デスクワークが多い職種にとって、オフィスチェアは職場の快適さを左右する重要なポイントです。「座り心地はもちろん、デザインにもこだわったオフィスチェアを導入したい」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。
この記事では、オフィスチェアを展開する人気のブランドに触れながら、おすすめの商品を紹介します。また、使用素材や機能性など、自社に合った快適なオフィスチェアの選び方をまとめました。
どのオフィスチェアを導入するべきか悩んでいるときは、まずオフィス家具を展開する人気のブランドを知るとよいでしょう。ブランドの概要やコンセプトなどを知ることで、自社に合った製品を選びやすくなります。
「コクヨ株式会社」は、1905年創業の老舗家具メーカーです。チェアやデスクをはじめとするオフィス家具を幅広く展開しており、オフィス家具メーカーといえばコクヨを連想する人も多いのではないでしょうか。コクヨは商品の導入を検討している企業などに向けて、実際にオフィス家具を見たり、触ったりできるショールーム・ライブオフィスを設置しています。
またコクヨは働く場だけでなく、オフィス家具を通じて企業の働き方をサポートする企業でもあります。空間ディレクション、インテリアデザイン、働き方改革コンサルティングなど、ワークプレイスに関するさまざまなスキルを持つプロフェッショナル集団です。
「株式会社イトーキ」は、『明日の「働く」を、デザインする。』をコンセプトにさまざまなオフィス家具を取り扱う企業です。1890年に創業して以来、企業の成長や従業員の生産性に貢献できるような、オフィス空間を提案してきました。オフィス家具の製造・販売だけでなく、オフィス移転・リニューアル、働き方改革のためのオフィスレイアウトや家具の提案なども行っています。
イトーキの特徴は、環境づくりを通して企業の新しい働き方を提案することです。またイトーキはオフィスだけでなく、図書館や病院、市役所をはじめとする公共施設や自治体などの納入事例が豊富な企業でもあります。
「株式会社オカムラ」は1945年に創業した、オフィス家具全般を取り扱うブランドです。「豊かな発想と確かな品質で、人が活きる環境づくりを通して、社会に貢献する。」をミッションに、機能性・デザイン性に優れた家具を展開しています。
オカムラはオフィスチェアの評価が高く、「Contessa(コンテッサ)」「Baron(バロン)」など多数の人気シリーズを展開しています。また、店舗什器やセキュリティシステム、トイレブース、空間内装・音環境に関する製品なども扱っており、特に店舗什器は国内で多くのシェアを獲得しています。
「Ergohuman(エルゴヒューマン)」は、「株式会社 関家具」が手がける高機能チェアブランドです。チェアに特化したラインナップをそろえており、ユーザーの声を取り入れながら改良が続けられています。
エルゴヒューマンの特徴は、人間工学をもとに、デスクワークでかかる腰への負担を軽減するチェアを開発・設計していることです。「独立式ランバーサポート」という機能によって、ユーザーの体格・姿勢に応じて自動でポジションを調整し、抜群のフィット感を実現します。
「Herman Miller(ハーマンミラー)」はアメリカのミシガン州に本社を構える、老舗家具ブランドです。1923年に創業し、2023年に100周年を迎えました。20世紀半ばにモダン家具の代名詞として人気を集め、モダンクラシックな家具を得意としています。
現在はそれらに加え、現代的なインテリア家具、エレガントなデザインのデスク、人間工学に基づいたオフィスチェアなどを手がけています。特にオフィスチェアは洗練されたデザインと快適な座り心地が人気を集めており、機能性に優れたベーシックなチェアからユニークなワイヤーチェアまで、豊富なラインナップがそろっています。
「MERRY FAIR(メリーフェア)」は、1974年に設立したマレーシアのオフィス家具ブランドです。もともとはオフィス家具部品を扱うメーカーとして設立されましたが、1982年以降オフィスチェア完成品の製造や輸出を行うようになりました。
日本では主に「DELPHI(デルフィ)」と「POGO(ポゴ)」の2種類のチェアを販売しています。デルフィはイタリア製本革を使用した高級感あふれる佇まいが人気を集めており、POGOは従来のオフィス家具とは異なる鮮やかなカラーが特徴です。メリーフェアのオフィスチェアはどちらもデザイン性が高く、オフィスをおしゃれで居心地のよい空間に導いてくれます。
「プラス株式会社」は、オフィス家具や文具、事務用品、オフィス環境の施工などを手がけるファニチャーカンパニーです。「新しい価値で、新しい満足を。」を理念として、快適で楽しくスマートな仕事空間・生活文化を実現する商品やサービスを提供しています。
プラスの特徴は、使用シーンに合わせたさまざまな種類のオフィスチェアを展開していることです。情報端末の操作に適したミーティングチェア、長時間の執務用など、目的に合った製品を導入できます。
ここでは上記で紹介した人気ブランドのなかから、特におすすめのオフィスチェアを紹介します。ブランドの代表的な商品を知りたい人は参考にしてください。
コクヨの「ing(イング)」は、360°のグライディングによりさまざまな体の動きに柔軟に対応するオフィスチェアです。カラーバリエーションが豊富なためオフィスの雰囲気に合わせやすく、空間のアクセントにもぴったりです。
■本体価格(2023年10月時点)
¥96,096(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。
コクヨの「ing(イング)」は、360°のグライディングによりさまざまな体の動きに柔軟に対応するオフィスチェアです。カラーバリエーションが豊富なためオフィスの雰囲気に合わせやすく、空間のアクセントにもぴったりです。
■本体価格(2023年10月時点)
¥96,096(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。
イトーキの「SALIDA(サリダ)」は、コスト重視のコンパクトモデルからエラストマー素材のデザインモデルまでさまざまなグレードがあります。特に、ベストセラーモデル「YL5」は価格と性能のバランスがよく、オフィスに導入しやすいでしょう。
■本体価格(2023年10月時点)
¥17,900(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。
イトーキの「SALIDA(サリダ)」は、コスト重視のコンパクトモデルからエラストマー素材のデザインモデルまでさまざまなグレードがあります。特に、ベストセラーモデル「YL5」は価格と性能のバランスがよく、オフィスに導入しやすいでしょう。
■本体価格(2023年10月時点)
¥17,900(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。
オカムラの「Sabrina(サブリナ)」は、しなやかでしっかりとした座り心地が魅力のオフィスチェアです。イタリアのデザイン会社「イタルデザイン」が意匠を手がけており、美しいフォルムが人気を集めています。また、背もたれにはリングフレーム構造を採用し、背中にフィットしてくれます。
■本体価格(2023年10月時点)
¥147,840(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。
オカムラの「Sabrina(サブリナ)」は、しなやかでしっかりとした座り心地が魅力のオフィスチェアです。イタリアのデザイン会社「イタルデザイン」が意匠を手がけており、美しいフォルムが人気を集めています。また、背もたれにはリングフレーム構造を採用し、背中にフィットしてくれます。
■本体価格(2023年10月時点)
¥147,840(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。
エルゴヒューマンの「PRO2 High」は、座り心地を追求したワンランク上のオフィスチェアです。エルゴヒューマンの特徴である独立式のランバーサポートを搭載し、デスクワークにありがちな腰への負担を軽減します。また、座面前傾チルト機能により、姿勢崩れを防ぐ効果も期待できます。
■本体価格(2023年10月時点)
¥132,000(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。
エルゴヒューマンの「PRO2 High」は、座り心地を追求したワンランク上のオフィスチェアです。エルゴヒューマンの特徴である独立式のランバーサポートを搭載し、デスクワークにありがちな腰への負担を軽減します。また、座面前傾チルト機能により、姿勢崩れを防ぐ効果も期待できます。
■本体価格(2023年10月時点)
¥132,000(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。
ハーマンミラーの「Aeron Chair(アーロンチェア)」は、仙骨部を支え、背骨のS字形状を維持する「ポスチャーフィットSL」を完備しています。座り方に関わらず、どんなときでも正しい姿勢・バランスを保つことができ、長時間のデスクワークでかかる体への負担を軽減します。
■本体価格(2023年10月時点)
¥299,900(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。
ハーマンミラーの「Aeron Chair(アーロンチェア)」は、仙骨部を支え、背骨のS字形状を維持する「ポスチャーフィットSL」を完備しています。座り方に関わらず、どんなときでも正しい姿勢・バランスを保つことができ、長時間のデスクワークでかかる体への負担を軽減します。
■本体価格(2023年10月時点)
¥299,900(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。
メリーフェアの「POGO(ポゴ)」は、可愛らしいフォルムが特徴のオフィスチェアです。シンプルなブラックやオフィスに馴染みやすいトープ、存在感のあるディープレッド、マスタードと、さまざまなカラーバリエーションがそろっており、カジュアルなオフィスへの導入に向いています。
■本体価格(2023年10月時点)
¥29,098(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。
メリーフェアの「POGO(ポゴ)」は、可愛らしいフォルムが特徴のオフィスチェアです。シンプルなブラックやオフィスに馴染みやすいトープ、存在感のあるディープレッド、マスタードと、さまざまなカラーバリエーションがそろっており、カジュアルなオフィスへの導入に向いています。
■本体価格(2023年10月時点)
¥29,098(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。
プラスの「Presea(プリセア)」は座る人を選ばない、シンプルかつ上質なオフィスチェアです。人の体を広い面で支えるため耐圧が分散され、デスクワークの快適性を向上します。見た目やコストパフォーマンスはもちろんのこと、座り心地のよさを追求した長く安心して使える製品です。
■本体価格(2023年10月時点)
¥52,166(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。
プラスの「Presea(プリセア)」は座る人を選ばない、シンプルかつ上質なオフィスチェアです。人の体を広い面で支えるため耐圧が分散され、デスクワークの快適性を向上します。見た目やコストパフォーマンスはもちろんのこと、座り心地のよさを追求した長く安心して使える製品です。
■本体価格(2023年10月時点)
¥52,166(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。
人気のオフィスチェアの種類を押さえたら、次は自社に合ったオフィスチェアを選ぶ方法を知りましょう。オフィスチェアは、使用素材と背もたれの高さ、機能性に着目して選定することが大切です。
オフィスチェアに使われている主な素材は、ファブリック、メッシュ、レザーなどです。ファブリックとは布生地の総称で、リーズナブルで耐久性が強い特徴があります。またメッシュは網目状に張られた素材を指し、通気性に優れて蒸れにくいことがメリットです。レザーは汚れに強く、高級感のあるおしゃれな見た目に仕上がります。
このように、オフィスチェアは素材によって異なる特徴があります。デザイン性を重視したい場合はレザーを、通気性を確保したい場合はメッシュを選ぶなど、素材が持つ機能性や質感にも着目しましょう。
背もたれの高さは、主にハイバックとローバックの2種類があります。ハイバックは背もたれを高く設計し、肩甲骨の上まで背中を広くサポートするタイプです。一方、ローバックは背もたれを低く設計したコンパクトなタイプを指します。
ハイバックは長時間座っても疲れを感じづらく、また大柄な人でもゆったり座れることが特徴です。ローバックはリーズナブルな値段のものが多く、狭いスペースでも配置できます。予算や使い方などに合わせて、適切な背もたれの高さを選びましょう。
オフィスチェアはリクライニングやランバーサポート、アームレストなどの機能があります。これらは座り心地を向上したり、体の負担を軽減したりするものです。たとえば、リクライニングはシートを後方に倒せる機能で、休憩や仮眠の際などに役立ちます。また、ランバーサポートは背もたれに設置して姿勢をサポートする機能のことです。
ブランドによってはオプションで追加でき、またモデルで選べるケースもあります。デスクワークが多い職種はランバーサポートを導入するなど、機能も含めて検討しましょう。
人気のオフィスチェアブランドは、コクヨやイトーキ、オカムラ、エルゴヒューマン、ハーマンミラー、メリーフェア、プラスなどです。機能的でありながらデザインにもこだわった高品質な製品が多いため、これらを参考に製品を検討するとよいでしょう。
とはいえ、いくつかの製品を比較する際、複数のサイトをまたぐと手間がかかりやすいものです。人気ブランドのオフィスチェアを購入するなら、本記事で紹介した製品がそろっているアスクルがおすすめです。
編集・文・画像:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局
制作日:2023年10月30日
2016年11月17日のリニューアル前の旧コンテンツは
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