エントランス

日本精線クリスタルホール

この建物は、大手企業の社員のための福利厚生施設である。企業のスポーツゾーンの中に建てられたこの施設は、隣接する野球グランド・テニスコートと有機的な外部空間の連携を意図しながら、一階が社員レストラン、二階がアスレティック倶楽部諸室という構成になっている。二階への外部の大階段を上るとオープンテラスが開けて、グランド・テニスコートが一望に見渡せる構成となっている。ガラスブロックの大きな曲面壁は、二階の開放的なアスレティックジムとラウンジ空間に柔らかな光をもたらし、心身ともに仕事の疲れを癒す非日常的な透明感を持つ空間演出が施されている。１階のレストランでは、南面の大曲面ガラステラス窓の向こうに、緑のサンクンガーデン風の庭が配され、周辺事業所からの視線や騒音を遮断して、落ち着きとゆとりを感じる食事空間を実現している。

KEYWORDS:ガラスブロック曲面壁 癒しのジム空間 コンクリート打放し 大階段 フローリング

COLOR:透明、スケルトン

この仕事場をデザインした会社

小南一郎建築研究所　一級建築士事務所