今回は、プライベート広告サーバ「ADmiral」を始め、注目のデジタル広告分野のアドテクノロジー企業 株式会社EVERRISE (エバーライズ) にやってきました。
株式会社EVERRISE(エバーライズ)は、2006年7月の創業以来、デジタルマーケティング領域のシステム開発を専門にしており、インターネットのアドテクノロジーに関わるシステムのリーディングカンパニーです。分かりやすい例を出すと、インターネットのサイトを閲覧しているときに目にする広告があります。あの広告は、広告サーバという広告配信システムによって表示していて、その裏では、ユーザーと出稿社にとって最適な広告配信となるようDSPやSSPといった広告プラットフォーム(システム)が働いています。広告配信はコンマ数秒のうちに大量データをやり取りして最適な広告を選びだしたりなど、高度な処理能力を必要とするため、同社の持つ技術が役立っているのです。
同社のオフィスは、最寄駅が東京メトロ 日比谷線「六本木駅」、4a出口から徒歩1分、都営大江戸線 「六本木駅」7番出口からも徒歩1分と通勤アクセスの良い好立地です。六本木周辺には、グーグル、メルカリ、グノシー、DMMといったIT企業が多く集まっており、今や渋谷と並ぶIT企業の集積エリアというのも魅力です。ちなみに、東京ミッドタウンからも徒歩1分、六本木ヒルズまでも徒歩15分と華やかなエリアでもあります。
ではオフィスツアーに参りましょう!
エレベーターホールから見えるシックなエントランス。
待合ソファもあります。
こちらの受付電話で担当の方を呼びだします。
右手に見える木製パネルは、同社名「EVERRISE」のコラージュ。2016年の同社設立10周年記念パネルとのこと。
では、新しくできたバースペースへ行きましょう。
会議室のある通路を抜けるとカフェバーっぽい空間が見えてきました。
こちらが、バースペース「Ebar(イーバー)」です。
以前は、ここにセミナールームと休憩スペースがあったそうで、そこをひとつのバースペースに、天井をスケルトン化するなどシックなバーエリアになっています。窓際にはグリーンが配されナチュラルな雰囲気も。
こちらは、休憩や気分を変えて仕事できるスペースとしてだけではなく、夜は社員交流の本来のバースペースとして、また、全体を使ってセミナースペースとしても利用できるよう多目的化されています。営業チームはフリーアドレス制のため、社内にいるときはこちらで勤務されています。
昼間はこちらで仕事をしたり、打ち合わせしたりするカウンターテーブルとして。夜は本格的なバーに変身。業務時間後に「社内飲み」ができるバースペースとして作られています。夜は社員の皆さんが自然に集まる場所に。
2人の打ち合わせはこうした形で。
ちなみにバーカウンターは同社社長の倉田さんと社員の皆さんでDIYされたとか!
バーカウンターの向かいはソファラウンジになっています。
こちらは休憩したり。集まってリラックスして会議している姿も。
夜はバーのソファ席に。
窓側にはベンチシートも配置され、いろいろな使い方に対応しています。
ソファ席の奥はテーブル席がありました。
倉庫チックな男前な雰囲気が漂います。このテーブルもDIYされたもの。雰囲気合いますねー
こちらにもテーブル席。奥の柱のところにルンバがいます。
バースペース「Ebar (イーバー)」の奥には、プロジェクターと大型スクリーンが用意されています。普段は天井に収納されています。
スクリーン側からバースペースを撮影。
月1回、全社員が参加する全体会議もこちらで。
普段は、昼間は休憩や執務スペースとして使いつつ、夜は社員交流のバースペースとして、全体会議や、会社説明会、外部の方に貸し出してセミナー開催時には広くセミナースペースとして使えるマルチユース設計です。
ちなみに、左手に見えるパネルは、記者会見用バックパネル。
では、バースペースはこのあたりにしまして、執務エリアに入っていきましょう。
執務エリアへは、会議室が並ぶ廊下を抜けていきます。一番手前の会議室は2面をフルハイトのガラスパネルにすることで、開放感ある作りです。
パーティションやハイキャビネットを置かずすっきりとしたオフィス構成。
ローキャビネットで収納を兼ねて、通路と執務側を分けています。
こちらは総務などバックオフィス部門のエリア。
社長席もこちらに。
通路壁にはライブラリがありました。
技術書だけではなくてマンガも!
開発チームは固定席制。デスクトップが多く、現在、少しずつノートパソコンへ切り替え中とのこと。デスクは1,000mm幅と少し狭め。その分、デスク間を開けて使われています。
デスク選びの経緯を社長の倉田さんにお尋ねしました。
2012年にこちらのオフィスに越して来たのですが、なかなかお金がないベンチャーだったので、僕が最初、欲張って、このフロア横方向に5席入れようとしまして、それで机の幅を1mのものにしたんです。
でも実際にやってみると、やはり少し小さくて、フロアに机を置いてみると、そんなのありえないと社員のみんなから声が上がりまして(笑)。それでみんなの声を聞いて横方向に4席にして、机の間を空けるような形で置いています。
(同社代表取締役社長 倉田宏昌さん)
デスクをアップで撮影。チェアは、オカムラ「バロン (Baron)」。
オカムラ「バロン (Baron)」
ハーマンミラー「アーロン (Aeron)」
執務チェアは、オカムラ「バロン (Baron)」とハーマンミラー「アーロン (Aeron)」を使われています。長時間座るので使いやすい椅子をとのこと。
こちらのチェア選定の経緯も社長の倉田さんにお尋ねしました。
もともと僕もエンジニアをやっていたので、エンジニアは長時間座る仕事ということが分かっていて、執務用の椅子は良いものにしましょう、と創業時から言っていました。
僕がEVERRISEを創業した時は、ワンルームのアパートで3~4人が集まって、みんなで床に座って仕事をしていたのです。そうすると1時間も仕事をすると腰が痛くなって、みんながぶっ倒れ始めるというような状況でした。
それで、オフィス作ったら良い椅子に替えよう、と会社作って間もないときから言っていたんです。会社を作ったのが2006年7月で、ちゃんとオフィス借りたのがその年の11月ぐらいだったんですが、その時点で、数は少ないんですが、執務チェアは全部アーロンチェアにしました。
そんな感じで、仕事に使うものなので良い椅子がいいね、となりましたが、会社が成長して社員が少しずつ増えてくる度にアーロンチェアを買っていると、当時はまだまだお金がないベンチャーだったので、このままでお金は大丈夫なのかとなりまして(笑)。それで、もう少しリーズナブルで、かつ、ちゃんとした良い椅子がないかなと探して、岡村製作所のバロンにしました。最初に買ったアーロンチェアが残っていますが、今はバロンで揃えています。
(同)
それで執務チェアがアーロンとバロンになっているんですね!
デスク間距離は比較的取られています。
これでオフィス一周しました。
1フロアは約334平方メートル(101坪)、オフィスには約30数名の方が勤務する同社のオフィスは、いわゆる大規模オフィスではありませんが、効率的な執務スペースの使い方に加え、従来セミナールームだったところを、社内バーとラウンジ的なスペースに改装し、休憩や気分を変えての執務、夜は社員交流のバースペース、全体会議やセミナー開催など、時間帯をずらして多目的に使えるエリアを設けるなど、限られたスペースを上手に利用されているオフィスでした。同規模の会社の方にはきっと参考になるのではないでしょうか。
2006年7月創業。デジタルマーケティング領域のシステム開発を専門とする。プライベートアドサーバ「ADmiral(アドミラル)」を始めアドテクノロジーのリーディングカンパニー。
編集・文・撮影:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局 (※印の画像を除く)
取材日:2017年9月8日
先進のエルゴノミクスが生み出す快適な座り心地のBaron[バロン]。あらゆるオフィスシーンに美しく映えるシンプル&シャープなデザイン
世界で200万人が愛用。ワークチェアの世界基準として発売された、高機能メッシュチェア。
2016年11月17日のリニューアル前の旧コンテンツは
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