタイプのオフィスチェアです。高さがあるため、フリーアドレスのオフィスのカウンターや、テレワークボックスに使用するチェアとしてもおすすめです。ローバックやハイバックなどの種類も豊富で、材質もメッシュとクッションがあります。インテリアとしてもオフィスにアクセントをプラスする、近未来的なモダンなデザインも魅力です。
<ローバックタイプ>
<ハイバックタイプ>
■本体価格(2023年8月時点)
<ローバックタイプ>
メッシュ:¥139,920~(税込)
クッション:¥131,450~(税込)
<ハイバックタイプ>
メッシュ:¥145,860~(税込)
クッション:¥137,170~(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。
オカムラのシルフィーには様々なバリエーションがあるので、仕事内容や目的、オフィスの雰囲気にあわせて適したものを選びましょう。アスクルでもシルフィーのオフィスチェアを多数取り扱っています。ご興味がある方はぜひチェックしてみてください。
オカムラ株式会社 シルフィー 製品情報はこちら
編集・文・画像:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局
制作日:2023年8月31日
2016年11月17日のリニューアル前の旧コンテンツは
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