職場の雰囲気は従業員の労働生産性に影響を与える重要な要素です。本記事では職場の雰囲気を悪化させる原因と、職場の雰囲気を改善する具体的なアイデアについて解説します。職場の雰囲気改善に向けて取り入れたいオフィス家具も紹介しますので、参考にしてください。

■雰囲気の悪い職場、原因はコミュニケーション不足？

職場の雰囲気を悪化させる要因はさまざまですが、その中でも多くの企業で問題となっているのが社内コミュニケーションの不足です。とくに近年は働き方改革の推進や新型コロナウイルス感染症の影響を受けてテレワーク制度が普及し、それに伴って直接的なコミュニケーションが減少している企業が少なくありません。

コミュニケーション不足は部門横断的な情報共有や業務連携を阻害し、労働生産性の低下や意思疎通の食い違いを招く要因となります。それによって従業員エンゲージメントが低下すると、離職率や定着率の悪化につながりかねないため、早急な改善に取り組まなくてはなりません。

■コミュニケーションを増やす、職場の雰囲気改善アイデア

職場の雰囲気を改善するには、社内でのコミュニケーションの活性化が欠かせません。そのためには従業員同士の交流が自然と生まれるオフィス環境を整備する必要があります。ここではすぐにできる改善アイデアを5つ紹介します。

●座席配置やレイアウトを工夫する

コミュニケーションの活性化を図るためには、座席の配置やオフィスのレイアウトを見直すことが重要です。たとえばデスクのレイアウトを向かい合わせで設置している場合、対面のコミュニケーションが取りやすい反面、視線が気になって仕事に集中できないという声も少なくありません。そのような場合にはデスクをジグザグに配置し、向かい合わせのストレスを軽減しつつも、自然と目が合う動線を意識するといった工夫が必要です。

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●オフィスの緑化を行う

職場の雰囲気を良好に保つためには、オフィスのグリーン化（緑化）も有効です。フェイクグリーンであっても緑に囲まれたオフィス環境は、ストレスの緩和やリラックス効果とともにコミュニケーションの活性化が期待できます。また、観葉植物は水やりなどの手間が掛かるものの、植物の育成を通じて従業員同士の交流が生まれる可能性があります。

関連記事：オフィスグリーンにおすすめの植物10選! 緑化で得られる効果とは?

●マグネットスペースを設置する

社内コミュニケーションの活性化と職場の雰囲気改善を推進する場合、取り入れたい手法のひとつがマグネットスペースの設置です。マグネットスペースとは、磁力みたいに引き寄せられるように人が集まる空間のことです。たとえば自動販売機やコピー機など人が集まりやすい場所に複数人が着座できるソファやデスクを配置することで、従業員同士のコミュニケーションが生まれる可能性が高まります。また、カフェスペースやリフレッシュスペースを設けるのもおすすめです。

●「立ち会議」を採用する

従業員同士の交流を創出する有効な手段として挙げられるのが立ち会議の採用です。立ち会議とは、着座しない会議や打ち合わせを意味し、スタンディングミーティングとも呼ばれます。立ち会議は比較的小規模な会議に適しており、会議室の予約や確保、メンバー間のスケジュール調整といった手間を省力できる点がメリットです。また、フランクな雰囲気で会議を進行できるので、参加者同士の気軽なコミュニケーションが生まれる可能性が高いです。

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●個室ブースを導入する

コロナ禍を経て、テレワークやハイブリッドワークが一般的になった現在では、非出社の従業員とのコミュニケーションも考慮しなくてはなりません。一般的にはWeb会議システムの活用が有効ですが、そのためには周囲の視線や雑音を気にせずWeb会議を進行できるスペースが必要であり、個室ブースの導入が推奨されます。個室ブースはWeb会議用のみならず、集中力が問われる作業を行う際の集中ブースとしても活用できるため、生産性の向上も期待できます。

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■職場の雰囲気改善へ！いま取り入れたいオフィス家具8選

設置するオフィス家具によって職場の雰囲気は大きく変わります。ここでは職場の雰囲気の改善に役立つオフィスアイテムを紹介します。

●気軽に集まれるスペースづくりに

職場の雰囲気改善には社内コミュニケーションの活性化が不可欠であり、マグネットスペースやカフェスペースなどの人が集まれる場所が求められます。そこでおすすめしたいのが以下に挙げるアイテムです。

宮武製作所 MaD 3.14 ハイテーブル

well-be ハイチェア

東谷 カフェテーブル ダリオ

B.Bファニシング NOVEMBER（ノーベンバー） 1Pソファー

トーカイスクリーン ブラックフレームパーティション

日比谷花壇 パキラ8号

●Web会議ブース・集中スペースづくりに

テレワークやハイブリッドワークなどのリモート型の労働環境において、一定以上の生産性を確保するためにはWeb会議ブースや集中スペースの設置が必要です。ここではオンライン上のコミュニケーションを想定したアイテムを2つピックアップしました。

タック販売 Pao Pencil MEET2 ブース

オカムラ ジャスタステーブルブース

■おわりに

職場の雰囲気の悪化には、社内コミュニケーションの不足が大きく関係しています。オフィスの雰囲気を改善するためには、「座席の配置やレイアウトの工夫」「オフィスの緑化」「マグネットスペースの設置」「立ち会議の採用」「個室ブースの導入」といった対策が求められます。
また、ハイテーブルやカフェテーブル、リラックスできるソファ、集中ブースといったアイテムの設置も明るい雰囲気の職場づくりに欠かせません。

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編集・文・画像：アスクル「みんなの仕事場」運営事務局　
制作日：2024年2月26日