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最新のオフィストレンドは?テレワーク時代のレイアウト事例

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最新のオフィストレンド


テレワークの普及により、オフィスの役割が大きく変化しています。働き方の多様化に対応したオフィスレイアウトが重要です。
そこで本記事では、最新のオフィストレンドを取り上げ、実際のレイアウト事例を通じて、効果的な空間づくりのヒントをお届けします。さらに、最新のオフィスレイアウトのポイントについて詳しく解説していきます。







■変化する働き方と、オフィスづくりの関係性

テレワークが一般的となった現代において、オフィスの役割は大きく変化しています。以前は、オフィスは単なる業務の場とされていましたが、現在では多様化する働き方に対応するための重要な拠点となっています。


例えば、コミュニケーションの場としてのオフィスの役割が一層重要視されています。テレワークの進行にあたってはオンライン会議やチャットが主流となりますが、対面でのコミュニケーションには独自の価値があります。オフィスは、社員同士が直接顔を合わせ、信頼関係を築く場として機能しています。


さらに、オフィスはリモートワークでは得られない働き方のメリットを提供する拠点です。例えば、チームの一体感を高めるためのコラボレーションスペースや、集中力を維持するための静かなワークエリアなど、多様なニーズに応じた設計が求められます。また、社員がリフレッシュできるリラクゼーションスペースや、健康管理のためのフィットネス設備を備えることで、社員の健康と幸福感をサポートする役割も果たしています。


このように、オフィスの役割が多様化する中で、企業はそれに対応したオフィスづくりを進めることが重要です。社員の働き方やニーズを理解し、それに合った環境を提供することで、業務効率の向上や社員の満足度向上が期待されます。変化する働き方に対応した柔軟なオフィスづくりこそが、現代の企業にとって不可欠な要素となっています。




■最新オフィスのトレンドは?3つのコンセプト例

近年のオフィスのトレンドとして、「ハイブリッドワーク型」「ABW型」「フレキシブル型」の3つが挙げられます。



●ハイブリッドワーク型

ハイブリッドワークとは、リモートワークとオフィスワークを組み合わせた働き方です。この新しい働き方を支援するための空間設計が、ハイブリッドワーク型オフィスの特徴です。出社する従業員とリモートの従業員が効果的に協働できる環境の構築が求められます。


そのために、高品質のビデオ会議システムや音響設備を整えることで、リモート参加者にも一体感を提供します。また、固定席をなくし、自由に選べる座席配置を導入して、効率的なオフィス環境を作り出します。


ハイブリッドワーク型のオフィスを導入すれば、従業員のライフスタイルに合わせた柔軟な働き方のサポートにつながり、ワークライフバランスを向上させることが可能です。さらに、オフィススペースの効率的な活用もできて、全体の業務効率を高められます。



●アクティビティベースドワーキング(ABW)型

ABW(Activity Based Working)型のオフィスとは、業務内容や目的に応じて最適な場所を選択して働く方式を採用した労働空間です。ABW型のオフィスを導入することで、従業員はより効果的に仕事を行えます。


特徴として、固定席をなくした上での、集中作業エリア、コラボレーションスペース、リラックスゾーンなど、さまざまな作業環境の提供が挙げられます。これにより、従業員がその日の業務内容や気分にあわせて最適な場所を選択することが可能です。


ひとつのメリットは、従業員が適切な環境で仕事を行えて、効率と創造性が高まることです。さらに、自由に移動できる環境が、異なる部門間のコミュニケーションも促進します。加えて、必要な時に必要なスペースを利用することで、スペースの無駄を減らします。



●フレキシブル型

フレキシブル型オフィスは、簡単に配置変更可能な家具や設備を使用し、用途に応じて変化させられるように設計された労働空間です。使用される家具や設備は、主にモジュール家具や可動式パーティション等です。


フレキシブル型オフィスのメリットとしては、急な組織変更や人員増減への迅速な対応可能性が挙げられます。さらに、イベントや目的にあわせて空間を調整することで、より多目的にオフィスを利用することが可能です。これにより、コスト効率が向上し、オフィススペースを最大限に活用できます。


フレキシブル型オフィスを導入すれば、企業は変化に迅速に対応しながら、効率的で多様な働き方をサポートできます。




■【2024】 最新のおしゃれなオフィスレイアウト事例5選

ハイブリッドワークやABW等の新しい働き方に対応した、厳選されたオフィスレイアウトの最新事例を5つ紹介していきます。



●業務内容によって居場所が選べるオフィス

プラス


こちらの会社では部署ごとにオフィスのレイアウトを変え、従業員が仕事に集中しやすい環境を整えていることが特徴です。開発チームのオフィスでは、コミュニケーションを密に取る必要があることから、フリーアドレスを導入しつつも、対向島型のレイアウトにしています。一方、ソロワークが多い部門には固定席エリアや、多様なニーズに応えるためのファミレス席などを設けるなど、目的にあわせて活用できる複数の座席が用意されています。


【関連記事】:プラスが目指す、仲間との"空気感"を感じられるオフィスづくり[後編]



●ABWを導入。目的に合わせて空間を分けたオフィス

シービーアールイー株式会社


こちらのオフィスはABWを導入し、各スペースでは用途に応じたデザインと配置が施され、効率的で快適な働き方をサポートします。クワイエットスペースは、集中して作業できる静かな環境を提供する、落ち着いたデザインが特徴です。話しながら業務を進められる執務スペースは、オープンで明るい雰囲気で、部署間の交流を促進します。さらに、気分転換に最適なカフェ風のブースや、リラックスできるソファブースなどさまざまなスペースが用意されています。


【関連記事】:話題の「ABW」を導入したオフィス作り、そのプロセスとポイント【後編】 (シービーアールイー株式会社 オフィス訪問[4])



●「ワゴンは置かない」 フリーアドレスで柔軟に活用するオフィス

アイリスオーヤマ


こちらの会社では、人事異動や組織変更が頻繁にあるため、フレキシブル型のオフィスを導入しました。フリーアドレスを全面的に採用し、さらに工夫としてワゴンの設置を取りやめました。これにより、固定席化されることなく、オフィス全体を柔軟に活用できています。一方で、高性能なパソコンが必要な部署では固定席を設け、業務に集中できる環境を提供しています。


【関連記事】:アイリスオーヤマ流!働き方改革時代の新しいオフィスづくり (オフィス訪問[2])



●コラボレーションエリアにバイオフィリックデザインを取り入れたオフィス

MIXI


こちらの会社では、従業員同士のコミュニケーションを充実させることをコンセプトにオフィスを構築しています。気軽にミーティングできるようなオープンスペースを数多く設置しているほか、特に圧巻なのが、緑をふんだんに使ったコラボレーションエリアです。本物の緑は、集中力の維持効果とリラックス効果を兼ね備えています。一方、一人で集中したい従業員に向けて、セミオープンタイプの集中ブースも設けています。


【関連記事】:「すべてはコミュニケーションのために」MIXIの9フロア・7400坪のこだわりオフィスを大解剖![中編]



●フレキシブルな間仕切りで空間を使い分けるフォーラムエリア

株式会社ミダス


こちらのオフィスでは、限られた空間で集中とコミュニケーションを両立させるため、独自の空間デザインを採用しています。社内を横断する可動式間仕切りを導入し、容易に空間を区切れる形です。また、フェルトパーテーションを用いることで、フリーアドレスを導入しながら、デスク上への簡単な集中スペースの作成も可能です。さらに、ロールスクリーン間仕切りを用いたフォーラムエリアでは、セミナーから少人数の打ち合わせまで柔軟に対応可能です。


【関連記事】:集中しつつコミュニケーションできる多機能オフィスの秘密(株式会社ミダス訪問[1])




■これからのオフィスに求められるレイアウトのポイント

テレワークやハイブリッドワークが一般的になった現在、働きやすく生産性を高めるオフィスを作るために、以下の5つのポイントを意識してレイアウト設計を行ってください。



●コミュニケーション重視の空間設計

現代ではオフィスに「コミュニケーションの場」としての役割が求められます。オープンな会議スペースやカジュアルな打ち合わせエリア(ラウンジ風、カフェ風)を設け、使い勝手をよくすることがポイントです。これにより、部署間のコミュニケーションが活性化され、アイデア創出の機会が増加し、チームビルディングも促進されます。


【関連記事】:コミュニケーションスペースで社内活性化! オフィス空間への導入アイデアを紹介



●隔離された「集中エリア」の設置

オープンスペースを設置する一方で、業務に集中したい従業員に配慮するスペースも必要です。集中力を高めるために、吸音パネルなどで囲った集中ブースやフルクローズ型の個室ブースを設置しましょう。騒音からの隔離や集中力の向上が期待でき、防音性の高い個室はWeb会議スペースとしても活用できます。


【関連記事】:設置するオフィスが増加中「集中席」の押さえどころと42事例 ~これからのオフィスづくりのヒント(3a)~



●ウェルビーイングへの配慮

オフィスデザインにバイオフィリックデザインを導入することで、従業員の健康維持に配慮することも重要です。自然光を取り入れた設計や室内植物の積極的な導入、リラックスゾーンや瞑想スペースの設置が例として挙げられます。これにより、ストレスが軽減され、生産性と創造性が向上し、従業員の健康が増進されます。また、快適なオフィスのアピールを通じて、求職者の増加や離職率の低下も期待できます。


【関連記事】:バイオフィリアとは?オフィスに取り入れて快適な空間を生み出そう!



●オリジナリティの創出

オリジナリティのあるオフィスデザインは、社内外によい影響を与えます。ポイントは、コーポ―レートカラーを用いたり、会社に合ったコンセプトのデザインを採用したりすることです。これにより、従業員の満足度を高め、対外的にアピールすれば、優秀な人材の確保につながります。また企業のブランドイメージの向上にも寄与します。


【関連記事】オフィスデザインの事例紹介 コンセプトづくりの方法や注意点も



●レイアウトの自由度を高める家具の選定

リモートワークが増え、オフィスに出社する人数が減る現在では、限られたスペースを多目的に活用し、状況に合わせて簡単にレイアウトを変更するためのオフィス家具を選定することが重要です。組み合わせ自由な机やキャビネット、キャスター付きの家具、簡単に移動・設置できるパーティションが特におすすめです。




■「これからのオフィスづくり」を見据えた、おすすめシリーズ家具

上述したレイアウトのポイントを押さえるために、組み合わせの自由度が高く、かつコンパクトで圧迫感がないため小規模なオフィスにも使いやすいおしゃれなシリーズ家具を2点紹介していきます。



●アスクル×オカムラ 「Justus(ジャスタス)」シリーズ

アスクル「ジャスタス」シリーズ


「Justus(ジャスタス)」シリーズは、アスクルとオカムラの共同開発による、働きやすさとデザイン性を追求したオフィス家具コレクションです。このシリーズのコンセプトは、柔軟で快適なワークスペースの提供であり、さまざまな業務スタイルに対応できるラインナップが揃っています。


「Justus」シリーズのデスクと収納は、天板同士をつなげられるデザインとなっており、一体感のある作業空間を作り出せます。さらに、吸音パネルやブースが含まれており、オフィス内での空間ゾーニングも容易です。これにより、集中エリアとコミュニケーションエリアを効果的に分けることが可能です。


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●アスクル「PREDONA(プレドナ)」シリーズ

アスクル「PREDONA(プレドナ)」シリーズ


「PREDONA(プレドナ)」シリーズは、アスクルが提案する、洗練されたデザインと機能性を兼ね備えたオフィス家具コレクションです。このシリーズのコンセプトは、自然とそこで過ごしたくなるような居心地のよいワークスペースの提供です。


「PREDONA」シリーズは、デスク、チェア、シェルフを中心に、多彩な商品ラインナップが揃っています。デザインの特徴として、アースカラーを基調にした落ち着いた色合いと、温かみのある木目脚が挙げられます。これにより、オフィス全体がリラックスできる雰囲気になります。また、「PREDONA」シリーズはカラーを含めたバリエーションが豊富で、さまざまなオフィスのデザインニーズに対応可能です。さらに、耐久性と頑丈性に優れており、長期間にわたって安心して使用できる点も大きな魅力です。


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おわりに

テレワークの普及に伴い、オフィスの役割が変化し、コミュニケーションや多様な働き方を支える拠点となっています。オフィスの設計には、ハイブリッドワーク型、ABW型、フレキシブル型のトレンドがあり、それぞれの特徴に応じた空間設計が求められます。また、コミュニケーション重視、集中エリア、ウェルビーイング配慮などのポイントを押さえたレイアウトも重要です。


新たにオフィスをレイアウトする際には、「アスクルオフィスづくりサービス」が大変便利です。オフィスづくりのプロが、会社にあったレイアウトを提案します。また、家具のまとめ買いのご相談も承ります。ぜひご利用を検討してください。



アスクル株式会社「アスクルオフィスづくりサービス」
https://www.askul.co.jp/f/services/furniture/




編集・文・画像:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局 
制作日:2024年8月19日

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