(株）島崎義治建築設計事務所

シマザキヨシハルケンチクセッケイジムショ

建築やデザインに対する考え方

建築空間は人の生活や行動を描き出すことから生まれるのであり、また同時に豊かな建築空間から豊かな生活や行動が生まれるのであります。建築空間と人との密接な関係を作り出すことにより、真に快適な空間を作り、空間に集い、使う人々に愛される建築を作りたいと考えます。

このような空間は建築家と発注者や利用者との絶え間ない対話の中から生まれるものであります。オルタナティブスタディという数多くの検討案を作ることによりくり返し、くり返して対話を行うのです。検討案を変えてゆきながら、変わらない価値基準やコンセプトを見つけてゆくことになるのです。

こうした建築空間を作る過程では常に多くの複層する問題点と対峙することが多いです。それらを合理的、総合的に解決をするために建築家の視点が必要であると考えています。建築づくりを通し、相矛盾する問題点を同時に解決する論理が設計であり、デザインであるのです。そして、それは、建築家の経験と創造力と情熱により達成されるものであります。

以上のプロセスは師 内井昭蔵に学んだ基本に忠実な建築づくりがベースとなっています。そして、このような建築は新たな価値を生み出し、変化をしながらも永く生き続ける建築空間となってゆきます。