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[以下は2016年11月17日のリニューアル前の旧コンテンツです]

株式会社 ケンエレファント

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受付・エントランス

ケンエレタウン エントランス

エレベータを降りると、ケ・ン・エ・レ・フ・ァ・ン・トの文字の書かれたイエ型の看板が出迎えます。このイエ型も、オフィスのインテリアと同様の産業廃材(建築用木材の端材)から作られています。人が通るとそれぞれの文字がゆらゆらと揺れ、殺風景だったエレベータホールに動きを与えています。
 看板を過ぎて、エントランスドアを開けると、フィギュアが出迎えます。マップと「ケンエレタウンページ」で訪問先を案内します。
(写真:西川公朗)

KEYWORDS:看板 廃材 エレベーターホール マップ 電話

COLOR:その他

応接・会議室

出会い、集いの場

ブースの外側は「路地」や「広場」のようなパブリックスペースになっています。
あちこちにテーブルや椅子、植物などが置かれ、出会い、集いの場となります。
(写真:西川公朗)

KEYWORDS:路地 広場 オープン ミーティング 植物

COLOR:その他

ホール・研修室

ケンエレタウン

このプロジェクトにあたって、我々は「構成」「素材」「プロセス」といった切り口を通して、東京という都市と重ね合わせることでこの会社のアイデンティティを表現することを試みました。
 まず、多彩なスタッフがアイディアを持ち寄り、新たなものを創造していく場となるオフィスを都市の縮図ととらえ、10の小さなブースから成る小さな街をつくることにしました。
 各チームやそれを支える機能空間を様々な高さの壁で囲い、ブースをつくります。ブースの間は路地や広場となり、他のチームスタッフや来客とのコミュニケーションを促すパブリックスペースとなります。窓やニッチが穿たれたカラフルな外壁とは対照的に、ブースの内側は単色でスタッフが作業に集中できるワークスペースとなっています。
 ブースの外壁は、工事足場に掛かる広告シート、廃車のエアバッグやシートベルト、アパレル製品の生地サンプル、ショールームから出たカーテンサンプル、アクリルの端材といった産業廃材で作られています。これらの廃材は、ケンエレファントが手がけるNEWSEDプロジェクト("new"と"used"から作られた造語)で、新しいプロダクト製品へ再生されている素材です。用途を終え不要となったモノや必要な部材が取られて残った端材など,いままで廃棄されていたこれらの素材を、我々は「断片化」と「再結合」という手法で再活性化させることにしました。材料を同じ幅に切断することで、多様な素材に形態的な統一性を与えながら,再結合された全体としてはランダムなダイナミズムが生まれます。
 また,これらの産業廃材を壁化するプロセスにおいては,千葉県にある身障者支援の地域作業所で各廃材のカットや加工を行い,学生や社会人が参加したワークショップを通して下見張りの壁に仕上げられました。各ブースの内側は平面的なゾーニングによってカラーリングされていますが,外側の廃材下見張りをどう貼っていくのかはワークショップに参加した人々の手に委ねられました。多様な人達の意図がさらなるランダムさを生み出しています。
 このようにして、様々なアイディアが生まれ、育ち、そして出会う場として、東京の古書店街の雑居ビルの中に小さな街「ケンエレタウン」が完成しました。
(写真:西川公朗)

KEYWORDS:廃材 和室 間仕切 ブース フィギュア

COLOR:その他


特長

PLAYFUL OFFICE

ケンエレファントの商品、企画と同様にオフィスデザインも遊び心に満ちています。

ケンエレタウン

ケンエレファントのオフィスは街のようになっています。
路地や広場で社員やゲストが出会い、新たなアイディアが生まれます。

産業廃材をデザインで生かす

ケンエレファントの手がけるプロジェクト、NEWSED PROJECTで扱う産業廃材をオフィスデザインに生かしました。小さく断片化することで、多様な素材を盛り込んだカラフルな「外壁」が出来上がりました。

様々な景色

街のようなオフィスには様々な景色が現れます。
路地を抜けた先には「男坂」が出現し、「ケンエレタウン」と神田猿楽町の街がつながります。


商品・サービス

ホビーチーム

造形集団の海洋堂と共に商品を開発、発売しています。

■ リボルテック
特撮シリーズ・タケヤシリーズの2シリーズを扱っています。

■ ケンエレトイズ
「東京国立博物館ガチャ」「おさわり探偵なめこの食玩」などを手がけ、展開をしています。

クリエイティブチーム

ノベルティの企画・生産、OEM製作、コンテンツコーディネート、北海道プロジェクトなどを行なっています。

■セールスプロモーション
ノベルティグッズの企画・デザインから、POPなどのツール作成までを一貫して行なっています。

■OEM製作
他社のブランドやキャラクターを生かしたオリジナルグッズの制作を行なっています。

■コンテンツコーディネート
ブランドやキャラクターなどのコンテンツを販促企画のコンセプトに合わせてコーディネートいたします。

■ 名物作り部
その土地ならではの文化、食、産業など、地域性を活かした面白い企画をプロデュースし、名物を作りあげます。

NEWSED PROJECT

社会貢献型事業部門として立ち上げたNEWSED PROJECTは廃材を活用したブランド・OEM・コンテストの3部門を展開しています。

■ブランド
オリジナルブランドの「NEWSED」とは"NEW"と"USED"を組み合わせた造語。一口で言えば、廃棄物の資源化・クリエイター支援・障害者支援の3つを結びつけた新しいタイプのプロジェクト。ブランドコンセプトは「古くなってしまったものを新たな視点で見ることで、別の新しいものとして蘇らせる」。

■ OEM
東日本大地震復興支援商品として寄付金付きシートベルトラゲッジタグや、環境雑誌の付録で本来は廃棄されてしまう間伐材を使ったオリジナルコースターや印刷会社で廃棄されていた在庫紙などを使ったカレンダーなどの廃材を使った商品の企画・製作を請け負っています。

■ コンテスト
廃材をつかったコンテスト、「ゴミコン−不要なものから必要なものをつくる−」は2011年にスタートしました。ゴミコンのサイト上で、NEWSED PRO
JECTに集まった廃材の種類や特性を伝えて、そこから考えた優れたアイデアを一般募集し商品化を目指すコンテスです。
NEWSED PROJECTには、廃材を活用して欲しい企業や廃材を使ってものづくりをしたいクリエイターからの問い合わせをお待ちしております!

社長の一言

石山 健三 取締役社長

【ケンエレファントについて】

めまぐるしく進化するサブカルチャー。
そのサブカルチャーから、色々な物が生み出され,メインカルチャーへと拡散し、昇華され、廃れていきます。
ケンエレファントは、そのサブカルチャーとメインカルチャーの産物を用いて、ポップで、キュートで面白く,かっこ良い、世界を面白くしていける物を作り上げます。
私たちの生活の中の美・面白い事全てをミックスさせて、KENELEPHANTは新しい時代をつくりあげます。

株式会社 ケンエレファント(ケンエレファント)

従業員数10〜29
電話番号03-5259-5371
FAX番号03-5259-5372
住所101-0064 東京都千代田区神田猿楽町 2-1-14 2-1-14
代表者名石山 健三
事業内容セールスプロモーション事業、ホビー事業、社会貢献プロジェクト
URLhttp://www.kenelephant.co.jp/
広さ300m2〜499m2


この仕事場をデザインした会社

一級建築士事務所ikmo

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