その他

KEYWORDS:

COLOR:その他

その他

KEYWORDS:

COLOR:その他

特長

上層に行くほど徐々にプライベート性を増すように天井高を変えながら積み上げられた3層は、外との繋がりを緩やかに減速します。
また、狭小ゆえ広さを求めて完全なワンルームとするのではなく、あえて空間は曖昧に間仕切りつつも必ず１辺以上の壁を連続させることで、狭い中にも奥行きを持つ家としました。
その為に、室と室とを扉で区切るのという考え方ではなく、床から天井までの開口としその幅を調整することで空間の繋がり方を操作しています。
そして木造ながら約6x6mの無柱空間とすることで、これからこの家が担うことになる数十年の年月の流れの中での住まい手の変化にも柔軟に対応できるようにしました。
2x12材を細かく並べた木造版のフラットスラブとし、設備関係は全てその厚みの中で処理しています。
窓は柱位置の効率の良さから基本的には全階とも同じ位置とし、外観に内部空間の柔軟さとは対極の均一な表情をあたえています。
それは、外の世界も住む側も変わっていくという事を肯定したが故の解答でもあります。
開口部から差し込む光は漆喰で塗られた壁の上を優しくなめ、直線的な建築をやわらかく包んでいます。

この仕事場をデザインした会社

西村幸希建築設計