みんなの仕事場 > オフィス家具の選び方 > オフィスにラウンジは必要?設置のメリットとレイアウト事例

オフィスにラウンジは必要?設置のメリットとレイアウト事例

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

オフィスにラウンジ


企業がオフィス内にラウンジを設置することで、さまざまなメリットがもたらされます。ただし、魅力あるラウンジにするには、設置の目的や効果などを事前に把握しておかなければなりません。この記事ではオフィスラウンジのメリットについて、具体的なレイアウト事例やオフィスラウンジに適した家具の紹介を含めて詳しく紹介します。







■オフィスラウンジとは?

ラウンジは一般的に、ホテルや空港に設置されるくつろげる雰囲気の多目的スペースを指します。一方、オフィスラウンジはより広い意味で使われます。テレワークやリモートワークの普及に伴い、オフィスの役割が大きく変化している中、職場にいながらリフレッシュできるオフィスラウンジを設置する企業が増えています。



●オフィスラウンジの目的

オフィスラウンジは、従業員が業務の合間にリラックスしたり気分転換したりすることを目的として設置されます。1人でくつろいだり、従業員同士でカジュアルなコミュニケーションを取ったり、チームでアイデア交換を行ったりと、まさに多目的スペースです。企業にとっては、従業員の柔軟な働き方を支援することで業務への好影響につなげるといった目的でも導入されます。



●オフィスラウンジの設置場所の例

オフィスラウンジの設置場所は特に決まりはありません。ただし、快適なスペースを確保するためには執務スペースと分離することが望ましいです。従業員が気軽に利用しやすいようフロアの中央に設置したり、開放的な空間を確保するために窓際に配置したりと、目的やオフィス環境によって適切な場所を選ぶ必要があります。




■オフィスにラウンジは必要?設置のメリット5つ

企業がオフィスラウンジを設置することで、コミュニケーションの活性化、従業員の創造性やエンゲージメントの向上、企業イメージのアップ、フレキシブルな空間の確保といったメリットが期待できます。



●社内のコミュニケーションが活性化する

従来のオフィスは従業員ごとに座席が固定されており、業務時間中のコミュニケーションは座席の近くの人に偏ってしまうという懸念がありました。オフィスラウンジを設置することで、他部門の従業員が自然に集まって交流できる空間が生まれます。何気ない雑談から新しいアイデアが生まれる可能性が高まるほか、チーム間の協力関係の強化も期待できます。



●生産性や創造性の向上が期待できる

従業員が気分転換したくても気軽にできない職場環境では、生産性やクリエイティビティの向上は期待できません。オフィスラウンジにカフェやソロワークスペースなどを併設することで従業員の気分転換を促せるようになり、それによって新しいアイデアが生まれやすくなります。また、環境を変えることで気分がリフレッシュされ、集中力の回復も期待できます。



●従業員エンゲージメントがアップする

キャリアアップを目的とした転職が活発に行われている中、企業に対する信頼や愛着を強める従業員エンゲージメントを向上させる施策が注目されています。オフィスラウンジの設置もその一環として実施することが可能です。
自由に使用できるラウンジを設けることで、結果的に従業員のウェル・ビーイング(心身の健康と幸福)に大きく貢献します。企業が風通しの良い職場環境を提供することで、従業員のストレスや疲労軽減につながり、心身ともに健康な状態をキープできます。厚生労働省の報告によると、このようなウェル・ビーイングの向上は生産性の向上につながるとされています。


参照元:厚生労働省「雇用政策研究会報告書」13ページ



●企業イメージが向上する

おしゃれで清潔感があるオフィスラウンジを設置することによって、オープンで革新的な企業イメージを発信できます。来訪者に企業の価値観をアピールでき、他社との差別化を図ることが可能です。 また、求職者に対するアピールポイントにもなるため、人材獲得にもつながります。気分転換やコミュニケーション促進の場を設けることで、離職率の低下も見込めます。



●オフィス空間をフレキシブルに活用できる

オフィスラウンジは、リフレッシュやランチ、ソロワーク、軽いミーティングなど、多目的に利用できるスペースです。ソファがあれば、来客対応スペースとしても役立ちます。また、ある程度の広さがあれば社内イベントや交流会などの会場としても有効利用できます。




■【目的別】 オフィスラウンジのレイアウトパターンと設置のポイント

オフィスラウンジは、設置する目的に応じてレイアウトを決めることが望ましいです。主な目的としては「コミュニケーションの促進」「業務効率の向上」「ストレス・疲労の軽減」などが挙げられます。それぞれに合うレイアウトのパターンとポイントを紹介します。



●コミュニケーション重視のレイアウト

コミュニケーション促進を目的とする場合は、距離感を意識したり、アイテムをプラスしたりすることがポイントです。


【おすすめのレイアウトパターン例】

・ワークスペースとは異なるカジュアルなテーブルとチェアを配置する
・ひと息つくための空間となるカフェスペースを設置する
・気分転換に役立つゲームや書籍を置く
・ワークスペースから離れた場所に設置する
・防音対策をして音のトラブルを防ぐ


●集中重視のレイアウト

集中できるような空間を設けたい場合は、周りを気にせず作業できるワークスペースとして活用できるようにすることで生産性の向上にも役立ちます。


【おすすめのレイアウトパターン例】

・1人掛けのソファを置いてパーソナルスペースを確保する
・ソロワークスペース用にパーテーションなどの仕切りを配置する
・コンセント付きのテーブルを配置するなどして電源やWi-Fiを整備する
・防音対策をして周囲の音を軽減する


●リフレッシュ重視のレイアウト

従業員のリフレッシュを目的とする場合は、リラックスアイテムを活用して癒しのある空間作りを重視します。


【おすすめのレイアウトパターン例】

・くつろげるソファを置く
・観葉植物やフェイクグリーンを配置する
・マッサージチェアやヨガマットなどのリラックスアイテムを充実させる
・アロマやヒーリングミュージックなどで五感を刺激してリラックスを促す




■魅力的なラウンジ空間を実現!企業のレイアウト事例5選


従業員の満足度が高い魅力的なオフィスラウンジを設置し、効果的に活用している企業の事例を紹介します。

●2つのラウンジ空間を目的別に設置したオフィス


LINE株式会社のオフィスには、目的の異なる2つのラウンジが設けられています。コミュニケーションラウンジでは、開放的な空間にカウンター席とテーブル席が設けられ、偶発的な交流が生まれやすいように設計されています。従業員の動線に近い出入り口付近に配置することで、偶発的なコミュニケーションが生まれやすくしている点が特徴です。 もうひとつのワークラウンジでは、落ち着いた色合いでデザインが統一され、カウンター席、テーブル席、座敷など、好みの空間で作業できます。


【関連記事】:▼固定の執務席に隣接させた2つのラウンジ!LINEの執務空間づくりの狙いは?【前編】(オフィス訪問[3])



●イベントや懇親会にも活用できる、おしゃれなオフィスラウンジ


ユナイテッド株式会社のラウンジは、オープンキッチンやカウンターが設けられ、まるでカフェのような雰囲気です。形やサイズが異なるテーブルがいくつも置かれ、小あがりも用意されています。オフィス全体のコンセプトを「多様性」「広がり」「つながり」としており、ラウンジは人が集まり、出会う場所としてミーティングやイベントなどに活用されています。


【関連記事】:▼イベントホール・社員食堂を増床!ユナイテッド株式会社のオフィスへ行ってきました (オフィス訪問[1])



●明るいカラーリングで、リラックス感あふれるオフィスラウンジ


株式会社エススタイルのオフィスには、白と木目を基調としたラウンジがあり、数々のグリーンが置かれ快適なリビング空間を演出しています。休憩やランチ、打ち合わせ、セミナーなど多目的に利用されている空間です。バーカウンターやハンモックなど、ワークスペースとは異なるラフな雰囲気に仕上げ、オン・オフの切り替えがしやすいレイアウトになっています。


【関連記事】:▼人々の好奇心を掻き立てるコンテンツを生み出す!バーティカルメディアを運営する株式会社エスタイルのオフィス(東京 原宿)に行ってきました(オフィス訪問[1])



●集中ブースも完備。高級感のあるデザインが印象的なラウンジエリア


株式会社MIXIのラウンジエリアは35階に設けられており、きれいな夜景が眺められる高級感あふれるスペースです。ランチや作業など、フレキシブルに利用できます。セミオープンの集中ブースは、ひとりで作業に集中したい時に理想的なスペースです。また、ホテルの喫茶スペースにあるようなソファ席は、軽いミーティングや交流の場に適しています。


【関連記事】:▼「すべてはコミュニケーションのために」MIXIの9フロア・7400坪のこだわりオフィスを大解剖![中編]



●都内を一望。社員が集まる、開放的なラウンジエリア


株式会社KiteRaのオフィスは全体的にクラシックな内装で統一されており、エントランスを挟んで左右にワークスペースとラウンジが配置されています。ラウンジはコミュニケーション促進を目的とした空間となっており、広々としたスペースにバーカウンターやソファなどが配置され、窓から都内を一望できます。フリーの広場として使用できるほか、月例会やその後に開かれる親睦会もこのラウンジで行われます。


【関連記事】:▼規程業務を効率化する「大人スタートアップ」の賑わいオフィス ~株式会社KiteRa[前編]




■ラウンジづくりに使える、おしゃれなオフィス家具の例

オフィスラウンジには、コンセプトに適した家具を選ぶ必要があります。さまざまな目的に合う、おしゃれで機能的な家具をピックアップしました。



●丸テーブル:PREDONA(プレドナ)ラウンドテーブル

丸テーブル:PREDONA(プレドナ)ラウンドテーブル

機能性とデザイン性を兼ねそろえたオフィス家具を提供するPREDONA(プレドナ)のラウンドテーブルは、シンプルでオフィスになじみやすいデザインです。ラウンジに設置すれば、自然と人が集まる空間を演出できます。配線カバーやガタつきを調整するアジャスターが搭載されており、ソロワーク用途としても適しています。



■本体価格(2024年8月時点)
¥33,100(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。



→商品詳細はこちらから


丸テーブル:PREDONA(プレドナ)ラウンドテーブル



機能性とデザイン性を兼ねそろえたオフィス家具を提供するPREDONA(プレドナ)のラウンドテーブルは、シンプルでオフィスになじみやすいデザインです。ラウンジに設置すれば、自然と人が集まる空間を演出できます。配線カバーやガタつきを調整するアジャスターが搭載されており、ソロワーク用途としても適しています。




■本体価格(2024年8月時点)
¥33,100(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。



→商品詳細はこちらから




●チェア:PREDONA(プレドナ) カフェチェア

チェア:PREDONA(プレドナ) カフェチェア

同じくPREDONA(プレドナ)から発売されているカフェチェアは、シンプルながら存在感のあるデザインが特徴です。ライトグレーやターコイズなど4色から選べ、どれもナチュラルな風合いでどんな空間にもなじみます。脚部には天然木を使用し、座面の樹脂カラーとのコントラストが空間を彩ります。



■本体価格(2024年8月時点)
¥29,900(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。



→商品詳細はこちらから


チェア:PREDONA(プレドナ) カフェチェア



同じくPREDONA(プレドナ)から発売されているカフェチェアは、シンプルながら存在感のあるデザインが特徴です。ライトグレーやターコイズなど4色から選べ、どれもナチュラルな風合いでどんな空間にもなじみます。脚部には天然木を使用し、座面の樹脂カラーとのコントラストが空間を彩ります。




■本体価格(2024年8月時点)
¥29,900(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。



→商品詳細はこちらから




●ソファ:オカムラ ジャスタスソファ

ソファ:オカムラ ジャスタスソファ

Justus(ジャスタス)シリーズは、オフィス家具メーカーのオカムラとアスクルが「私たちにとってちょうどいい家具」というコンセプトを基に共同開発を進めるオフィス家具ブランドです。ジャスタスソファは、1人分のスペースを確保できる絶妙のサイズで、集中力の向上が期待できます。複数で組みあわせて配置することで、限られた空間でもフレキシブルなレイアウトが実現します。



■本体価格(2024年8月時点)
¥50,310(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。



→商品詳細はこちらから


ソファ:オカムラ ジャスタスソファ



Justus(ジャスタス)シリーズは、オフィス家具メーカーのオカムラとアスクルが「私たちにとってちょうどいい家具」というコンセプトを基に共同開発を進めるオフィス家具ブランドです。ジャスタスソファは、1人分のスペースを確保できる絶妙のサイズで、集中力の向上が期待できます。複数で組みあわせて配置することで、限られた空間でもフレキシブルなレイアウトが実現します。




■本体価格(2024年8月時点)
¥50,310(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。



→商品詳細はこちらから




●集中ブース:オカムラ ジャスタスソファブース

集中ブース:オカムラ ジャスタスソファブース

同じくジャスタスブランドのソファブースは、ソファと囲いのパネルが一体となった家具です。1人用と2人用がラインナップされており、2人用を向かいあわせて設置すれば、セミクローズドな打ち合わせスペースが作れます。マジックテープで簡単に連結できるため、仕切りとしても活用することが可能です。吸音性が高く、周りの視線だけでなく音も遮れます。



■本体価格(2024年8月時点)
¥132,300(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。



→商品詳細はこちらから


集中ブース:オカムラ ジャスタスソファブース



同じくジャスタスブランドのソファブースは、ソファと囲いのパネルが一体となった家具です。1人用と2人用がラインナップされており、2人用を向かいあわせて設置すれば、セミクローズドな打ち合わせスペースが作れます。マジックテープで簡単に連結できるため、仕切りとしても活用することが可能です。吸音性が高く、周りの視線だけでなく音も遮れます。




■本体価格(2024年8月時点)
¥132,300(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。



→商品詳細はこちらから




●パーテーション:オカムラ ジャスタス単体置き吸音パネル

パーテーション:オカムラ ジャスタス単体置き吸音パネル

同じくジャスタスブランドから、吸音効果のあるパーテーションも発売されています。一般的なパーテーションに使用されている素材と比べて吸音性が高いフェルト生地が採用されています。そのため、音のトラブルを避けることが可能です。カラーはベージュとライトグレーの2種類あり、どちらも落ち着いた雰囲気で室内のインテリアと調和しやすいです。



■本体価格(2024年8月時点)
¥49,860(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。



→商品詳細はこちらから


パーテーション:オカムラ ジャスタス単体置き吸音パネル



同じくジャスタスブランドから、吸音効果のあるパーテーションも発売されています。一般的なパーテーションに使用されている素材と比べて吸音性が高いフェルト生地が採用されています。そのため、音のトラブルを避けることが可能です。カラーはベージュとライトグレーの2種類あり、どちらも落ち着いた雰囲気で室内のインテリアと調和しやすいです。




■本体価格(2024年8月時点)
¥49,860(税込)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって、価格は変動します。



→商品詳細はこちらから




おわりに

企業がオフィスラウンジを設置することで、社内のコミュニケーションが活性化し、従業員に働きやすい環境を提供できるほか、企業価値の向上も期待できます。しかし、目的に合ったラウンジを設置しなければ、それらの効果は得られません。


アスクルでは、オフィス家具のレイアウトサービスやまとめ買い相談サービスなどのオフィスづくりサービスを提供しています。この機会にぜひチェックしてください。



アスクル株式会社「アスクルオフィスづくりサービス」
https://www.askul.co.jp/f/services/furniture/




編集・文・画像:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局 
制作日:2024年8月19日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2016年11月17日のリニューアル前の旧コンテンツは
こちらからご確認ください。

オフィス家具を探す

家具カテゴリー トップはこちら 家具カテゴリー トップはこちら