外からの光や視線を遮ることのできるブラインドは、オフィスの雰囲気を大きく変え、仕事に集中しやすい環境をつくってくれる重要なインテリアのひとつです。本記事ではブラインドやカーテンなどの製造・販売を手掛けるメーカー「ニチベイ」の特長や、ブラインドの主な種類、選び方などを解説します。さらにアスクルからすぐに購入できるニチベイのおすすめブラインドを種類別に紹介します。
・日本の3大ブラインドメーカーのひとつ、ニチベイ
・ニチベイ製ブラインドの主な種類と特徴
・オフィスに適したニチベイのブラインドを選ぶ"3つのポイント"
・【種類別】通販で買える!ニチベイのおすすめブラインド7選
ニチベイは、1941年に前身となるカガヤ商事を創業して以来、80年以上にわたってブラインドやロールスクリーン等の製造・販売を行ってきた老舗メーカーです。タチカワブラインドやTOSOと並び、日本のトップブラインドメーカーのひとつとして多くの人気を誇っています。住宅に限らず、ホテルやオフィス、キャンパス、保育施設などへの納入事例も多く、その品質と信頼性の高さは一級品です。
ニチベイのブラインドの特長は、デザイン性の高さと機能性を両立している点にあります。通常の部屋はもちろん、水回り(洗面所やキッチンなど)、和室など、シチュエーションのイメージに合わせて豊富な種類が用意されています。またブラインドを昇降するための操作部がループレス・コードレスで、余分な装飾がないすっきりした見た目の製品が多いのも特長です。スマートコード式といって、ワンタッチでブラインドを操作できる製品もあり、利便性や安全面に配慮がされています。
またニチベイでは、遮光性、遮熱性、防汚性、耐水性、遮蔽性など、優れた機能をもつブラインドも数多く手掛けています。リモコンや壁付けコントローラーで操作する電動式や1本の操作棒で昇降・調光操作できるスマートコード式などもあり、従来よりも簡単かつ安全に使えます。
ニチベイでは、故障時の修理や日頃のお手入れなど、購入後のサポートが充実しています。製品は厳しい検査や管理のもと販売されていますが、万が一故障した場合には修理に対応してくれます。またブラインドの汚れが気になってきたら、クリーニングをお願いすることも可能です。なお、購入した日から3年間の保証期間もあるので、安心して使用できます。
公式サイトでは製品ごとの修理マニュアルも公開されているため、ちょっとした不具合ならわざわざ修理を依頼しなくても自力で直せる点も便利です。
よこ型ブラインドは、横に長い羽(スラット)が水平方向にいくつも配置されたブラインドのことで、上下に昇降できる製品です。ベネシャンブラインドとも呼ばれます。
基本的には下にすべて下ろすと、光や外からの視線などを遮ることができますが、羽(スラット)の向きを変えることでも調節ができます。そのため羽(スラット)の向きを微調整して光と風を室内に取り込みつつ、外からは見えないようにし、仕事に集中しやすい環境をつくることも可能です。
ただしアルミ製の製品が多いので、温かみのある素材のブラインドを取り入れたい場合は、製品選びの際に留意しましょう。昨今では、ウッドブラインドと呼ばれる木でできたよこ型ブラインドや、バンブーブラインド(竹製ブラインド)という竹でつくられたよこ型ブラインドなどが販売されています。機能性だけでなくデザインが良いものをお探しの場合には、ウッドブラインドやバンブーブラインドがおすすめです。
たて型ブラインドは、縦に長い羽(スラット)が垂直方向にいくつも並べられているブラインドのことで、横に開け閉めができます。バーチカルブラインドとも呼ばれています。たて型ブラインドもよこ型ブラインドと同様に、完全に閉めている状態であっても羽(スラット)の向きを変えるだけで、光や外からの視線を調節することが可能です。
たて型ブラインドは、縦のラインがスタイリッシュなイメージを演出してくれるといった魅力もあります。オフィス全体の印象を引き締め、モダンで洗練された雰囲気をつくり出してくれます。また、よこ型ブラインドに比べて埃が付きにくいところもたて型ブラインドのメリットです。
ただし、たて型ブラインドは、エアコンや扇風機の位置によっては風が直接当たり、音が鳴ったり、羽(スラット)が早く傷んでしまったりする可能性があるので注意しましょう。また横からの視線の遮断にはぴったりですが、羽(スラット)の向きによっては、室内が見えてしまうことも考えられます。対策としては、羽(スラット)の間にレース生地を挟む「センターレーススタイル」を選べば、隙間が埋まり視線をカットできるのでおすすめです。
ニチベイでは、センターレーススタイルを含む4種類のラインアップがあるたて型ブラインド「アルペジオ」シリーズを展開しています。アルペジオでは、豊富なデザインとカラーが用意されているのも特長です。
ロールスクリーンは、布をスクリーンのようにして日光や周りの視線を遮断できるブラインドのことです。生地をロール状に巻いて上げ下げできます。ロールスクリーンは窓のブラインドとしてだけでなく、棚のものを隠す際や空間を間仕切る際に利用されることもあります。また遮光タイプや調光タイプがある他、紫外線防止や抗菌など機能性の高いものが多いのもロールスクリーンの特長です。
ニチベイでも、調光ロールスクリーン「ha・na・ri」シリーズが販売されています。不透明の生地とレースを組み合わせた3層の立体生地により、社内のプライバシーを守りながらもやさしい光を取り入れてくれます。
プリーツスクリーンは、扇子のような折り目がついた生地を上下に折り曲げたり、開いたりできるブラインドのことです。障子のような材質で、畳のある和室にも似合うことから、和紙調の製品も多く展開されています。またプリーツスクリーンは、断熱効果がある点も魅力です。じぐざぐとしている部分に暖かい空気が溜まって外に逃げることを防ぎます。
なおプリーツスクリーンは汚れが目立ってきたからと、洗濯することはできません。とはいえ、静電加工がされている製品もあり、日頃から表面の埃をはたくだけでもきれいに長く使い続けることができます。
ニチベイのブラインドは、素材も色も豊富なため、自社に合うブラインドを選ぶのに悩む方も少なくありません。そこでここではニチベイのオフィス用ブラインドを選ぶときのポイントを3つに絞って簡単に解説します。
なおニチベイに限らなくとも、オフィスのブラインドの選び方が詳しく知りたいという方は、以下の記事で詳しく解説していますのでご参照ください。
関連記事:みんなの仕事場「【オフィス】ブラインドのメリットと選び方! 種類別おすすめ商品10選」
まずオフィス用ブラインドは用途に合わせて選ぶことが大切です。特に使用する場所によってブラインドの種類は変わります。たとえば、オフィスビルの広い掃き出し窓におしゃれなブラインドを設置したいなら、景観を損なわずにすっきりとした印象を与えてくれるたて型ブラインドがおすすめです。また、隣のビルからオフィスが丸見えの場合や西日が強いオフィスの場合には、光や風を適度に通しつつプライバシー確保も可能なよこ型ブラインドが最適です。さらにプロジェクターを使う会議室などでは、遮光性に優れたロールスクリーンが向いています。ブラインドを選ぶときは、設置する広さや高さに応じて、ボタンひとつで開閉する電動(自動)式を選ぶと使い勝手が格段によくなります。
よこ型ブラインドの場合、一般的に軽くて取り扱いやすく、価格も抑えられるアルミ製が主流ですが、木製や竹製の商品もあります。木製や竹製のブラインドはアルミ製よりも高額ですが、インテリア性が高く、癒やしや落ち着いた雰囲気を演出できるため、お客さまが利用する頻度が高いロビーや応接室などにおすすめです。
一方、たて型ブラインドやロールスクリーンに多く採用されているのが布素材です。布製のブラインドはデザイン性が高く、温かみのある雰囲気を与えるため、人が集まるコミュニティールームなどに向いています。また、ロールスクリーンでは、UVカットや遮光、遮熱、抗菌、抗カビなどの性能をもつ生地を使っていることも多いため、設置場所に応じて必要な性能を選ぶとよいでしょう。
ただし、素材によって値段が異なるため、予算に合わせて自社のブラインドを選びましょう。
一般的なオフィスで多い白やアイボリー、ライトグレーといったホワイト系は、清潔感があり空間を広く明るく見せる効果が期待できます。また、ブルー系であれば集中力を高める効果が期待でき、オレンジやイエロー系は明るく活発な印象を与えてくれます。
高級感や落ち着いたラグジュアリー空間を演出したい場合は、ブラウン系やブラック系がおすすめです。濃い色を選ぶ場合は、雰囲気が重くなりすぎないように床や壁、窓枠などの色合いや家具とのバランスを見て、色を決めることが大切です。
ここからは、さまざまなメーカーのブラインドを数多く取り扱うオフィス家具のプロ「アスクル」が厳選した、ニチベイで人気のおすすめブラインドを種類別に紹介します。
はね(スラット)幅25mmのよこ型ブラインド。アルミ製のはねは軽くて丈夫なうえ、補強リブ加工が施されているので折れにくく安心して使えます。価格もお手ごろで、窓が多いオフィスなどにおすすめです。ブラインドの操作方法は直感的に操作しやすい操作棒を扱うロッド式なので誰も簡単に操作が可能です。高さは1000mmから2400mmまであります。
■本体価格(2025年3月時点)
¥8,569~¥11,363(税込)
※製品本体の価格です。幅・高さなどによって、価格は変動します。
はね(スラット)幅25mmのよこ型ブラインド。アルミ製のはねは軽くて丈夫なうえ、補強リブ加工が施されているので折れにくく安心して使えます。価格もお手ごろで、窓が多いオフィスなどにおすすめです。ブラインドの操作方法は直感的に操作しやすい操作棒を扱うロッド式なので誰も簡単に操作が可能です。高さは1000mmから2400mmまであります。
■本体価格(2025年3月時点)
¥8,569~¥11,363(税込)
※製品本体の価格です。幅・高さなどによって、価格は変動します。
ひとつ前に紹介した「ヨコ型ブラインド SAS-25シリーズ」のフルオーダーができる商品です。高さを1cm単位でオーダーできるため、特殊なサイズの窓が多いオフィスでもぴったりなブラインドが手に入ります。カラーは室内を明るく見せる効果が期待できるホワイト。アルミ製のはね(スラット)ですが、折れに強いリブ構造の「タフスラット」を使用しているため丈夫で安心です。
■本体価格(2025年3月時点)
¥7,212~¥11,352(税込)
※製品本体の価格です。幅・高さなどによって、価格は変動します。
ひとつ前に紹介した「ヨコ型ブラインド SAS-25シリーズ」のフルオーダーができる商品です。高さを1cm単位でオーダーできるため、特殊なサイズの窓が多いオフィスでもぴったりなブラインドが手に入ります。カラーは室内を明るく見せる効果が期待できるホワイト。アルミ製のはね(スラット)ですが、折れに強いリブ構造の「タフスラット」を使用しているため丈夫で安心です。
■本体価格(2025年3月時点)
¥7,212~¥11,352(税込)
※製品本体の価格です。幅・高さなどによって、価格は変動します。
アルミ製のよこ型ブラインド。はねの調整をするための操作棒が「ワンポール」と呼ばれるタイプで、筒状の操作棒のなかに昇降コードが内蔵されているため、すっきりした見た目が特徴です。ホワイト系のアルミブラインドは冷たい印象になりがちですが、こちらのブラインドはピンクがかったやさしいベージュ系のため、温かみのある空間を演出してくれます。高さは1000mmから2400mmの間で選べます。
■本体価格(2025年3月時点)
¥10,366~¥16,951(税込)
※製品本体の価格です。幅・高さなどによって、価格は変動します。
アルミ製のよこ型ブラインド。はねの調整をするための操作棒が「ワンポール」と呼ばれるタイプで、筒状の操作棒のなかに昇降コードが内蔵されているため、すっきりした見た目が特徴です。ホワイト系のアルミブラインドは冷たい印象になりがちですが、こちらのブラインドはピンクがかったやさしいベージュ系のため、温かみのある空間を演出してくれます。高さは1000mmから2400mmの間で選べます。
■本体価格(2025年3月時点)
¥10,366~¥16,951(税込)
※製品本体の価格です。幅・高さなどによって、価格は変動します。
木目が美しい木製のよこ型ブラインド。アルミ製のブラインドよりも高額ですが、オフィスに自然な雰囲気を取り込めます。また、ウッドブラインドは落ち着いた温かみのある空間をつくるので、休憩室やミーティングルームなどに最適です。操作方法はループ型のコードで操作して昇降と調光ができるループコード式を採用しています。
■本体価格(2025年3月時点)
¥20,863~¥40,980(税込)
※製品本体の価格です。幅・高さなどによって、価格は変動します。
木目が美しい木製のよこ型ブラインド。アルミ製のブラインドよりも高額ですが、オフィスに自然な雰囲気を取り込めます。また、ウッドブラインドは落ち着いた温かみのある空間をつくるので、休憩室やミーティングルームなどに最適です。操作方法はループ型のコードで操作して昇降と調光ができるループコード式を採用しています。
■本体価格(2025年3月時点)
¥20,863~¥40,980(税込)
※製品本体の価格です。幅・高さなどによって、価格は変動します。
シンプルなデザインとリーズナブルな価格が魅力のロールスクリーンです。ポリエステル100%の生地は、室内の様子や室外の景色が薄っすらと映るミディアムタイプで、プライバシーを守りつつ、心地よい日差しを通します。幅は1,660mmで、高さは1,000mmから3,000mmの間で選べます。
■本体価格(2025年3月時点)
¥9,064~¥12,243 (税込)
※製品本体の価格です。幅・高さなどによって、価格は変動します。
シンプルなデザインとリーズナブルな価格が魅力のロールスクリーンです。ポリエステル100%の生地は、室内の様子や室外の景色が薄っすらと映るミディアムタイプで、プライバシーを守りつつ、心地よい日差しを通します。幅は1,660mmで、高さは1,000mmから3,000mmの間で選べます。
■本体価格(2025年3月時点)
¥9,064~¥12,243 (税込)
※製品本体の価格です。幅・高さなどによって、価格は変動します。
ニチベイの遮光スーパーエコノミーは、その名の通り遮光タイプのロールスクリーンです。生地はうっすらと光を通す遮光2級のウォッシャブルタイプで、万一汚れても家庭用洗濯機で洗濯ができるので安心です。高さは1000mmから3000mmまで21サイズ展開されており、オフィスにぴったり合うものが見つかるでしょう。
■本体価格(2025年3月時点)
¥11,722~¥14,773 (税込)
※製品本体の価格です。幅・高さなどによって、価格は変動します。
ニチベイの遮光スーパーエコノミーは、その名の通り遮光タイプのロールスクリーンです。生地はうっすらと光を通す遮光2級のウォッシャブルタイプで、万一汚れても家庭用洗濯機で洗濯ができるので安心です。高さは1000mmから3000mmまで21サイズ展開されており、オフィスにぴったり合うものが見つかるでしょう。
■本体価格(2025年3月時点)
¥11,722~¥14,773(税込)
※製品本体の価格です。幅・高さなどによって、価格は変動します。
こちらは1枚の生地がプリーツ状に折りたたまれたスクリーンです。フラットのロールスクリーンとはひと味違う均等に並んだ横ラインが美しく、オフィスのいいアクセントになります。ポリエステル100%の生地は透けにくく、室内プライバシーを守れるため、休憩室など視線を気にせずにリラックスできる場所におすすめです。高さは1000mm~2200mmの13サイズから選べます。
■本体価格(2025年3月時点)
¥15,664~¥21,824(税込)
※製品本体の価格です。幅・高さなどによって、価格は変動します。
こちらは1枚の生地がプリーツ状に折りたたまれたスクリーンです。フラットのロールスクリーンとはひと味違う均等に並んだ横ラインが美しく、オフィスのいいアクセントになります。ポリエステル100%の生地は透けにくく、室内プライバシーを守れるため、休憩室など視線を気にせずにリラックスできる場所におすすめです。高さは1000mm~2200mmの13サイズから選べます。
■本体価格(2025年3月時点)
¥15,664~¥21,824(税込)
※製品本体の価格です。幅・高さなどによって、価格は変動します。
窓際などをコーディネートしてくれるブラインドは、オフィス全体の雰囲気を大きく左右します。ニチベイのブラインドは、高いデザイン性と機能性を兼ね備え、カラーやサイズ展開が豊富です。 アスクルでは、紹介した商品以外にもオフィスで活用できるニチベイのブラインドを数多く取り扱っています。詳しくは以下のページをご覧ください。
編集・文・画像:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局
制作日:2025年3月18日
2016年11月17日のリニューアル前の旧コンテンツは
こちらからご確認ください。