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集中ブースは結局どれがいい?種類別の選び方とおすすめ商品

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集中ブースは結局どれがいい?

『群馬県太田市の"ABW全部入りオフィス"~日東システムテクノロジーズ[前編]』


集中ブースは以前から存在していましたが、コロナ禍とテレワークの普及により急速に注目されるようになりました。このブースは作業効率を向上させるためにパーティションで仕切られたスペースです。本記事では、オフィスに集中ブースを設置するメリットなどについて解説し、設置場所や用途に適したおすすめの商品も紹介します。







■集中ブース(個室ブース)とは?

集中ブースとは、仕事や勉強を集中して行うためのスペースのことです。個室ブース、テレワークブース、Web会議ブースなどとも呼ばれます。壁やパーティションによって騒音を防ぎ、視線を遮ることで集中力を高め、快適な空間でストレスを軽減するという利点があります。構造の違いにより、フルクローズ型、セミクローズ型、オープン型の3種類に分けられます。わが国では2020年以降、コロナ禍でテレワークを採用する企業が増えたのにともない、Web会議用スペースとしての需要が高まっています。




■オフィスに集中ブースを設置するメリット

オフィスに集中ブースを設置することによって得られるメリットとしては、


・作業効率の向上:従業員の集中力が向上し、作業効率および生産性の向上が期待できます。
・円滑なWeb会議開催:周囲の音を気にすることなく、Web会議を円滑に行えます。自分の声がオフィスの騒音になることもありません。
・リラックス効果:一定以上のプライバシーが確保されることによって、リラックス効果が得られます。
・感染対策:周囲に壁やパーティションが設置されるため、ウイルス感染対策として一定の効果が期待できます。


さらにフリーアドレスのオープンオフィスを採用している企業においては、オフィス環境を改善する役割も期待できます。




■集中ブース(個室ブース)の主な種類と選び方

冒頭でも触れた通り、集中ブースには、


・フルクローズ型
・セミクローズ型
・オープン型


の3種類があり、それぞれ特性や期待できる効果、導入コストなどが異なります。ここでは、この3種類について詳しく解説します。



●防音性能の高い「フルクローズ型」

四方と天井が完全に囲まれており(フルクローズ)、外部からの音や視線を遮断してくれることが大きな特徴です。外部からの干渉がほとんどないため、業務時の集中力を持続しやすくなります。防音・遮音性能が高いので、Web会議用のスペースを検討している場合には、フルクローズ型の集中ブースがおすすめです。社内の騒音でWeb会議の相手に迷惑をかけることがなく、同時に会議の内容が社内に漏れるリスクも回避できます。


特に繁華街のビル内にオフィスを構えているような場合で、オフィス内にいても騒音が気になる環境であれば、迷わずフルクローズ型を選んでください。オフィスでの集中ブース内とそれ以外の場所での騒音レベルの違いがはっきりとわかるはずです。


フルクローズ型の導入を検討する際に、ひとつ注意しなくてはならないことが「壁に囲まれた環境に入ることで閉塞感をもつ人がいる」ということです。集中ブースの閉塞感や孤独感を軽減するには、壁の一部を透明にしたり、内線電話を設置して連絡しやすくしたりといった方法があります。


▼集中ブース・ワークブース(防音・遮音)



●導入しやすい「セミクローズ型」

上記のフルクローズ型から天井とドアとを取り去った構造を採用しているのがセミクローズ型です。パネルのほか、カーテンで仕切るタイプもあります。セミクローズ型のメリットは、フルクローズ型ほどのコストをかけることなく、業務に集中できる環境を作れる点にあります。完全に囲い込むことはありませんが、ほかの従業員などからの視線を遮ることができるので、一定以上のプライバシーを保つことが可能です。コストをかけずにWeb会議用のスペースなどを確保したいと考えているのであれば、セミクローズ型をおすすめします。


セミクローズ型の注意点は、部屋のように全面が囲まれていないために、どうしても周囲の音が入ってきてしまうことです。ブースの一部がオープンになっているため、この問題を完全に解決することは難しいものの、吸音材を使用した壁やパーティションを設置すれば、遮音効果を高めることは可能です。以下では、セミクローズ型集中ブースの具体例として「RISU リミュート 吸音ブース」を紹介します。



RISU リミュート 吸音ブース

RISU リミュート 吸音ブース

防音パネルメーカーが開発した吸音効果の高いワーキングスペースです。高性能吸音材であるテクセルSAINT18mmにフェルトをプラスし、男性・女性の話し声の帯域(周波数400~1000Hz程度)を広くカバーします。ドア付きなので、外からの視界を完全に遮ることができ、ほとんど個室と同じ状態になります。軒先渡しとなるため、納品後に組み立ておよび設置をする必要がありますが、動画を参考に二人以上で行えば、それほど難しい作業ではありません。


メーカーサイトはこちら



■本体価格(2024年7月31時点)
¥451,000(税込み)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって価格は変動します。



→商品詳細はこちらから


RISU リミュート 吸音ブース



防音パネルメーカーが開発した吸音効果の高いワーキングスペースです。高性能吸音材であるテクセルSAINT18mmにフェルトをプラスし、男性・女性の話し声の帯域(周波数400~1000Hz程度)を広くカバーします。ドア付きなので、外からの視界を完全に遮ることができ、ほとんど個室と同じ状態になります。軒先渡しとなるため、納品後に組み立ておよび設置をする必要がありますが、動画を参考に二人以上で行えば、それほど難しい作業ではありません。


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¥451,000(税込み)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって価格は変動します。



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●低コストで省スペースな「オープン型」

集中ブースのスペースを確保するためにパーティションやカーテンなどで区切られているものの、外部に向けて開いている部分が多いタイプが「オープン型」です。閉塞感がなく、リラックスできる空間を実現でき、コストも抑えられます。


オープンであるため、「遮音性が低い」「他人の視線が気になる」といった問題もありますが、吸音材を使ったパネルにしたり、高さのあるパネルにしたりすれば、ある程度は遮音効果を上げられます。さらにブースの配置や向きを変えれば、ほかの従業員と視線が交わらないようにするようにもできます。以下では、フルオープン型集中ブースの具体例としてア「スプルンド 集中ブース」を紹介します。



アスプルンド 集中ブース

アスプルンド 集中ブース

天井がなく、パーティションも低めに設定された個人用ワークスペースです。パネルとソファとが一体になった構造で、三方がパーティションで囲まれた集中ブースです。オフィスのインテリアに合わせて、色はミントグリーンまたはモカブラウンから選べます。ブースの並べ方や向きを変えれば、狭いオフィスでもスッキリと設置することが可能です。部品は比較的軽量で、工具不要で簡単に組み立てられます。不安がある場合は、有料の組み立てサービスが用意されています。



■本体価格(2024年7月31日時点)
¥85,900(税込み)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって価格は変動します。



→商品詳細はこちらから


アスプルンド 集中ブース



天井がなく、パーティションも低めに設定された個人用ワークスペースです。パネルとソファとが一体になった構造で、三方がパーティションで囲まれた集中ブースです。オフィスのインテリアに合わせて、色はミントグリーンまたはモカブラウンから選べます。ブースの並べ方や向きを変えれば、狭いオフィスでもスッキリと設置することが可能です。部品は比較的軽量で、工具不要で簡単に組み立てられます。不安がある場合は、有料の組み立てサービスが用意されています。




■本体価格(2024年7月31日時点)
¥85,900(税込み)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって価格は変動します。



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■狭いオフィスもOK!集中ブースを設ける2つのアイデア

狭いオフィスでもアイデア次第で、集中ブースを設置して業務効率を上げられます。アイデアとは、


・吸音パネルとブースを組み合わせる
・デスクに目隠しを設置する



といったことです。ここでは、これらによって得られる効果と、それぞれの商品の具体例を紹介します。



●吸音パネルとブースを組み合わせる

オフィスが狭くて、従業員がコミュニケーションをとるためのスペースと、業務に集中するためのスペースとを明確に分けられないような場合には、コンパクトなオープン型の集中ブースに吸音パネルを組み合わせて使う方法をおすすめします。十分に独立した空間を確保しながら、フルクローズ型やセミクローズ型に比べると低コストで導入できます。以下では、この組み合わせの具体例として2つの商品を紹介します。



オカムラ ジャスタステーブルブース

オカムラ ジャスタステーブルブース

テーブルと三方を囲むパネルとを組み合わせた、シンプルなブースです。フェルト素材を圧縮したジャスタステーブルブースの吸音パネルは、一般的なクロススクリーンに比べて高い吸音効果を実現します。さらにフェルト素材のパネルは衝撃を吸収し、柔らかな空間を生み出す効果もあります。幅750mm、奥行733mm、高さ1,600mmというコンパクトサイズなので、狭いオフィスでも設置することが可能です。



■本体価格(2024年7月31日時点)
¥114,300(税込み)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって価格は変動します。



→商品詳細はこちらから


オカムラ ジャスタステーブルブース



テーブルと三方を囲むパネルとを組み合わせた、シンプルなブースです。フェルト素材を圧縮したジャスタステーブルブースの吸音パネルは、一般的なクロススクリーンに比べて高い吸音効果を実現します。さらにフェルト素材のパネルは衝撃を吸収し、柔らかな空間を生み出す効果もあります。幅750mm、奥行733mm、高さ1,600mmというコンパクトサイズなので、狭いオフィスでも設置することが可能です。




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¥114,300(税込み)
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オカムラ ジャスタス単体置き吸音パネル

オカムラ ジャスタス単体置き吸音パネル

パーティションとして利用できる吸音パネルです。フェルト素材のパネルは吸音効果が高く、周囲の騒音を低減します。さらにパネルによって視線が遮られるため、集中力を持続しやすくなります。オフィスのインテリアに合わせて、色はベージュ/ライトグレーまたはグレー/ライトグレーから選択できます。



■本体価格(2024年7月31日時点)
¥49,860(税込み)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって価格は変動します。



→商品詳細はこちらから


オカムラ ジャスタス単体置き吸音パネル



パーティションとして利用できる吸音パネルです。フェルト素材のパネルは吸音効果が高く、周囲の騒音を低減します。さらにパネルによって視線が遮られるため、集中力を持続しやすくなります。オフィスのインテリアに合わせて、色はベージュ/ライトグレーまたはグレー/ライトグレーから選択できます。




■本体価格(2024年7月31日時点)
¥49,860(税込み)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって価格は変動します。



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●デスクに目隠しを設置する

集中ブースを設置するスペースが確保できない場合には、デスク上に目隠し用としてパーティションを置く方法があります。既存のデスクをそのまま利用すればコストを抑えられますが、作業スペースが狭くなったり、見た目に違和感が残ったりするかもしれません。オフィス全体に統一感を出せば、より集中しやすい空間を作れます。以下では、デスクに目隠しを設置する際の具体的な商品例として、オプションで専用パネルを付けられるデスクと、デスクトップパネル+中間パネルとを紹介します。



オカムラ ジャスタスデスク

オカムラ ジャスタスデスク

シンプルでモダンなデザインの「オカムラ ジャスタスデスク」には、後述する専用のデスクトップパネルを後付けすることが可能です。さまざまなデザインとサイズがあるので、オフィスに合ったタイプを選べます。オフィス全体でデスク導入を考えている場合には、組み立てサービス(有料)を利用すれば、早く確実に設置できます。



■本体価格(2024年7月31日時点)
¥30,420(税込み)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって価格は変動します。



→商品詳細はこちらから


オカムラ ジャスタスデスク



シンプルでモダンなデザインの「オカムラ ジャスタスデスク」には、後述する専用のデスクトップパネルを後付けすることが可能です。さまざまなデザインとサイズがあるので、オフィスに合ったタイプを選べます。オフィス全体でデスク導入を考えている場合には、組み立てサービス(有料)を利用すれば、早く確実に設置できます。




■本体価格(2024年7月31日時点)
¥30,420(税込み)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって価格は変動します。



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オカムラ ジャスタスデスク デスクトップパネル&中間パネル

上記「オカムラジャスタスデスク」専用のデスクトップパネルと中間パネルです。組み合わせて設置することで、三方が囲まれたブースができあがります。デスクトップパネルはデスク正面に設置する吸音パネル、中間パネルは左右の仕切りとなる吸音パネルです。オフィス内の視線を適度に遮ることでプライバシーが保たれ、集中力がアップします。デスクトップパネルも中間パネルもサイズ・カラーともにバリエーションが豊富なので、オフィスの雰囲気に合わせてカスタマイズできます。




■本体価格(2024年7月31日時点)
・デスクトップパネル
 ¥16,020(税込み)
・中間パネル
 ¥15,120(税込み)
※製品本体の価格です。カラー・オプションの有無などによって価格は変動します。





おわりに

集中ブースは文字通り、業務に集中するための空間であり、Web会議スペースとしても活用できます。構造の違いによって、フルクローズ型、セミクローズ型、オープン型の3種類があり、それぞれ遮音性や価格は異なります。スペースに余裕がないオフィスでも、吸音パネルを採用したオープン型であれば、比較的簡単に導入することが可能です。デスクトップパネルや中間パネルとデスクとを組み合わせれば、省スペースで集中ブース的空間を実現できます。


集中ブースの導入について疑問点がある場合や、まとめて購入したい場合などには、アスクルの「オフィスづくりサービス」に問い合わせることをおすすめします。LANや電気工事などの追加オプションにも対応しています。集中ブースの導入を検討しているのであれば、一度問い合わせてみてはいかがでしょうか。



アスクル株式会社「アスクルオフィスづくりサービス」
https://www.askul.co.jp/f/services/furniture/




編集・文・画像:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局 
制作日:2024年8月9日

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