今回取材のオフィスは、
(社長)「おい君、彼はいったいどこで?」
(女性社員)「(人差し指を立てて) ビズリーチ!」
というやり取りのCMで有名な、株式会社ビズリーチです。
同社は、今年2017年3月に社内専用カフェ「BIZCAFE(ビズカフェ)」をオープンされたとのことで、その新しいビズカフェを始め、本社のワークスペースも取材してきました。
株式会社ビズリーチは、管理職・専門職・グローバル人材等の即戦力人材に特化した転職サイト「ビズリーチ」が有名ですが、ほかにも、経済産業省後援「第2回 HRテクノロジー大賞」で採用サービス部門優秀賞を受賞した「HRMOS(ハーモス)採用管理」、求人検索エンジン「スタンバイ」などを展開し、人材領域を中心としたインターネットサービスで急成長中の企業です。
では、さっそくオフィスに伺ってみたいと思います!
渋谷駅は、JR山手線 埼京線 湘南新宿ライン、京王 井の頭線、東急 東横線 田園都市線、東京地下鉄 銀座線 半蔵門線 副都心線など、最大9路線が乗り入れるターミナル駅になります。交通アクセスはとても良好です。渋谷はIT企業のオフィスも多く、勉強会などのイベントが渋谷近辺で多く開かれているところも魅力です。
同社の本社は渋谷クロスタワーにあります。現在、急成長中のため、クロスタワー内の数フロアと、近隣のビルの数フロアに入居しています。新しくできたカフェは、「BIZCAFE(ビズカフェ)」という名前で、本社からすぐ近くのビル内にあります。
そのBIZCAFE(ビズカフェ) の入居するビルの3Fにエレベーターで上がると、さっそくカフェカウンターが見えてきます。こちらはビズリーチの社員の方専用のカフェです。
社員専用カフェですが、バリスタさんのいる本物のカフェです。ステキすぎます。
ビズカフェを作った理由を伺ったところ、社員の人たちが会社の近くのカフェにコーヒーを飲みに行っているのを同社の役員の方が見て、「そんなに利用しているなら、社内に作ってしまえば、そこでコーヒーを飲みながら仕事もできる!」というような考えからだそう。いやー、すごいです。
テーブル席と、ソファ席があります。
オープンスペースで打ち合わせしたり、独りで仕事をしたりできる環境が作られています。オシャレですねぇ。
ちなみに、フロア奥は会議室が並んでいます。
つや消しブラックカラーのパーティションで区切られています。
室内も天然木天板にブラックスチールフレームのテーブルで、カフェテイストの会議室が作られていました。
会議室に並んで、ファミレススペースもあります。
ソファなどでオープンな打ち合わせから、会議室でクローズドな部屋での打ち合わせ、ファミレススペースでセミクローズドな打合せまで、いろいろな打合せができるよう用意されていますね。
そして、このカフェスペースの奥には、新しい事業のためのオフィスフロアになっています。セキュリティゲートを抜けると、
まだかなりスペースに余裕のあるオフィスフロアになっていました。
オフィスの島をアップに。固定席制です。
柱の横のスペースを利用して、立ちミーティングスペース
こちらは柱脇のミーティングスペース。
柱に大型モニターを取り付けされています。
オフィス側にもファミレススペースがあります。
こちらにはデザインに関するライブラリコーナーが試験導入されていました。
取材時には、まだ座席に余裕があるので空いている机の上に展開されていました。
現在は、ビズカフェの隣に専用の本棚が設置され、有志のフロントエンド・エンジニアとデザイナーで開発した書籍管理アプリも運用されているそうです(*1)。
*1) 専用の本棚設置と書籍管理アプリ開発については、同社の運営するサイト「Reach One」内の「デザイナー・フロントエンドエンジニアが社内図書館と専用アプリを作った話」に詳しく書かれています。
以上、ビズカフェレポートでした!
それでは次は、本社オフィスを紹介していきましょう。
本社は渋谷クロスタワーに入居しています。
渋谷クロスタワー12Fにエレベーターで上がると、ビズリーチのエントランスが見えてきます。
グリーンに彩られたビズリーチの看板があり、
こちらのiPadに連動した受付システムで担当の方を呼び出します。
受付のエリアはオフィスとは思えない不思議な空間が広がっています。いろいろなメディアに取り上げられていますが、実際に見るとやはり異空間です。
エントランスから入ると、人工芝のグリーンが広がります。
右手には緑の丘があります。ホントに丘です。
実は丘の向こうに砂浜が作られていて、そちらの砂がこちらに流れて来ないようにするために丘になっているとか。
板張りのデッキの上にミーティングスペースが点在しています。ここで仕事するとすごく楽しそう。
この砂浜は波が投影されていて、手をかざすと波紋が広がる凝りっぷり。
もちろん、さざ波のサウンドが流れています。
バンガローと相まって完全に南の島のイメージです。
砂浜の奥にバンガローがありますが、中身は会議室です。
正面から見ると、こんな感じ。まさに南国風です。
入ってみると、こちらもエイジングしたテイストのテーブル、バンガローの世界観にあった部屋づくりがされていました。
こちら側にもテーブルが点在して、オープンな打ち合わせや、独り仕事することができるようになっています。グリーンのエリアを囲んで、会議室が並びます。会議室はエントランスが近いこともあり、来客との打ち合わせ優先で使われているとのこと。
こちらはウッド調の会議室。ちなみに、右側にはバーカウンター。
奥から見ると、こんな感じでグリーンのエリアが広がっています。一番奥が先ほど紹介したビーチとバンガローです。
こんなログハウスも! 取材中もときどき打ち合わせに使われていました。
では、執務エリアに入っていきましょう。
こちらは広報や管理部門があるエリアを撮影。
ウッド調天板のデスクで、固定席制です。1人1台のサイドキャビネットに私物は収納します。全員ノートパソコンで、ファイリングなどの紙資料はほとんど見かけません。ペーパーレス化が進んでいます。
社内のHRMOS(ハーモス)チームが運営しているお菓子タワー。ケースも自作です。
こちらも、HRMOS(ハーモス)チーム制作の天気予報システム。
こうしたものは社員が起案して社のokを取れば置けるそう。
自由な社風ですねー。
エンジニアのチームがいる執務エリア。現在、社員の約3割がエンジニアなどプロダクトづくりを手がける社員とのこと。
デスクの形が独特ですね。
このエンジニアの集まるフロアでは、120度天板デスクを採用しています。
120度天板デスクをつなげて半円になっています。こちらもデスクは固定席制です。
このエンジニアの集まるフロアには4つの個室があります。
シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック、と、CMYKの名前のついた4部屋で、集中して作業したりするのに使うとのこと。
こちらが扉。使うときには窓のところにネームカードを入れます。
中をのぞいてみると、ここはマンガ喫茶風。靴を脱いで上がり、デスクと、大型ビーズクッションがありました。
こちらのマゼンタの部屋は自習室風なレイアウトです。
他にも、イエローとブラックの部屋も。
フロア中央付近に、ホール階段になっているところがあります。
こちらの名前が「ソロモン」とのこと。「ソロモンの知恵」からですね!
階段の踏板の下は本棚が作られ、技術系書籍のライブラリーになっています。オライリーも全巻揃っています!
ここは階段状の席になっていますので、何十人か集まった大きなチームミーティングを開いたり、共有会、プログラミングのレビュー会が開かれています。勉強会なども定時後に数人から十人くらいでやっていることも。ノートパソコン用の電源コンセントも各段についています。
ソロモンの階段の裏は、ペアプログラミングが出来る席が作ってあります。
というものの、現在は、ペアプログラミングに限らず、相談しながら作業するといった使われ方が多いとか。
ペアプログラミングデスクの裏には、洞窟のような雰囲気の、クワイエットルームが用意されています。こちらでは、おしゃべり厳禁で、皆さん静かに作業中でした。
執務エリアは、メンバーで話しながら仕事をすることが多いとのことで、静かに独りで作業したいときは、こちらに来て仕事をするとのこと。使い分けができるようになっているんですね。
壁には大きなホワイトボードが設置されていて、オフィス内各所には縦型の移動できるホワイトボードもいくつも置かれています。こちらを引っ張ってきて、仲間と検討したりするとのことでした。
執務エリアに何台か置いてある上下昇降できる小テーブル。立ってちょっと打ち合わせしたり。後ろにはホワイトボードも設置してあります。
以上で、こちらのフロアを一周しました。
充実の社内環境ですね! うらやましい限りです。。
あと、社内制度に関しても教えてもらいましたので紹介いたします!
●クリエイターズタイム
社内スケジュールに入れておくと、開発者は、1日最大4時間、連続して作業できる時間が取れる制度。
●ハンズアップ(Hands Up! : 社内公募)
3か月に1回出る社内公募に自由に応募できる制度。現上長には知らされず、異動が決まったら上長は拒否できないルール。
●FF制度 (Face to Face制度)
経営陣が毎月固定の時間スケジュールを空けておき、その時間には誰でも話に行ける制度。社員の誰でも、経営陣に相談しに行ったり、自分のアイデアを聞いてもらったりできる。
●ワンオンワン(1on1)
週に1回(部門によっては2週に1回)、上司と面談する制度。基本的には1回25分間。顔を合わせないと話せないことをじっくりコミュニケーション取る。
●コミュニケーションランチ
会社が急成長するなかでも、部署を越えたコミュニケーションを確保するため、月に1回ランダムに選ばれた4~5人の組み合わせでランチに行く制度。
●マイチョイス(勤務形態選択)
勤務日数(3~5日)×勤務時間(フルタイム/定時退社/時短)×コアタイム(2種類)
といった形で、育休からの復帰時など、家庭の状況に合わせて勤務日数や勤務時間を選べる。
●ランウェイ (出産復職支援)
出産からフルタイム正社員復帰する人に、早期復帰特別賞与や、幼稚園・保育園の費用補助など。
オフィスのハード面だけでなく、ソフト面も盛りだくさんで充実の社内制度ですね! 社内制度はどんどん充実させていっているとのことで、今後も働く場としての魅力がどんどん増していきそうです。
取材でいろいろお話をお聞かせいただきました、同社キャリアカンパニー ビズリーチ事業本部 サービス開発本部 プロダクト開発部 部長 鳥海 健 氏、同社広報室 兼 人事本部 リクルートマーケティング室 リーダー 午頭 優佳 氏のお二方にお礼申し上げます。ありがとうございました!
「インターネットの力で、世の中の選択肢と可能性を広げていく」をミッションとし、2009年4月より、人材領域を中心としたインターネットサービスを運営するHRテック・ベンチャー。東京本社のほか、大阪、名古屋、福岡、シンガポールに拠点を持ち、従業員数は924名(2017年11月現在)。即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」や、若手社員のためのレコメンド型転職サイト「キャリアトレック」、AI技術を活用した戦略人事クラウド「HRMOS(ハーモス)」、求人検索エンジン「スタンバイ」などを展開。
即戦力人材と企業をつなぐ転職サイト「ビズリーチ」 (サービスサイト)
https://www.bizreach.jp/
編集・文・撮影:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局
取材日:2017年7月11日
エルゴノミクスに基づく高い機能性と操作性を見事に融合させる事で、自然な形での座り心地を高いコストパフォーマンスで実現。ロータイプ、豊富なカラーバリエーション。
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キャスター付なので移動がラクで、省スペースな縦型ボード。粉受けはマグネット式なのでお好きな位置に変更できます。両面とも、マグネットが使えます。マッティ・クレネーレ デザイン。
2016年11月17日のリニューアル前の旧コンテンツは
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