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リフレッシュルームとは? 導入効果・事例とレイアウトのコツ

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リフレッシュルームとは


「オフィスにリフレッシュルームの導入を検討しているけれど、従業員は利用してくれるだろうか?」と不安に思う企業担当者の方は多いのではないでしょうか。この記事では快適なリフレッシュルームを作るレイアウトのコツや企業の事例、おすすめのオフィス家具などをご紹介するので、ぜひ参考にしてください。





■リフレッシュルームとは?

リフレッシュルームとは、オフィス内に設けられた、社員が休憩や気分転換、コミュニケーションなどを行うための多目的スペースです。従来の休憩室とは異なり、リラックスできる空間づくりや、多様な用途への活用が重視されているのが特徴です。

利用目的やオフィスの広さなどに応じて家具選びやゾーニングを工夫することで、社内研修や歓迎会などのためのスペースとしても活用できます。



●リフレッシュルームが注目される背景

近年、オフィスにおけるリフレッシュルームが注目されている背景には、主に以下の2つの理由が挙げられます。

まずは業務中に集中力が途切れたとき、リフレッシュルームで気分転換をすることで集中力を回復できるからです。適度な休憩は、疲労回復やストレス軽減にも効果があり、結果的に生産性の向上につながると考えられています。

次の理由としては、コロナ禍でテレワークが一気に普及したことにより、雑談の重要性が再認識されていることが挙げられます。テレワークでは同僚とする雑談の機会が減少しがちですが、雑談は情報共有や新しいアイデアの発見、人間関係の構築など、さまざまな面で重要な役割を果たします。リフレッシュルームは、そのような雑談が生まれる場として期待されています。




■リフレッシュルームの導入で期待できる効果

リフレッシュルームの導入により、具体的には次の3つの効果が期待できます。



●生産性や業務効率の改善

オフィスにリフレッシュルームを導入してリラックスの時間を挟むことで、頭を切り替え、集中力して仕事に取り組めるようになります。仕事中のストレスは集中力や判断力の低下をもたらしますが、リフレッシュルームで心身を休めることはストレス軽減や疲労回復にも効果的です。それによって生産性が向上したり、創造的なアイデアが生まれやすくなったりするメリットもあります。



●従業員満足度の向上

快適なオフィス環境は従業員満足度の向上につながり、ひいては会社への帰属意識やモチベーションの向上、離職率の低下などさまざまなメリットをもたらします。社内にリフレッシュルームを設けている企業は、従業員の心身の健康に配慮しているとして社会的に評価される傾向にあります。それによって企業価値が高まれば、優秀な人材が集まりやすくなるなど採用活動の面でもプラスの効果が期待できます。



●社内コミュニケーションの活性化

リフレッシュルームは休憩やリラックスをする目的だけでなく、従業員同士がコミュニケーションを深める場としても有効です。部署を超えた交流や雑談を通しての情報交換が促進されると、新しいアイデアが生まれやすくなったり、情報共有不足によるトラブルが減ったりします。社内でのコミュニケーションが活発になれば、仕事での悩みを上司や同僚に相談する機会が増えて孤独感やストレスの解消につながり、メンタルヘルスへの悪影響を防ぐ上でも効果的です。また、仕事の緊張感から解放されたリラックスした環境では社員同士の距離が縮まりやすいため、親睦を深めやすいという特徴もあります。




■快適なリフレッシュルームを作るレイアウトのコツ

快適なリフレッシュルームを作る上では、いくつか押さえておくべきレイアウトのコツがあります。導入の効果を最大限に発揮できる、快適で従業員が自然と集まるリフレッシュルームを作るために、ここで紹介するコツを取り入れてみてください。



●目的に合った家具を導入する

家具や什器を選ぶ前の準備として、まずはリフレッシュルームの導入目的を明確にしておきましょう。快適なリフレッシュルームを作るためには目的に適った家具を配置することが大切です。

たとえば従業員がリラックス・気分転換できる場所にするなら、観葉植物を置いたり、ソファ席や靴を脱いで過ごせるスペースを設置したりしてくつろげるようにするとよいでしょう。

電話の音や雑談の声など騒音から離れて静かに仕事に集中できるスペースを設けたいなら、机を壁に沿って配置して周囲の視線を遮れるようにする、ソファの周りを背の高いパーテーションで囲むといった方法が考えられます。



●行き来しやすい場所に設置する

リフレッシュスペースを社員が自然と集まる場所にするためには、オフィス内での位置も重要です。たとえば執務スペースの隅などに設置すると、デスクからの距離が遠くなる人が出てきます。そうなればわざわざ時間を掛けて遠くまで移動しようという気持ちが起きにくくなるかもしれません。なるべく執務スペースの中心や人の出入りが多い入り口付近など、気軽に立ち寄れる場所に設置することを意識しましょう。



●執務室とはインテリアの雰囲気を変える



執務スペースとはインテリアの雰囲気を変えることで、従業員は仕事モードからリフレッシュモードへの心理的な切り替えを行いやすくなります。空間を区切る、壁紙の色や照明を変えるなどして視覚的に異なる環境を作り出すと効果的です。アロマオイルやBGMを工夫し、嗅覚や聴覚からも気分を切り替えられるようにするのもおすすめです。

●ドリンクやお菓子、雑誌などのアイテムをそろえる

リフレッシュスペースには無料のドリンクやお菓子などをそろえると従業員の満足度が高まります。それらを収納しておけるキャビネットやレンジボードなどの家具を設置し、電子レンジやポット、ドリンクサーバーなどを用意しておけば、より多くの人に利用してもらいやすくなります。仕事中はパソコンの画面を凝視して目に疲れが溜まっているため、休憩中はスマホから離れたいという人もいるはずです。雑誌や本、漫画などをそろえておけば、そのような人たちにも活用してもらえます。




■【企業事例】おしゃれなリフレッシュルームのレイアウト3選

ここからはリフレッシュルーム導入時の参考にしたい、おしゃれな企業のレイアウト事例・活用事例を3つピックアップしてご紹介します。



●株価が見られるモニターやゲーム機を設置

株式会社アシロ



弁護士と利用者をつなぐメディア事業を運営する株式会社アシロのリフレッシュルームには、自社の株価を見られるモニターや、コミュニケーションの手段としてゲーム機が置かれているなど独自の工夫が満載です。壁面は集中力を高め、リラックス効果が期待できるネイビーで統一されています。殺風景にならないようチェアーの色にオレンジやブルーなど鮮やかなカラーを採用しているのもポイントです。ちらっと視界に入る観葉植物も、目を休ませ、心を落ち着かせてくれる癒しの効果を発揮しています。


関連記事:▼エントランスや会議室でオリジナルのメッセージを発信する株式会社アシロの新オフィス[後編]



●オフの交流を促進するリフレッシュスペースを提供

リクルート「KUDANZAKA PORT PARK」オフィス



築60年のビルをリノベーションして作られたリクルートのオフィス「KUDANZAKA PORT PARK」には、従業員同士の交流を促進するためのリフレッシュスペースがあります。「ブレイク」と呼ばれるこのスペース内にはコンビニがあり、昼食を取ることができます。またキッチンも設置されており、お酒を交えた懇親会などの会食の場としても利用されています。壁一面をガラスにして彩光を確保し、天井を高くしたことで開放的で明るいスペースを実現しました。


関連記事:▼ヴィンテージビルでの最先端の働き方 ~リクルート「KUDANZAKA PORT PARK」オフィス[後編]



●時間帯で役割を変えるバースペースに改装

株式会社EVERRISE



デジタル広告事業などを運営する株式会社EVERRISEでは、限られた空間を有効に使うことで社内コミュニケーションの活性化につなげています。以前は休憩室とセミナールームを隔てていた壁を取り払って連続した空間にまとめ、多目的なバースペースとして改装しました。エリアごとに家具のテイストを変えることで仕切りを作らずともゆるやかなゾーニングを実現しています。
より利用頻度を高めてもらうための工夫として時間帯ごとに利用方法を変更しているのも特徴です。就業時間中は休憩や社員交流の場として、終業後はパーティースペースとして利用しているほか、セミナーや月1回の全社会議などにも活用されています。


関連記事:▼使用頻度の低いセミナールームをBarスペースに改装して社員満足UP! マルチ利用でセミナーもOKな両得オフィスづくり (株式会社EVERRISE オフィス訪問[2])




■リフレッシュルーム導入時に活用できるオフィス家具の例

ここからは、自社にリフレッシュルームを作る際に活用できるおしゃれなオフィス家具の具体例を、種類別に一覧でご紹介します。



●テーブル

アスクル マルチワークテーブル

アスクル マルチワークテーブル

直径80cmのシンプルな木目調の丸テーブルです。脚が十字型なので椅子をしまうときに邪魔になりません。天板の色と脚の色の組み合わせが異なる4色展開で、インテリアに応じて選べます。休憩はもちろん、打ち合わせやエントランスの待合スペースなどマルチに使えそうです。



■本体価格(2024年3月時点)
\11,900(税込)



→商品詳細はこちらから


アスクル マルチワークテーブル



直径80cmのシンプルな木目調の丸テーブルです。脚が十字型なので椅子をしまうときに邪魔になりません。天板の色と脚の色の組み合わせが異なる4色展開で、インテリアに応じて選べます。休憩はもちろん、打ち合わせやエントランスの待合スペースなどマルチに使えそうです。



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東谷 カフェテーブル

東谷 カフェテーブル

ソファと並べて使いたい落ち着いたブラウンのカフェテーブルです。ガラス天板がおしゃれでスタイリッシュな雰囲気を演出してくれます。高さ41.5cm、幅75cmと大きすぎないので、ちょっとした休憩スペースにもおすすめできます。天板下には雑誌などをしまっておけるので便利です。



■本体価格(2024年3月時点)
\8,586(税込)



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東谷 カフェテーブル



ソファと並べて使いたい落ち着いたブラウンのカフェテーブルです。ガラス天板がおしゃれでスタイリッシュな雰囲気を演出してくれます。高さ41.5cm、幅75cmと大きすぎないので、ちょっとした休憩スペースにもおすすめできます。天板下には雑誌などをしまっておけるので便利です。



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●椅子・ソファ

B.Bファニシング モダンクラブ 回転チェアー

B.Bファニシング モダンクラブ 回転チェアー

ヴィンテージ感のあるPUレザーを使った1人掛けの回転ソファです。黒いアイアン製の脚が都会的でシャープな印象を与えてくれます。360度に回転するため着席時に椅子を引く動作が必要なく、立ち座りがスムーズなほか床の傷みを軽減できるのもポイントです。座面にはホールド感があり、ゆったりくつろぎながら座れます。



■本体価格(2024年3月時点)
\17,380(税込)



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B.Bファニシング モダンクラブ 回転チェアー



ヴィンテージ感のあるPUレザーを使った1人掛けの回転ソファです。黒いアイアン製の脚が都会的でシャープな印象を与えてくれます。360度に回転するため着席時に椅子を引く動作が必要なく、立ち座りがスムーズなほか床の傷みを軽減できるのもポイントです。座面にはホールド感があり、ゆったりくつろぎながら座れます。



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東谷 ソファ

東谷 ソファ

リゾート感が漂う天然素材・アバカと天然木のミンディ材を使用した異素材コンビの南国風ファブリックソファです。アバカは耐久性に優れた繊維で、温もりのある質感が魅力。ミンディは古くから欧州で家具や楽器に使われてきた高級木材で、重厚感のある仕上がりとなっています。
1人掛け~3人掛けの3種類を展開しているため、用途に応じて使い分けられるように複数種類を組み合わせて配置するのもおすすめです。



■本体価格(2024年3月時点)
\41,266~84,504(税込)



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東谷 ソファ

リゾート感が漂う天然素材・アバカと天然木のミンディ材を使用した異素材コンビの南国風ファブリックソファです。アバカは耐久性に優れた繊維で、温もりのある質感が魅力。ミンディは古くから欧州で家具や楽器に使われてきた高級木材で、重厚感のある仕上がりとなっています。
1人掛け~3人掛けの3種類を展開しているため、用途に応じて使い分けられるように複数種類を組み合わせて配置するのもおすすめです。



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●収納

アスプルンド カフェキャビネット

アスプルンド カフェキャビネット

こちらのカフェキャビネットは天板が木製なので全体がブラックでもクールになりすぎず、温かみも感じられるデザインが特徴です。サイズは高さ1m、幅1.2mとコンパクトになっていて、さらに両開きの収納がついているので空間を有効活用できます。天板の下に空間があるため椅子を置いてカウンターとして利用することも可能です。



■本体価格(2024年3月時点)
\49,900(税込)



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アスプルンド カフェキャビネット

こちらのカフェキャビネットは天板が木製なので全体がブラックでもクールになりすぎず、温かみも感じられるデザインが特徴です。サイズは高さ1m、幅1.2mとコンパクトになっていて、さらに両開きの収納がついているので空間を有効活用できます。天板の下に空間があるため椅子を置いてカウンターとして利用することも可能です。



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\49,900(税込)




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アスプルンド システムシェルフ

アスプルンド システムシェルフ

棚4段のオープンタイプのシステムシェルフです。幅80cm、高さ約160cmで、雑誌や本の収納に活躍してくれそうです。ブラックのフレームに木目調の天板がついた装飾の少ないシンプルなデザインで、さまざまなインテリアともマッチします。収納はもちろん、執務スペースとリフレッシュスペースを区切る間仕切りとしても使えます。棚の段数やカラー、オプションパーツのバリエーションも多く、さまざまな使い方ができそうです。



■本体価格(2024年3月時点)
\34,000(税込)



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アスプルンド システムシェルフ



棚4段のオープンタイプのシステムシェルフです。幅80cm、高さ約160cmで、雑誌や本の収納に活躍してくれそうです。ブラックのフレームに木目調の天板がついた装飾の少ないシンプルなデザインで、さまざまなインテリアともマッチします。収納はもちろん、執務スペースとリフレッシュスペースを区切る間仕切りとしても使えます。棚の段数やカラー、オプションパーツのバリエーションも多く、さまざまな使い方ができそうです。



■本体価格(2024年3月時点)
\34,000(税込)




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●インテリア小物

アートクリエイション アレカパーム1.7

アートクリエイション アレカパーム1.7

消臭、抗菌効果のある光触媒を使用したアレカパームのフェイクグリーンです。高さ170cmと大人の背丈ほどあり、羽のような大きな葉は存在感が抜群です。1鉢置くだけで南国風のリラックス空間に様変わりします。本物の植物のように水やりや植え替えの手間が掛からないのがフェイクグリーンのメリットで、気軽にオフィスにグリーンを取り入れられます。



■本体価格(2024年3月時点)
\44,800(税込)



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アートクリエイション アレカパーム1.7



消臭、抗菌効果のある光触媒を使用したアレカパームのフェイクグリーンです。高さ170cmと大人の背丈ほどあり、羽のような大きな葉は存在感が抜群です。1鉢置くだけで南国風のリラックス空間に様変わりします。本物の植物のように水やりや植え替えの手間が掛からないのがフェイクグリーンのメリットで、気軽にオフィスにグリーンを取り入れられます。



■本体価格(2024年3月時点)
\44,800(税込)




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ユーパワー ウッド スカルプチャー アートネーチャー

ユーパワー ウッド スカルプチャー アートネーチャー

アートは気分転換や癒しの効果をもたらすことが知られており、快適なリフレッシュスペースを作る上でも活躍してくれます。こちらはハンドカービングとハンドブラッシュの手法で制作された木製の壁掛けパネルです。ガーベラの花びらは職人が一枚ずつ手彫りしており、精巧な美しさが際立ちます。派手すぎないので壁面のさりげない装飾におすすめです。



■本体価格(2024年3月時点)
\14,851(税込)



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ユーパワー ウッド スカルプチャー アートネーチャー



アートは気分転換や癒しの効果をもたらすことが知られており、快適なリフレッシュスペースを作る上でも活躍してくれます。こちらはハンドカービングとハンドブラッシュの手法で制作された木製の壁掛けパネルです。ガーベラの花びらは職人が一枚ずつ手彫りしており、精巧な美しさが際立ちます。派手すぎないので壁面のさりげない装飾におすすめです。



■本体価格(2024年3月時点)
\14,851(税込)




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■おわりに

従業員が心身ともに健康でいきいき働けるオフィスづくりを実現したいなら、リフレッシュルームの導入が効果的です。執務スペースとはインテリアを大きく変えて視覚的にも気分転換できるようにすることが、リラックス効果を高めるポイントとなります。軽食やドリンクを楽しみながら雑談できるカフェスペースを設けるのもおすすめです。



オフィス家具をまとめ買いしたい場合は、アスクルのオフィスづくりサービスが便利です。大量注文の在庫確認や納期調整も行っているので、Webから気軽に依頼してみてください。



アスクルオフィスづくりサービス「家具まとめ買いご相談」




編集・文・画像:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局 
制作日:2024年3月28日

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