リニューアルしたアドビ日本法人オフィス
「心、おどる、デジタル」――オフィスワーカーが日々日常的に使う「PDF」をはじめ、クリエイター必須の「イラストレーター」「フォトショップ」などのクリエイティブツールを生みだしたアドビのビジョンです。GPTWジャパンが集計する「働きがいのある会社」ランキングでも毎年のように上位に選出される同社の日本オフィスは、コロナ禍の中で大幅リニューアルしていました。今回は、シニアHRビジネスパートナーの赤木亜希子さんのご案内で、心おどるアドビオフィスをご紹介します。
アドビ日本法人のオフィスはJR大崎駅から直結の「ゲートシティ大崎イーストタワー」の19階にあります。
まず、エレベーターを降りて振り返ると、左右の6基のエレベータードアがそれぞれ異なるテイストのダイナミックなアートがプリントされているのに驚かされます。クリエイターとともにある会社という感じですね。
そして広々としたエントランスには、高層フロアならではの品川エリアを一望できる開放感ある打ち合わせスペースがありました。
アドビの「A」の後ろには眺めの良いソファ席エリアがありました。
ここからは、シニアHRビジネスパートナーの赤木亜希子さんにオフィスをご案内していただきます。
エントランスからオフィスに入ります。まず広いラウンジスペースに出ます。ちょっと大学のラウンジのような雰囲気です。
赤木: ここはブレークルーム(休憩室)です。コーヒーメーカーのほか、豆乳など種類豊富なドリンクが用意されていて、フルーツやスナックなども毎日、提供されています。さまざまな社内の集まりにも利用されます。
期間限定で社内募金が行われており社員が購入できるアドビグッズが並んでいた
各種ドリンク、豆乳など冷蔵庫には種類豊富なリフレッシュメントが充実していました。
カウンターには社員に販売している旧ロゴのグッズなどが置いてありました。売上は募金されるそうです。
そして広い執務エリアへ。
打ち合わせやプレゼンテーションをすぐに始めることができる空間が、フロアのあちこちに用意されています。
こちらは代々木公園をイメージした「グリーンエリア」。
出社する楽しさ、仕事のしやすさ、仕事の合間のリフレッシュの楽しみが伝わる工夫が随所にあることがわかりました。
執務エリアのデスクは、ウェルネスも意識して、デスクも自由に高さを変えられるようになっていました。
高さを自由に設定できるデスク
コラボレーションスペースも何カ所か設置されていました。
赤木: ここはランチを食べたり休憩をしたり、リラックスできる場所で、部署を超えてメンバー同士の交流が生まれています。
コラボレーションスペースのひとつ。壁一面にアート。
暖簾(?)が下がったようなユニークなコラボレーションスペースは通称「居酒屋横丁」。中にはカウンターテーブルやホワイドボードなどもあり、打ち合わせもできます。さまざまな部署の人が行き交う「ミングルエリア」です。
こちらは東京をイメージしてブルーがテーマカラーになっているエリア。
オフィスの随所に遊び心が感じられます。
会議室や打ち合わせスペースの名称もユニークで、「富士山」「槍ヶ岳」「北穂高」など日本の山の名前や、古式ゆかしい色の名前が用いられています。
「北岳」、「悪沢岳」、「赤石山」など、日本人でも山好きでなければ知らないような名前もありました。
色の名前は、「翡翠」「からし色」「海老茶色」「橙(だいだい)」「杏(あんず)」など。
「今日の会議はどの色にしようか」とその日の気分で決めるのも楽しそうですね。
こちらの部屋の名前は「富士山」。
会議室エリアには、ほのかにアロマも香っていました。
会議室が並ぶ。通路の壁にもアドビらしいデジタル風アート。
ITヘルプデスクは「テックカフェ」。街の個人商店のようなカウンターで、やはり遊び心を感じさせます。
その他、プロのヘルスキーパーによる本格マッサージを受けられる「ヘルスケアルーム PIT」などもありました。2フロアのオフィスの各フロアにひとつずつあります。現在は週2日の頻度で用意されたスロットがほぼ埋まるという盛況。
これは日本オフィスにしかない福利厚生施設とのことです。
※
まさに「心おどるオフィス」を見学させていただきました!
後編では、案内していただいた赤木亜希子さんに、このオフィスでの働き方について伺います。
取材協力
編集・文・撮影:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局 (※印の画像を除く)
取材日:2022年7月29日
2016年11月17日のリニューアル前の旧コンテンツは
こちらからご確認ください。