今回は、タクシー配車アプリ「全国タクシー」や、タクシーメーター、車載カメラの開発を行っているJapanTaxi株式会社のオフィスにやってきました。
JapanTaxi株式会社は、タクシー業界老舗の日本交通株式会社のグループ企業です。同社のタクシー配車アプリ「全国タクシー」は、スマホ画面をタップするだけで現在地周辺の登録タクシーが迎えに来てくれる便利さが受けて、450万ダウンロードを達成し(2018年3月)、日本最大級のタクシー配車アプリとなっています。
また、タクシー専用のドライブレコーダーや、タクシーメーター、車内デジタルサイネージ等のIT技術をベースにした開発を行っており、日本交通株式会社という歴史ある企業を母体に、ITの力でタクシーをはじめとした「移動」を革新するベンチャー企業なのです。
同社は2016年3月にさらなる成長に向けて、東京・紀尾井町に移転しました。現在、東京のオフィスに在籍する社員数は約80名(2018年3月時点)。タクシー×ITのベンチャー企業のオフィスはどんな様子なのか、オフィスコンセプトは「ブルックリン (Brooklyn)」と聞いて期待が高まります。
ではさっそくオフィスを紹介して参りましょう。
同社のオフィスは、東京千代田区紀尾井町の紀尾井町ビル内にあります。周囲には国会議事堂、官庁街、最高裁判所、など日本の政治・行政の中心地といった雰囲気です。最寄駅は、東京メトロ 有楽町線「麹町駅」1,2番出口徒歩2分になりますが、オフィス周辺に駅は多く、東京メトロ 有楽町線・半蔵門線・南北線「永田町」、半蔵門線「半蔵門駅」、銀座線・丸ノ内線「赤坂見附駅」、JR・丸の内線・南北線「四ツ谷駅」も5~10分の距離にあり、都内のどこからでもアクセスの良い立地です。
同社の入居する紀尾井町ビル1Fの奥に進むと同社のエントランスはあります。
写真右側に見えるのは大型パネルモニターに表示された同社の「全国タクシー」アプリ。親会社の日本交通株式会社の本社オフィスもこちらにあります。
こちらのタブレットで担当の方を呼びだします。
セキュリティゲートを抜けると、
エントランスのセキュリティゲートを抜けると、タクシー(実車)が!
都内でよく見かけるタクシーですね。通称・東京四社カラーと言われるレモンイエローをベースに赤帯が塗装されたトヨタ製クラウン・スーパーデラックスです。
乗車できる本物のタクシーです!
こちらはお客様向けの専用タブレット端末。
同社では、写真に見えるような車内で使用するタクシーメーターやタクシー車載カメラ、タブレット端末などを開発しているため、こちらの実車で動作テストや、使い勝手を確認するのにも使われるのだとか。
アプリの広告もタクシー側面に。
実車でお客様向けの案内や広告の掲載場所も視認性とともに確認しているとのこと。
こちらには同社の開発した、ドライブレコーダーや、タクシーメーター、タブレットなどの機器の展示がありました。
奥に見えるのは日本交通株式会社のオフィス。
このタクシーを囲むようにして会議室やカフェスペースがあります。
ブラックスチールのパーティションに囲まれた会議室。
いわゆる「ブルックリンスタイル」でまとめられていて、シャープでありつつも温かみがあります。
会議室の名前は、世界のタクシーが有名な都市の名前から。ほかには、「ロンドン」「シンガポール」という名前の会議室がありました。
中をのぞいてみると。
ウッドのフローリングに、木製天板のテーブル。大型モニター付。チェアは、ヴィトラのティップトン(Vitra Tipton)。いろいろアイデアが湧いてきそうなカジュアルでいておしゃれな会議室です。
ちなみに左側に見える壁は
キルティング風の布張りで、吸音性を持たせてあるとのことでした。 会議室をフルハイトのガラスのパーティションで囲うと室内の声の反射が気になりますから、吸音対策として面白いですね!
こちらは一番大きな会議室。奥の使い古したテイストの黒板がいいですね。
ブラックスチールに木製天板というブルックリンスタイルのテイストで統一されています。
ちなみに、こちらの空間は、パーティション部分が可動になっているので、会議室前のカフェスペースと合わせてホールとして使えるように作られています。
飲み物をこちらのカウンターで飲んで休憩したり、雑談したり。
奥に先ほどのカフェカウンターがあり、カフェ空間が広がっています。
リラックスできそうな空間です。こちらで簡単な打ち合わせをすることもあるとか。
では、執務スペースへ行きましょう!
執務エリアは同じビルの3Fにあります。
固定席制。木製天板、ブラックスチール脚とカフェとデザインは共通です。
デスクをアップで。連結タイプのデスクです。
こちらは開発メンバーの席を撮らせていただきました。
アプリだけでなく、車載カメラやタクシーメーターといったハードウェアも開発されています。
同フロアで少し離れてもう1つの執務エリアもありました。
執務エリアに隣接した大きな会議室です。
これから社員の方が増えて来たらこちらも執務エリアになるそう。
こちらにはソファ席。こちらで休憩をしたり。
畳が敷いてある小上がりも!
少し疲れた時にごろんと横になれるのっていいですねー。
以上でオフィスを一周してきました。
アクセスの良い日本のまさに中心地で、ITベンチャーの活気あるオフィスが作られています。長い歴史のあるタクシー業界を、新しいITの力で革新していく同社のオフィスは、オフィスコンセプトが「ブルックリン (Brooklyn)」とあるように、ニューヨークのブルックリンで、長い歴史と相反する新しいものが混ざり合って活力を生み出す姿を象徴しているようで、働く人に活力を与えてくれるような魅力あるオフィスでした。
日本最大級のタクシー配車アプリ「全国タクシー」を始め、タクシー専用のドライブレコーダーや、タクシーメーター、車内デジタルサイネージ等のITを活かした開発を行う。日本交通株式会社のグループ企業。日本交通株式会社という歴史ある企業を母体に、ITの力でタクシーを革新するベンチャー企業。
タクシー配車アプリ「全国タクシー」
編集・文・撮影:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局
取材日:2017年10月3日
2016年11月17日のリニューアル前の旧コンテンツは
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