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@cosme(アットコスメ)を運営する株式会社アイスタイルのオフィスは、オープンでコミュニケーション豊かな空間(オフィス訪問[1])

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今回のオフィス取材先は、日本最大のコスメ・美容系総合サイト「@cosme(アットコスメ)」の企画・運営を行う株式会社アイスタイルの本社オフィスだ。


@cosme(アットコスメ)」は、コアユーザーに20~30代の働く女性を抱え、ウェブサイトへの月間訪問者数が1500万人(ユニークユーザー数)になる大人気サイトである (※同社「@cosmeサイトデータ資料<2017年3月>」による)。コスメや美容に関して圧倒的な情報量とバリエーションの豊かさでは他社の追随を許さない。2012年には東証マザーズに上場し、その後1年内に東証1部へ市場変更を果たしている成長企業だ。


本稿執筆時点で判明している直近(2016年6月末日)売上高は142億円企業グループ連結の従業員数約600名の大企業であり、女性向けのネットメディア運営ということもあり、女性社員比率が約6割と高く、女性管理職比率は4割にのぼる。女性が企業の力の中心となっているアイスタイルのオフィスのありかたは、ダイバーシティを考える企業にとって参考になるのではないか。


といっても、「女性だから」何か特別な設備があるわけではない。自然体で女性にとって居心地の良い空間が作られている(男性にとっても)ポイントは、柔らかな雰囲気、誰が何をやっているか分かるオープンさ、すぐにコミュニケーションが取りやすい空間づくりだ。


その空気感をできる限り伝えるべく、本記事では写真を多く用いて構成した。同社のオフィスづくりについては、同社 経営管理本部 経営管理部 総務グループ マネージャー 小屋敷 瞳さんに話を伺った。


ではオフィスツアーに出かけよう。



■最寄駅は「溜池山王駅」と「六本木一丁目駅」

東京メトロ南北線・銀座線「溜池山王駅」13番出口より徒歩4分、南北線「六本木一丁目駅」3番出口より徒歩2分という交通至便な立地だ。同社が入居するビルの建つ赤坂周辺は、TBSやテレビ朝日といったテレビメディアの本社もあり、IT系や金融系企業の入居する六本木ヒルズやミッドタウンも徒歩圏内という東京のメディアの中心地的な位置にあるのも魅力だ。



■エントランス

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エレベーターで同社の入居する34階のフロアまで上がりエントランスへ。
1歩入ると明るく柔らかな木調の受付が設置されている。


こちらのオフィスへは2013年8月に移転しているのだが、その時のオフィスコンセプトが、「Tree(木)」「Unfinished(未完成)」ということで、タワービルを木に見立て、木の周りに人が集う空間が形作られている。


そのため、コンセプトに従い、建物中央付近のカラーリングは木の幹に当たるため木調のライトブラウンで仕上げられている。


カウンターの上には、

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来社されたタレントの方や、アイスタイル主催のイベントに登壇した方のサインが飾られている。さすが日本最大のコスメ・美容系サイトだ。


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こちらは受付前にある待合スペース。


こちらの壁のデコレーションは1か月周期で季節に合ったものに変更するそうで、総務4人のメンバーで考えて替えているとのこと。取材時は3月のため桜と梅があしらわれている。新しく飾り付けると見た人から感想をもらえるとのことで、こうしたところでも、ちょっとしたコミュニケーションが生まれている様子がうかがえる。



■エントランスロビー全景

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受付側からエントランスロビーを一望。
ここはオープンエリアで大きな通路も兼ねたスペースになっている。


通路部分は天井をスケルトン化して、もともと高い天井高をさらに高くして開放感を高めている。木調のライトブラウンとホワイトカラーで統一されたデザインのこの空間は、柔らかく明るく、まるで公園のような広がりだ。例えるなら、超高層タワー34階にできたツリーハウスだろうか。



■受付近くのミーティングテーブル

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こちらは来客の方が待ち合せたり、ちょっとした打ち合わせをしたりするスペースになっている。チェアはプランク(PLANK)社モンツァチェア(Monza)


その後ろに見えるのは会議室。通路側に大きな窓が取られている。



■連結して大部屋にできる会議室

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こちらは、大会議室の要望があり増設された会議室とのこと。
受付(Reception)近い会議室のため、頭文字Rを取ってR1,R2,R3と番号が付けられ、普段は3部屋に分かれているが、可動間仕切りを動かすことで1部屋の大会議室に変更できる


会議室の窓は大きく、窓枠のエッジが立ててありアクセントになっている。



■こちらには表彰状

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通路反対側の壁には表彰状が飾られている。


受賞も多い同社だが、目立つところを解説すると、左に見えるグッドデザイン賞は、2014年度に「@cosme」に対して「ビジネスモデル・ビジネスメソッド」のカテゴリで与えられたもの。右下に見える小槌は新規上場時の記念で、東証の鐘を鳴らした小槌。


建物中央側の壁はライトブラウンで統一されているので、視覚的な感触が柔らかくて心地よい。通路の壁の色をこうして木調のライトブラウンにすることで気分が変わる。壁や床の色をこのようにすることで意外にも心理的効果は高いように感じられた。



■執務室へつながる会議室前の通路

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左手には社内用会議室が並ぶ。こちらが建物中央側になり、木の幹のイメージで木調のライトブラウンに統一されている。そして建物窓側となる右手には、来客用会議室が並ぶ。中央にはベンチが配置されており、こちらで腰かけて話もできるように作られ 、通路自体もコミュニケーションスペースになっている。



■来客用会議室

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先ほどの写真右手の会議室は主に来客用で設計されている。高級感ある堅めのイメージ。建物窓側の会議室のため、Windowの頭文字Wから、W1, W2...と名前がついている。


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通路側の壁は、床から天井までガラス張りにすることで会議室窓からの外光を最大限通路に取り入れられるよう設計されており、明るく開放感がある。他方、来客用会議室の用途も踏まえ、ガラス中央付近をすりガラス調の目隠しにして守秘等に配慮している。


基本的には来客用会議室ではあるが、会議室が足りないときには社内用でも使われるとのこと。



■社内用会議室

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こちらは先ほどの会議室の通路向かいにある会議室で、主に社内用に設計されている。 建物の中央側を木の幹としてデザインされているため、Treeの頭文字TからT1, T2...と名前がついている。木の幹として、壁や床も木調のライトブラウンで仕上げられている。


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社内向けの会議室は、その部屋で誰が話しているか分かるよう、会議室の通路側窓も大きく取られ、窓枠も筒のような特徴的なエッジをつけることでオープンさが強調されている。(守秘が必要な打ち合わせのときは、窓につけられたブラインドを下すこともできる)



会議室の中の様子が見えるように、窓とガラスを意識して使っています。中でどんなことをしているのかな、と。社員のつながりが目に見えるように作っています。


社内向け会議室は、木のぬくもりを感じられつつフレッシュなカラーを使い、明るく楽しい感じになるようにしています。


(同社 経営管理本部 経営管理部 総務グループ マネージャー 小屋敷 瞳さん)


こちらの会議室は基本的に社内用会議室ではあるが、来客用会議室が不足するときには来客用にも使われるとのこと。


それでは執務スペースに入っていこう。



■執務スペース

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執務スペースはタワーのビルの周囲を1周するように作られている。写真はその一部。整然とデスクとその島が並ぶ


ホワイトのワークデスクに、ローキャビネットが置かれ、ブラックの執務チェア(ハーマンミラー セイルチェア)という風に、ホワイトとブラックで執務スペース側はカラーリングを統一している。


執務デスクについては固定席制を採用しており、個人が管理する書類等は1人1台支給されているデスク下のサイドキャビネットにしまう。部門ごとの共有資料は、デスクの島の脇にあるローキャビネットに収納している。


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こちらは執務スペースの別なエリア。収納は個人のサイドキャビネット、部門ごとのローキャビネットとコンパクトにまとめられており、収納で視界を妨げられることなく開けている。


このビルのフロアを1周するように執務スペースが作られているが、建物中央付近は、通路兼ミーティングスペースになっている。そのエリアを見ていきたい。



■オープンミーティングスペース

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建物中央付近は、幅広い通路と、そこにオープンミーティングスペースが置かれている。


壁や床は木の幹をイメージした木調のライトブラウンでカラーリングされ、床面も執務側よりも少し高くしてあるため、執務スペースとは違うゾーニングであることが視覚的にも体感的にもわかるように作られている。


この幅広い通路にたくさんのオープンミーティングスペースが作られ、こちらのオフィスを象徴するコミュニケーション空間となっている。


写真で見てもわかるように、建物フロア外周部に執務スペースがあり、建物中央側にオープンミーティングスペースのテーブルが並ぶ。時折見える白い板は特注の可動式ホワイトボードだ。



オープンミーティングスペースは社内の通路上にあります。社内で起きていることを知るためにこちらの打ち合わせスペースはオープンな作りにしています。そのため、わざと通路の上にオープンミーティングスペースを作っていて、通路を通る人が見て誰が何をやっているのかわかる仕組みです


(同)


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このように、デスクの島近くに、オープンなミーティングスペースが数多く設置されている。


このスペースの使用は予約優先だが、空いていれば、立ち話の延長で座って話したりなど頻度高く使われている。また、梱包作業なども集まってここで作業したり、良く使うとのこと。


先ほど同社 小屋敷さんの説明にあったように、この会議スペースの良いところは社内からよく見えてオープンであること。通る人が誰がどんな話をしているかお互いに分かるので社内の一体感を醸成するのに役立っている



■特注のホワイトボード

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このホワイトボードは特注品。ポイントは、座って書ける高さと十分な幅を持つ点。 フロアに多くあっても視界を妨げない。キャスター付きなので使いたいときに女性が1人でも移動させて持ってくることができて、フロア内でイベントをする際には、フロア隅に移動させることもできる。



ホワイトボードは特注です。社内にオープンミーティングスペースが多くホワイトボードは多くなるので、背の高いホワイトボードでは視界の妨げになるため背が低いもので、幅が机の幅くらいで邪魔にならず、ホワイトボード面が低いところまであって座りながら書けるもので、キャスター付きで動かせるもの、と条件を挙げていったところ既製品ではマッチしたものがなく、オフィスデザインをお願いした会社に依頼して作ってもらいました。

 キャスター付きで1人で動かせるので、ミーティングの時に持って来たり、社内全体でイベントするときはホワイトボードのキャスターを転がして移動させたりと、キャスターがないと不便なので必須でした。


(同)




【参考】キャスター付きの家具について

筆者も男性のため男性視点で見落としてしまいがちなのだが、ホワイトボードなど動かす必要のある家具がキャスター付きで女性1人の力で動かせるようになっているというのは、女性が活躍する企業では重要なポイントだ。同社は女性社員比率が7割と多いため、例えば男性社員が2人がかりでないと動かせないキャスター無しのホワイトボードといったものは置かれない。男性でないと動かせない重量の家具というのは障壁になる。




■ミーティング用チェア ヴィトラ(Vitra) ティップトン(TipTon)

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使われているチェアはヴィトラ(Vitra)社ティップトン(Tip ton)。カラフルでスタッキング収納できる軽い樹脂製チェアだが、9度の前傾姿勢を取ることが出来るので、前のめりで打ち合わせするにはぴったりで、また、揺らすなどのリラックスしたポーズも取れるのでアイデアワークにも向く会議向きのチェアだ。IT系企業を中心にカジュアルなミーティングスペースで見かけるようになってきた。



会議用の椅子を選んだのは、カラフルな色使いで、スタッキングできる機能があることがマスト条件でした。社内イベントの時に片づけられる必要があったためです。また、会議に前のめりで臨めることができて、リラックスした雰囲気もあり、かっちりとしていなくて、遊び心があるツールが欲しいということで導入しました。会議中にこの椅子で揺れてる人もいて、そういう遊び心も面白いなというのも決めた理由です。


(同)



また、建物中央側の通路には、ファミレスタイプのミーティングスペースも用意されている。



■ファミレススペース

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こちらはファミレスブース。ファミレス風のソファが置かれている。
各ブースに有名ファミレスチェーンの名前が付けられて、社員から人気の打ち合わせ場所だ。


デスクとソファ間隔が変えられないある種不自由なこのスペースは、なぜか中に入るとワクワクしてくるから不思議だ。


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同社のファミレスブースの特徴は比較的大きいこと。4人+4人の計8人まで打ち合わせできるようになっている。ブースごとに張地の柄が違って気分が変わるようになっているところも細やかな気遣いだ。



いかにも会議という、かしこまらない雰囲気づくりを考えていました。企画の会議だったりするとき、ラフな雰囲気のほうがイマジネーションが湧くのではないかと思っていまして、「会議室にこもって企画案出しましょう」というのではなく、いろんな人とラフな雰囲気のところでブレストをするというように、社員が打ち合わせする場所を選べるようになったらいい、という思いがあったんですよね。「今日は堅い内容なので堅めの会議室にしよう」、「今日の内容ならファミレススペースで打ち合わせがいいね」、といった形です。

ファミレスブースは、半個室のような雰囲気があって、すごくオープンすぎず、かといって個室ではなく、ちょうどいい感じがあって、皆気に入っています。増床した時もファミレスブースを増やしました。


(同)




■カフェカウンター

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建物中央側には、カフェカウンターも用意されている。 こちらには冷蔵庫やコーヒーマシン、電子レンジ、自動販売機、オフィスグリコなどが揃っている。社員が自然と集まってくるエリアだ。

カウンターのハイスツールは、マジス(Magis)社の「トム & ジェリー  "ザ・ワイルド バンチ" (TOM and JERRY - The Wild Bunch)」 。



■ライブラリー

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カフェカウンター近くには、ライブラリーも用意されている。

もともと各部門が書籍を持っていたのを集めることでみんなが閲覧できるようにしたとのこと。社内に蔵書目録が作られているので、借りだすこともできる。この書棚の裏はファッション雑誌のライブラリーになっている。ライブラリー前にもミーティングスペースがあるのでこちらで打ち合わせしたり、本で調べものしたりできる。



■セミナールーム

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ライブラリーの裏手には、イベント等で使うセミナールームも完備。 セミナーに使用しない場合、ミーティングテーブルとチェアが置かれて、社内ミーティングに使われている。



■プレイルーム

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こちらにはプレイルームも用意されている。



このプレイルームは、当初、ママさん社員が子供を連れて来た時に一時的に休めるスペース、キッズスペースとしてオープンする予定でした。ところが移転してきた3年前はママさん社員が数人しかいなかったこともあり、多目的に使えるよう、社員全員が遊べるスペースにしようということで、プレイルームと名付けました。ラフな会議で使ってもらったり、休憩したり、使い方は社員によって違うので自由な部屋になっています。いつもと違う部屋で会議をすることで、ちょっとテンションが違ったりしますね。


(同)



同社は成長に伴い、昨年オフィスフロアを増床しており、増床フロアにも、執務スペースと、会議スペースが配置されている。



■セミナールーム

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増床のフロア入ったところにあるファミレススペースと、窓側には会議室。 オープンさと柔らかな木調の雰囲気は変わらない。


こちらの会議室は、Greenの頭文字Gを取った部屋と、Leafの頭文字Lを取った部屋があり、社全体が大きな木のイメージで統一されている。


こちらにはリフレッシュルームが作られているので紹介したい。



■リフレッシュルーム

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執務スペース奥に、靴を脱いで上がる休憩スペースが用意されている。
白木のパネルで構成されたエリアは健康ランドなどにあるリラクゼーションルームのような雰囲気だ。


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ソファベッドが置かれ、疲れたときや少し体調の良くないときなどに横になって休むことが出来る。こちらは横型。


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こちらは縦型のソファベッド。



こちらは予約不要で、使うときは各スペースにかかっている札を裏返して「使用中」とするルールです。あまり多くルールはなくて、土足厳禁なことと、あまり休みすぎないことくらいで、使い方は各社員に任せています。入口の脱いだ靴の数を見ると埋まっているブースの数が分かります。お昼の後は人気で埋まっていることが多いですね。


(同)




■コートハンガーラック

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オフィス通路脇の柱に挟まれたデッドスペースを利用して複数のコートハンガーラックが設けられている。こちらも女性が多い企業ならでは。男性だとコートを椅子の背にかけてすませようとしてしまうが、女性物のコートだとそうもいかない設備の1つ



コートハンガーどうしよう問題」がありました。移転前のオフィス検討時には何時間も話し合いまして、最終的に、サーバールームと柱に挟まれたデッドスペースを活かしてコートハンガーラックを作ろうということになりました。コートをきちんと掛けたいというのは社員の要望ですね。他社のオフィスを見学したとき、あるオフィスでクロークのようなコート室がありましてそういうところを作って、見せないようにするのがいいよね、となりましてこういう形に落ち着きました。


(同)




■執務チェア ハーマンミラー セイルチェア

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同社の執務用のチェアは全員、ブラックカラーのハーマンミラー (Herman Miller) 社セイルチェア (Sayl Chair) が支給されている。


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こちらは新しく入る社員の方を待つセイルチェアたち。



エンジニアの社員には腰が痛くないとか疲れにくいチェアがいいというのを考慮しまして、椅子は良いものを入れようとなりまして、椅子選びにはすごく時間をかけました。

椅子のコンペを社内で実施しまして、椅子メーカーの会社さんに来てもらって、椅子の実物を1週間お借りしました。10脚ほどお借りした椅子を置いて、社員に座ってもらって、社員の意見を反映させました。その中で最も人気の高かったものが現在採用しているセイルチェアです。ダントツの1位でした。長く使えそうということで色はブラックにしました。また、オープンスペースはカラフルに、執務スペースは白と黒でまとめているということもブラックを選んだ理由の1つです。


(同)




以上で株式会社アイスタイルのオフィスツアーは終了となる。



いかがだっただろうか。とても移転から3年以上経過したオフィスとは思えないデザインと使い勝手が作り込まれたオフィスではないだろうか。オープンであること、コミュニケーションできる空間が様々なスタイルで多く取られていることなど、まだまだ新しい要素が含まれている。また、オフィス内のカラーリングや雰囲気が場所によってトーンを変えており、全体的に視覚的なタッチの柔らかさも、女性が多いオフィスならではの気遣いに感じられた。


木の幹をイメージしたナチュラルなライトブラウンの柔らかい雰囲気の中で、通路を広く、コミュニケーションスペースをある種ぜいたくなくらい多く確保して活用している空間を見ると、「@cosme(アットコスメ)」を運用している同社のオフィス自体が、SNSのような活発なコミュニティとしての空間機能を持っているのではないだろうか。







取材先

株式会社アイスタイル

美容系総合ポータルサイトとしては国内最大規模になる「@cosme(アットコスメ)」の企画・運営と、関連広告や販促支援、リサーチ・コンサルティングサービスを提供。東証1部上場。





編集・文・撮影:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局
取材日:2017年3月27日




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