おしゃれなオフィスデスクを選ぶには、いくつかのヒントがあります。会社のコンセプトに合った機能性やデザインで統一することはもちろん、空間を調和するレイアウトも重要なポイントです。オフィスの移転やリニューアルを予定している会社に向けて、デスクの選び方や快適なオフィスを作るコツ、おすすめのデスク5選をまとめています。
オフィスデスクを購入する際は、よく吟味しないと会社に適したものを選べません。デザインにこだわりすぎて機能性がなかったり、逆に機能性を重視しすぎて雰囲気が堅苦しくなったりすることがあります。
失敗しないためには、まず天板のサイズやデスクの高さ、形、種類、収納力、レイアウトに合うデザインなどの専門的な情報を得ることが必要です。
デザイン性も機能性も高く、使いやすいオフィスデスクを見極めるには、次のポイントに注目しましょう。
会社の業務内容に応じて、天板のサイズは大きく異なります。基本的に、幅は「100cm」「120cm」「140cm」「150cm」の4つのサイズに分類されます。
100cmは営業など外回りの業務が多く、オフィスで行うPC業務が少ない場合に適している広さです。最もバランスの取れた120cmは、オフィスの規模がそれほど大きくなく、デスクワークが多い場合に適しています。デスク内に収納ボックスを配置できる140cmは、書類や図面などを多用する場合に必要な広さです。150cmは、大型モニターなどを複数使用する場合に適しています。
天板の奥行は、大体「60~65cm」「70~75cm」の2つに分類されます。
60cmはオフィスの規模が小さい場合、65cmはさらにゆとりが欲しい場合に適しており、どちらも対面者との距離が近いため、コミュニケーションを取りやすい点がメリットです。
一方、70cmはPC業務以外にも書類や図面を多用する場合、75cmはデスク上に収納スペースが欲しい場合に適しています。
日本における机の高さは、JISにより基準として「70cm」と定められていました。しかし、現在は多くの外国人も働く時代となり、日本オフィス家具協会が2011年に基準を「72cm」に改正した背景があります。これにより、60~72cmの調整が可能なデスクが登場しています。人によって異なりますが、自分に合う高さとしては、肘をデスクに置いて90度の直角になった状態が理想です。
椅子の高さは、床から36~45cmが一般的とされています。自分に合う高さとしては、足裏全体が床に接している上で、膝から先の体重を足裏に乗せられる状態が理想です。
理想的な椅子の高さを求める際は、「身長×1/4cm」で測れます。また、差尺(座面からデスクの肘を置く位置までの高さ)の理想は「身長×1/6cm」です。
(引用元:コクヨマーケティング株式会社「オフィスデスクの最適な高さとは?椅子の高さを算出できる計算式のご紹介と高さが合わない時の対処法を解説」)
オフィスデスクの形には、基本的に「片袖机」「両袖机」「平机」「L型デスク」の4種類が挙げられます。
スタンダードな片袖机は、右袖あるいは左袖に2~3つの引き出しが付いた収納ボックスがあるタイプです。比較的規模が小さいオフィスに適しています。
両袖机は両袖に収納ボックスが付いているので、収納スペースは十分にあります。オフィスのレイアウトが島型対向式の場合におすすめです。
フリーアドレス制などにより、個人の荷物などをデスクに収納しない場合は、平机をおすすめします。オフィスの環境に柔軟に合わせられるので、それほど個人の収納スペースを必要とせず、席替えやレイアウト変更が多い場合にぴったりです。
L型デスクは、広い天板で書類や図面を広げて作業する場合に適しています。例えば、マルチタスクをこなすマネージャーや、資料を多用する研究職などにおすすめです。ただ、デメリットとして、他のデスクよりサイズが大きいため、レイアウトに融通が利かないことが多いです。
関連記事:「両袖机の特徴とは?ほかの机との違いや選び方、おすすめ商品も紹介!」
デスクの収納力は重要なポイントであり、デスクの上が乱雑していると、生産性に悪影響を与えます。印象が悪くなることはもちろん、従業員のモチベーションにも響きます。さらに、必要な資料が見つからない事態が発生し、貴重な時間を浪費することもあるため、収納力は欠かせません。
デスクを管理する従業員にとって、整理整頓のしやすさは業務効率が上がるので大切です。書類などを収納しやすいだけではなく、見た目がスッキリして見つけやすい・取り出しやすい工夫も求められます。
また、机上や引き出しの中を整理する収納グッズが多く存在しますが、より空間をスッキリ見せるためには、デスクそのものの収納力も重視すべきです。
オフィスのレイアウトを組むポイントは、「快適さ」「おしゃれさ」「機能性」の3つです。以下より、主なレイアウト別に選ぶべきデスクを解説します。
「対向型」はデスクを向かい合わせた形であり、部署ごとに島を作ることか、「島型」とも呼ばれています。日本の多くの会社では、スタンダードなレイアウトとして多く活用されています。
一般事務に適しており、部署やチームごとに分けて、コミュニケーションを取りながら業務を進めていくことに有効です。ただ、他の部署との交流が遮られる点がデメリットです。
「相手の視線が気になって集中できない」という側面があるので、オプションで目隠しパネルを追加できるデスクをおすすめします。
「背面型」は対向型の真逆であり、このレイアウトも多くの会社でよく活用されています。従業員同士が背中合わせに配置される形で、PC業務をメインとしたデスクワークの集中しやすい環境を作り出せます。
ある程度の通路幅と動線を確保しなければならないため、奥行がコンパクトなデスクがおすすめです。
対向型と同様、他の部署とのコミュニケーションを取りにくい点がデメリットです。また、オフィスの面積が小さいと、動線の確保が難しいかもしれません。
「同向型」は学校の教室のように、全員が同じ方向を向いているレイアウトです。対面による接触を避けられるため、感染症対策に向いています。金融機関や役所、コールセンターなどでよく活用されています。
目隠しパネルの設置が可能なデスクを選べば、セミクローズな空間を作れるので、個人で行う業務がスムーズです。また、従業員の管理がしやすく、来客があった場合に迅速に対応できる点がメリットとして挙げられます。
デメリットは、コミュニケーションが取りづらい点です。チームで共同作業する場合には向いていません。
「フリーアドレス型」は従業員が個人のデスクを持たず、業務内容や状況に応じて働く場所を選択できるレイアウトです。
現在、テレワークが一般的となり、オフィスワークとテレワークを組み合わせたハイブリッドワークが増えています。さまざまな選択肢が求められる今の時代に適しています。
レイアウトの自由度が高い分、コミュニケーションが活性化され、会社全体の空気の流れがよくなります。さまざまな形に配置可能な平机やミーティングテーブルがおすすめです。
また、必要に応じてサイドワゴンも設置しておくと、収納スペースを確保できて便利です。
以下より、デザイン・機能性が優秀で使いやすい、おしゃれなオフィスデスクを5つピックアップして紹介します。
フリーアドレス制のレイアウトを計画している会社やスペースに限りがあるオフィスに適しています。スタンダードタイプは「幅120cm×奥行60cm×高さ72cm」です。幅は他にも100㎝と80㎝があり、後者のみ奥行が55cmとなっています。
3色展開しており、どのオフィスにもマッチするシンプルなデザインが特徴です。傷や汚れに強く、耐荷重100kgのメラミン天板を採用しています。対向型や背面型、同向型のいずれにも適している実用性もあります。
収納スペースを確保したい場合は、サイドキャビネットの追加が可能です。また、足元を隠すサイドメッシュパネルを取り付けることで、吊り下げ収納としても活用できます。デザイン性を保ちながら、収納を増やせる点がメリットです。
フリーアドレス制のレイアウトを計画している会社やスペースに限りがあるオフィスに適しています。スタンダードタイプは「幅120cm×奥行60cm×高さ72cm」です。幅は他にも100㎝と80㎝があり、後者のみ奥行が55cmとなっています。
3色展開しており、どのオフィスにもマッチするシンプルなデザインが特徴です。傷や汚れに強く、耐荷重100kgのメラミン天板を採用しています。対向型や背面型、同向型のいずれにも適している実用性もあります。
収納スペースを確保したい場合は、サイドキャビネットの追加が可能です。また、足元を隠すサイドメッシュパネルを取り付けることで、吊り下げ収納としても活用できます。デザイン性を保ちながら、収納を増やせる点がメリットです。
オプションとカラーバリエーションが豊富で、オンラインミーティングやフリーアドレスにも使いやすいです。スタイリッシュな引き出しが標準装備されており、組み立てやすさや耐久性などの機能性が優れています。
正面とサイドに、吸音効果のあるデスクトップパネルを付ければ、視線や騒音の軽減が可能です。他にも、収納スペースを確保できる荷置きワゴンや、机上面を拡張するデスクエンドオープンもあります。同シリーズで色やデザインが統一されているため、追加してもオフィスの雰囲気を壊しません。
また、同シリーズにはフリーアドレスデスクとハイタイプデスクも用意されており、オフィス環境に応じて選択できます。立ちながらのデスクワークや、ミーティングで必要とされるフリーアドレスを求めるオフィスにおすすめです。
オプションとカラーバリエーションが豊富で、オンラインミーティングやフリーアドレスにも使いやすいです。スタイリッシュな引き出しが標準装備されており、組み立てやすさや耐久性などの機能性が優れています。
正面とサイドに、吸音効果のあるデスクトップパネルを付ければ、視線や騒音の軽減が可能です。他にも、収納スペースを確保できる荷置きワゴンや、机上面を拡張するデスクエンドオープンもあります。同シリーズで色やデザインが統一されているため、追加してもオフィスの雰囲気を壊しません。
また、同シリーズにはフリーアドレスデスクとハイタイプデスクも用意されており、オフィス環境に応じて選択できます。立ちながらのデスクワークや、ミーティングで必要とされるフリーアドレスを求めるオフィスにおすすめです。
ナチュラルな木目と、コンパス型のシャープなスチール脚が特徴です。シンプルなデザインを重視したい、ハイブリッドワークを広げたいオフィスに適しています。幅は120cmと80cmの2種類です。
天板には配線をスッキリさせる切り欠き、天板裏にはコードをまとめられるフック、脚にはSカンなどを取り付けられる穴、デスクにはコンセントが備わっています。
また、幅30cm×奥行45cm×高さ58.5cmのメッシュワゴンを置けば、収納スペースを確保できます。機能性とデザイン性を兼ね備えた、優秀なオフィスデスクです。
ナチュラルな木目と、コンパス型のシャープなスチール脚が特徴です。シンプルなデザインを重視したい、ハイブリッドワークを広げたいオフィスに適しています。幅は120cmと80cmの2種類です。
天板には配線をスッキリさせる切り欠き、天板裏にはコードをまとめられるフック、脚にはSカンなどを取り付けられる穴、デスクにはコンセントが備わっています。
また、幅30cm×奥行45cm×高さ58.5cmのメッシュワゴンを置けば、収納スペースを確保できます。機能性とデザイン性を兼ね備えた、優秀なオフィスデスクです。
9色のカラーバリエーションにより、空間に合わせたコーディネートが可能です。天板耐荷重が150kgと丈夫な国産品質を誇る、コクヨのスチールデスクです。
キャスターのフルオープンの引き出しには、大容量のA4ファイルボックスを収納できます。オールロックやラッチなどの機能が装備された、見た目がスッキリする低床タイプです。デスク上の配線穴は左右に付いており、向きやレイアウトなどに応じて使い分けられます。
対向型の場合は、オプションのデスクトップパネルを追加することで、視線を気にせず集中して業務に取り組めます。
9色のカラーバリエーションにより、空間に合わせたコーディネートが可能です。天板耐荷重が150kgと丈夫な国産品質を誇る、コクヨのスチールデスクです。
キャスターのフルオープンの引き出しには、大容量のA4ファイルボックスを収納できます。オールロックやラッチなどの機能が装備された、見た目がスッキリする低床タイプです。デスク上の配線穴は左右に付いており、向きやレイアウトなどに応じて使い分けられます。
対向型の場合は、オプションのデスクトップパネルを追加することで、視線を気にせず集中して業務に取り組めます。
幅のサイズは300~420cmと、3人並んでもゆったり使えるワイド設計です。中間脚は奥にセットされているため、足元の解放感があります。天板には、耐荷重160kgの頑丈なメラミン樹脂化粧板を採用しています。
同シリーズには、「平机」や「ハイデスク」、「L型デスク」、「120度天板デスク」もあります。集中したい場合は平机とL型デスク、気分をリフレッシュする立ち仕事の場合はハイデスクがおすすめです。120度天板デスクはどんなレイアウトでも、視線がぶつかりません。
コード類をスッキリさせる配線フタや配線ダクト、ガタつきを抑えるアジャスター、バッグなどを掛けるサイドフックが備わっています。
幅のサイズは300~420cmと、3人並んでもゆったり使えるワイド設計です。中間脚は奥にセットされているため、足元の解放感があります。天板には、耐荷重160kgの頑丈なメラミン樹脂化粧板を採用しています。
同シリーズには、「平机」や「ハイデスク」、「L型デスク」、「120度天板デスク」もあります。集中したい場合は平机とL型デスク、気分をリフレッシュする立ち仕事の場合はハイデスクがおすすめです。120度天板デスクはどんなレイアウトでも、視線がぶつかりません。
コード類をスッキリさせる配線フタや配線ダクト、ガタつきを抑えるアジャスター、バッグなどを掛けるサイドフックが備わっています。
時代に合わせたオフィスづくりは急務です。以前のままでオフィス業務を継続していると、業務効率化は望めません。
オフィスデスクを選ぶ際は、天板のサイズや椅子の高さ、机の形・種類、収納力などに注目しましょう。また、対向型や背面型、同向型、フリーアドレス型など、レイアウトの形を考慮した上で使いやすいものをピックアップすべきです。
アスクルでは、新設・移転・リニューアルする会社に向けた「オフィスづくりサービス」を提供しています。オフィスや働き方に合わせた商品とオフィスのレイアウトをプロが提案する「レイアウトサービス」と、大量注文時の在庫確認や納期の調整を対応する「まとめ買い相談サービス」があります。
まとめ買いで予算を抑えつつ、適切なレイアウトを組めるよう、オフィスづくりのサポートをしてくれます。ぜひ活用してみてください。
編集・文・画像:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局
制作日:2024年8月14日
2016年11月17日のリニューアル前の旧コンテンツは
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