介護用ベッドサイドテーブルはどう選ぶ? プロ向けおすすめ8選
介護施設の新設・リニューアルに伴い、新たに介護用テーブルを購入する際は、どのような点に注意して商品を選べばよいのでしょうか。ベッド上で食事や読書、書き物などの作業をする場合には、サイドテーブルがあると快適性が向上します。施設環境、利用シーンに適したベッドサイドテーブルを選ぶ際の参考にしてください。
■【プロ向け】介護用ベッドサイドテーブルの選び方
ベッドサイドテーブルは、ベッドの横などに設置して使うコンパクトなテーブルのことです。介護施設や病院では、多くの時間をベッド上で過ごす方が大半です。サイドテーブルの役割は、病気やケガによってベッドからの移動が困難な方の生活をサポートすることです。
介護施設や病院などで使うベッドサイドテーブルを選ぶ際には、利用者が安全に利用できることと利便性を考慮して選びましょう。商品選日の具体的なポイントは「テーブルの種類」「安全性」「高さ調節機能の有無・種類」の3点に着目することが大切です。
●テーブルの種類で選ぶ
介護用ベッドサイドテーブルは、片脚タイプの「サイドテーブル」、両脚タイプの「オーバーベッドテーブル」、ベッドのサイドレールに乗せて固定する「オーバーテーブル（アジャストテーブル）」、ベッドに腰をかけたままの姿勢で利用できる「リハビリテーブル」といった4つの種類があります。
種類ごとの特長やメリット・デメリットを十分に把握したうえで、用途や目的、施設の環境、利用者の状態に適した商品を選択することが大切です。
サイドテーブル（片脚タイプ）
テーブルの片側に脚が付いたタイプは、ベッドを壁際に配置している場合でも出し入れしやすいのがメリットです。医療用品のメーカーの介護向け商品が充実しているため、利用シーンに適したものを選びやすいのもポイントです。車いすで利用する際も、テーブルの脚が干渉しないため快適に使用できます。ただし、安定性に欠ける場合があるので注意が必要です。
オーバーベッドテーブル（両脚タイプ）
両サイドにキャスター付きの脚が付いたオーバーベッドテーブルは、ベッドをまたぐように設置して使います。安定性に優れ、ベッドからの起き上がりが困難な方でも背を起こすだけで使用できます。高さを変える際は、両サイドの脚を調節しなければならないため、片脚タイプのサイドテーブルと比べると手間がかかるかもしれません。
オーバーテーブル（アジャストテーブル）
オーバーテーブルは、ベッドのサイドレールに取り付けるサイドテーブルです。ベッドの大きさにあわせて幅を調節できるほか、食事や軽作業の際に素早く取り出せるなど利便性にも優れています。軽量で安定感があるものの、サイドレールに載せるため高さは変えられません。
リハビリテーブル
リハビリテーブルは、ベッドサイドだけでなく車いすに座ったままでも利用できます。天板が身体にフィットする形になっているため、肘で上体を支えやすく、自力で座位を維持するのが困難な方のサポートに役立ちます。食事や軽作業、リハビリテーションなど、幅広いシーンに使えるのもメリットです。デメリットとしては、商品の種類が少ないことと、上体を起こす姿勢を取れない人には使えないことがあります。
●高さ調節機能の有無や種類で選ぶ
高さ調節の有無を選ぶだけでも、選択肢の幅は大きく変わります。あらゆる利用シーンに対応しやすいのは、昇降機能があるテーブルです。昇降機能の種類には、手動式・ガス式・電気式の3つがあります。
この中で、もっともスムーズに高さ調節できるのは電気式ですが、コストが高くなりがちです。コストと使いやすさのバランスを考えるなら、ガス式が適しています。また、コストをできる限り抑えたい場合には手動式を選ぶのもひとつの方法です。しかし、高さの調節時に手間がかかるため、あまりおすすめできません。
利用者の多い介護施設や病院といったプロの現場で利用する場合は、スタッフにかかる負担なども考慮して、ガス式もしくは電気式の購入を前向きに検討してみましょう。
●安全性で選ぶ
使用後のトラブルを防ぐためにも、利用者の安全を確保できる商品を選びましょう。キャスターにストッパーが付いていなと、体重をかけたときにテーブルが動いてしまい、転倒につながるリスクがあります。また、利用者がケガをしないよう、テーブル角が丸みを帯びていること、あるいはゴムなどで保護されていることを確認することも大切です。
■種類別！介護用ベッドサイドテーブルおすすめ8選
介護施設や病院といったプロの現場でサイドテーブルを使用する際は、耐久性に優れていることも商品を選ぶ際の重要なポイントです。おすすめの商品を種類別にピックアップしてまとめたので、ぜひ参考にしてください。
●サイドテーブル（片脚タイプ）
林製作所 ガス圧式昇降テーブル
ガス圧により無段階で高さを変えられるため、利用者にあわせた調節が可能です。コの字型フレームが採用されているので、車いすに座ったまま使用できます。天板の角が丸く削られていることに加え、キャスター4個のうち2箇所にストッパーが付いているなど、安全性に配慮された商品です。
■本体価格（2024年2月時点）
￥21,500（税込み）
ガス圧により無段階で高さを変えられるため、利用者にあわせた調節が可能です。コの字型フレームが採用されているので、車いすに座ったまま使用できます。天板の角が丸く削られていることに加え、キャスター4個のうち2箇所にストッパーが付いているなど、安全性に配慮された商品です。
■本体価格（2024年2月時点）
￥21,500（税込み）
アテックス ベッドサイドテーブル
ベッドサイドからセットでき、キャスター4個のうち2箇所にストッパーが付けられています。大きめサイズでゆったりと使える天板の周りには浅い縁があり、飲み物などをこぼしても、床や寝具を汚しにくいのが特長です。高さはガス式で調節でき、天板の角も丸みを帯びた仕上がりになっています。
■本体価格（2024年2月時点）
￥20,500（税込み）
ベッドサイドからセットでき、キャスター4個のうち2箇所にストッパーが付けられています。大きめサイズでゆったりと使える天板の周りには浅い縁があり、飲み物などをこぼしても、床や寝具を汚しにくいのが特長です。高さはガス式で調節でき、天板の角も丸みを帯びた仕上がりになっています。
■本体価格（2024年2月時点）
￥20,500（税込み）
睦三 ベッドサイドテーブル
ベッドサイドだけでなく、車いすに座ったままでも使いやすいサイドテーブルです。昇降は無段階に調節できるガス式が採用されていて、キャスター付きで移動もスムーズです。
■本体価格（2024年2月時点）
￥33,220（税込み）
ベッドサイドだけでなく、車いすに座ったままでも使いやすいサイドテーブルです。昇降は無段階に調節できるガス式が採用されていて、キャスター付きで移動もスムーズです。
■本体価格（2024年2月時点）
￥33,220（税込み）
プラッツ 昇降式ベッドサイドテーブル
天板がぐらつきにくく、耐荷重も30kgあるため安定感があります。ベッド等との挟み込み事故を防ぐ安全機構も搭載されています。 天板には、熱や水分に強く、傷の付きにくいメラミン化粧板を採用しています。キャスター4つのうち2箇所にストッパーが付けられています。
■本体価格（2024年2月時点）
￥39,340（税込み）
天板がぐらつきにくく、耐荷重も30kgあるため安定感があります。ベッド等との挟み込み事故を防ぐ安全機構も搭載されています。 天板には、熱や水分に強く、傷の付きにくいメラミン化粧板を採用しています。キャスター4つのうち2箇所にストッパーが付けられています。
■本体価格（2024年2月時点）
￥39,340（税込み）
●オーバーベッドテーブル（両脚タイプ）
アテックス アーチ型フリーデスク
天板が広々としていて、書き物などの作業もスムーズに行えます。天板は身体のラインに沿うカーブで使いやすい形状となっており、高さは4段階で調節することが可能です。幅もベッドにあわせて細かく調節できます。移動に便利なキャスターは4つで、そのうち2箇所にはストッパーがあり、安心して利用できます。
■本体価格（2024年2月時点）
￥16,800（税込み）
天板が広々としていて、書き物などの作業もスムーズに行えます。天板は身体のラインに沿うカーブで使いやすい形状となっており、高さは4段階で調節することが可能です。幅もベッドにあわせて細かく調節できます。移動に便利なキャスターは4つで、そのうち2箇所にはストッパーがあり、安心して利用できます。
■本体価格（2024年2月時点）
￥16,800（税込み）
●オーバーテーブル（アジャストテーブル）
プラッツ オーバーテーブル
面積が広く腕を置きやすい天板が姿勢保持をサポートしてくれる製品です。幅の調節にも対応しており、90cm/83cm幅のプラッツ社製ベッドに適しています。ベッドのフットボードにかけて収納できるのもポイントです。
■本体価格（2024年2月時点）
￥16,390（税込み）
面積が広く腕を置きやすい天板が姿勢保持をサポートしてくれる製品です。幅の調節にも対応しており、90cm/83cm幅のプラッツ社製ベッドに適しています。ベッドのフットボードにかけて収納できるのもポイントです。
■本体価格（2024年2月時点）
￥16,390（税込み）
●リハビリテーブル
日進医療器 ライフケアテーブル
座位での姿勢維持が困難な方でも安心して使用できるサイドテーブルです。肘をついて前傾姿勢を取りやすいため、上半身が安定しやすくなります。使用しないときは、テーブルを立ててコンパクトに収納できます。間口が広いので、車いすで使用することも可能です。
■本体価格（2024年2月時点）
￥58,080（税込み）
座位での姿勢維持が困難な方でも安心して使用できるサイドテーブルです。肘をついて前傾姿勢を取りやすいため、上半身が安定しやすくなります。使用しないときは、テーブルを立ててコンパクトに収納できます。間口が広いので、車いすで使用することも可能です。
■本体価格（2024年2月時点）
￥58,080（税込み）
フィフティ・ヴィジョナリー 採血・食事用テーブル
広い天板で採血や簡易食事の際に利用できます。手軽に移動できるキャスター付きで、2箇所にストッパーが付いています。天板には、汚れが付きにくいメラミン合板が仕様されているので、清潔に使用できるのも利点です。
■本体価格（2024年2月時点）
￥29,700（税込み）
広い天板で採血や簡易食事の際に利用できます。手軽に移動できるキャスター付きで、2箇所にストッパーが付いています。天板には、汚れが付きにくいメラミン合板が仕様されているので、清潔に使用できるのも利点です。
■本体価格（2024年2月時点）
￥29,700（税込み）
■おわりに
介護用ベッドサイドテーブルを選ぶ際は、種類ごとのメリットやデメリットを正しく理解したうえで、施設環境や利用者様に適した商品を選ぶことが大切です。購入する商品を比較検討する際は、形状や機能、安全面などを必ずチェックしましょう。
備品の入れ替えなどで大量のサイドテーブル購入する場合は、アスクルが提供するまとめ買いサービスが便利です。納期の調整や在庫の確認などは、WEB・FAXの双方で受け付けているので、ぜひお問い合わせください。
編集・文・画像：アスクル「みんなの仕事場」運営事務局
制作日：2024年3月5日
2016年11月17日のリニューアル前の旧コンテンツは
こちらからご確認ください。
