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エイチ・シー・ネットワークスが目指す「来たくなるオフィス」とは?[前編]

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エイチ・シー・ネットワークスの増床オフィス

エイチ・シー・ネットワークスの増床オフィス


ネットワークのトータル・ソリューションサービスを提供するエイチ・シー・ネットワークス株式会社がオフィスを2フロアに拡張。システムエンジニアの使いやすさやコミュニケーションも重視しつつ、顧客に提案しているシステムを体験できるショールームの機能ももたせ、社員にも好評です。スタートしたばかりの新しいフロアを訪問しました。








■ネットワーク企業ならではの銅板をあしらったエントランス

(左)小森谷岳さん、(右)靏田美百さん(ともに管理本部人事総務部人事総務グループ

(左)小森谷岳さん、(右)靏田美百さん(ともに管理本部人事総務部人事総務グループ



エントランスで出迎えてくださったのは、オフィス拡張プロジェクトのまとめ役の小森谷岳さん(管理本部人事総務部人事総務グループ)、靏田美百さんです。


― 優しい色合いの木目で落ち着いた雰囲気のエントランスですね!


靏田さん  このエントランスも新たにオフィスフロアができるということで、担当者のこだわりが込められています。コーポレートロゴのプレートと、壁のディスプレイの背景は銅板を使っています。私たちの本業はネットワークサービスであることから、情報を伝えるネットワークケーブルの素材をフィーチャーしています。弊社で扱っているLCXという無線アンテナやネットワーク機器電子基板に使用されています。自然の木目使いとLANケーブルのコアという取り合わせがいいでしょう?


― なるほど、本業への誇りが感じられます。





銅板が使われている珍しいデザイン

銅板が使われている珍しいデザイン




■ゲーミングチェアが並ぶセミナールーム

― 今回のリニューアルの経緯を教えてください。


靏田さん もともとは4階のワンフロアを借りていましたが、人員を積極的に採用した結果手狭になり、5階も借りることになったという経緯です。これを機に近隣にあった倉庫とサポートセンターも集約しています。この浅草橋のビルは立地も良く、他エリアに移転することは考えませんでした。


靏田さん  今回増床した5階は受付・会議室エリア、執務エリア、検証室・倉庫エリアの3つに分かれています。



フロアは3エリアに分かれる。今回は入らなかったが、検証室・倉庫エリアが大きく占めるレイアウトが特徴的(※)

フロアは3エリアに分かれる。今回は入らなかったが、検証室・倉庫エリアが大きく占めるレイアウトが特徴的(※)



まず、受付右手のセミナールームを見せていただきました。





ここではハンズオントレーニングやセミナーが行われるそうです。赤のゲーミングチェアがずらっと並んでいて壮観ですね。(このこだわりチェアは「椅子コレ!」でご紹介します)


― ゲーミングチェアが並んでいるセミナールームって、初めて見ました!


靏田さん  弊社の「@Adapterシリーズ」というアプライアンス製品の「赤い筐体カラー」をアピールしています。eスポーツで有名なメーカーのチェアです。



同社が製造販売する@Adapterシリーズ(※)

同社が製造販売する@Adapterシリーズ(※)



小森谷さん  ここは当社の自社製品や提案しているネットワーク機器をお客様にご紹介するためのショールームにもなっています。テレビ会議装置が配備されていて、ライブ配信もできます。来社したお客様にここで体験していただくために作った部屋ですが、コロナ禍を機にリモートでも対応できる設備を揃えています。



執務エリアへと続く廊下は、エントランスのあたたかみのある木目の色合い(※)

執務エリアへと続く廊下は、エントランスのあたたかみのある木目の色合い(※)



こだわりの台形テーブルのある応接会議室(※)

こだわりの台形テーブルのある応接会議室(※)



小森谷さん  応接会議室では、奥にあるモニター画面がどの席からでも見えるように、奥側の辺が長い台形の会議テーブルを置いています。テレビ会議などで後ろの席にいると、前の席の人が視界に入ってモニターが見えにくくなりますよね。このテーブルなら、全席から画面が見やすくなります。


― なるほど、確かに後ろからでもよく見えますね。



■コミュニケーションを促進するリフレッシュエリア



執務エリアにはリフレッシュエリア、オープンコラボエリア、クリエイティブエリアという3つのゾーンがあります。



(※)

(※)



リフレッシュエリアでは、ランチや、簡単な打ち合わせもできます。3月には社員数十名が集まってWBCの試合を観戦するイベントもあり、社長がちょっとしたお料理も振る舞い、大いに盛り上がったとのこと。



靴を脱いで上がるリフレッシュ空間も。バランスボールで体幹を鍛えるもよし、座禅を組むのもよし

靴を脱いで上がるリフレッシュ空間も。バランスボールで体幹を鍛えるもよし、座禅を組むのもよし



「今後はコーヒーマシンを置いてカフェのようにしたいですね。社員が楽しみにして訪れる多目的スペースにしたいです」(小森谷さん)

「今後はコーヒーマシンを置いてカフェのようにしたいですね。社員が楽しみにして訪れる多目的スペースにしたいです」(小森谷さん)




■若手社員の希望が叶った!オープンコラボエリア

次はオープンコラボエリア。


まず目に入るのが、丸く囲まれたミーティングスペースです。



今回のオフィス拡張のシンボル、センターサークル

今回のオフィス拡張のシンボル、センターサークル



これは照明ではなく超指向性スピーカー。限定された空間にしか音が聞こえない仕組み。

これは照明ではなく超指向性スピーカー。限定された空間にしか音が聞こえない仕組み。



開けた空間で、ミーティングのためのスペースがいくつも設けられています。





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電子黒板なども設置



小森谷さん ファミレス席や個室ブースもリニューアルにともなって導入しました。



個室ブース

個室ブース



ファミレス席

ファミレス席




■SEの働きやすさを追求したクリエイティブエリア



クリエイティブエリアには、全席にヘッドセットが設置されていました。ワイヤレス充電器になっているマウスパッドなど、作業に集中できる最新の設備が揃っています。


「SEが使いやすい環境を」ということも今回の増床をする上でコンセプトのひとつだったそうです。



半個室ブース

半個室ブース





小森谷さん  このクリエイティブエリアはオープンしてすぐに満員御礼になりました。好評なので、今後は4階にも広げていきたいと思っています。





オフィスツアーはここまで。後編では引き続きコンセプトや今後の予定などを伺っていきます。お楽しみに。



後編へつづく






取材協力


エイチ・シー・ネットワークス株式会社

高い品質と信頼できるネットワークの提供をビジョンとする統合ITインフラベンダー。40年以上のシステム構築実績を生かし、「ネットワーク」、「セキュリティ」、「ワークスタイルイノベーション」、「トータルマネジメントサービス」のフィールドで、提案から構築・保守までのトータルネットワークソリューションをワンストップで提供している。


エイチ・シー・ネットワークスコーポレートサイト[外部リンク]


編集・文・撮影:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局 (※印の画像を除く)
取材日:2023年3月27日

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