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渋谷駅徒歩7分、画像素材のPIXTA(ピクスタ)のオープンでフラットな新オフィスに行ってきました!(ピクスタ株式会社 オフィス訪問[1])

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今回のオフィス訪問は、2016年12月に移転されたばかりのピクスタ株式会社の新オフィスです。


同社は、ストックフォトサービスで有名な「PIXTA(ピクスタ)」の運営をはじめとして、最近では出張撮影マッチングサービスfotowa(フォトワ)」を展開するなど、「インターネットでフラットな世界をつくる」ことを企業理念として躍進中のインターネットカンパニーです。


PIXTA(ピクスタ)」は、本記事掲載時点(2017年6月1日)で2,460万点以上の画像素材が登録されており、写真やイラスト、動画といったデジタル素材のクリエイターの方と、その素材を使ってコンテンツ制作をされる利用者の方をつなぐオンラインマーケットプレイスとして急成長しています。


今回の新オフィスは、事業拡張とさらなる成長に向けてのものとのことですが、「オープンでフラットな世界」をコンセプトにしたオフィスデザインとのことで、取材してきました



■新オフィスのポイント

  • [Note]
  • 2フロアに分かれていた旧オフィスを、ワンフロア化で業務効率向上
  • 執務エリア内にはパーティション等の仕切りを一切なくし、メンバー全員の顔を見渡せるフラットな環境に
  • 100cm幅のデスク採用「お互いが手を伸ばせば、相手の肩に手を触れられるくらい窮屈な距離感」をあえて作って組織の一体感醸成
  • ソファ席などの社員が自由に使えるフリースペースを旧オフィスの約4.5倍にして自然と人が集まる空間
  • リラックススペースを一カ所に集める事により偶発的なコミュニケーションが生まれ、そこから新たなプロダクトを生み出すことを狙った配置に
  • 社内でのイベントをはじめ、クリエイターやお客様を招いた勉強会・セミナー等を開催することで、社内外のコミュニケーションを活性化
  • スタンドテーブル」や、「ペアプログラミングブーズ」を新設

いったいどんなオフィスになったのか楽しみですね。


では、オフィスツアー、行ってみましょう!



■最寄駅は 渋谷駅 徒歩7分

渋谷駅は、JR山手線 埼京線 湘南新宿ライン、京王 井の頭線、東急 東横線 田園都市線、東京地下鉄 銀座線 半蔵門線 副都心線など、最大9路線が乗り入れるターミナル駅です。交通アクセスはとっても良好ですね。


同社が入居するビルは渋谷2丁目。首都高3号線沿いにあります。



■オープンなエントランスエリア

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同社が入居するオフィスビルの5Fフロアにエレベーターで上がります。


エレベーターホールから一歩オフィスに踏み入れると、一気に視界が開けて、まるでオフィス全体が見渡せるかのようなガラス張りのエントランス。


フルハイト、ロングスパンのガラスパネル越しに見えているところが、セミナーなども開かれる同社自慢の「3号カフェ」。


このエリアは、広いフリースペースになっていて、テーブルやソファ、ファミレス席などが設けられており、社員の人がランチを食べたり、仕事をしたり、自由に使える空間になっています。待合のソファから、社員の人が談笑したり、仕事したりしている風景が見えるので、待っている間も飽きません。よそのオフィス見学って楽しいんですよね。


(といっても、執務エリア入室には許可されたIDカードが必要で、エントランスからは執務エリアは見えないようになっていますので、個人情報保護などのセキュリティ面はしっかり確保されています。【編集部注】)



■受付

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御用の方は、エントランス右手にある、こちらのタッチパネル式の受付カウンターへどうぞ。



■会議室エリア

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受付に近いあたりに、来客用ミーティングルームがあります。


カーペットが芝のようなグリーンカラー、ドアが木目調とナチュラルな雰囲気でまとめられています。


いくつかのぞいてみると、

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こんな感じのお部屋だったり。


会議室の左側の壁には、

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インターネット企業らしく、会議室の壁は全面ホワイトボードになっています。 メモ書きまくれますね!


また、別な会議室は、

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椅子がかわいい。



■フリースペース「3号カフェ」

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こちらがフリースペース(カフェスペース)の「3号カフェ」。名前は、窓から首都高3号線が見下ろせる風景からネーミングされたとのこと。


こちらを使ってセミナーも開けるよう、奥に向かって2段の段差がつけてあり、奥のほうが高くなっています。フローリングでミニホール風になっているオフィス内のカフェスペースは初めて見る風景で、すごくワクワクする空間に仕上がっていますねー。


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「3号カフェ」の一番低いエリアから撮影。

天井高さを稼ぐために天井のスケルトン化が施されています。


この写真を撮影したカメラの位置のあたりにプロジェクタスクリーンが下りるようになっています。


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段差部分はLEDライトが内蔵されているので、視覚的に段差に気づけます。



ソファブース1

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セミナーにも使えるように作られている「3号カフェ」ですが、普段はフリーのカフェスペースとして使われています。こちらはソファブース。クッションがかわいい。



カフェテリアのようなテーブル・チェアエリア

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段差のゾーンごとにチェアが少し違ったりしています。


テーブル同士の距離も近すぎず遠すぎずの間隔を保つことで、近くの同僚とちょっとしたコミュニケーションが生まれるように設計されているんですね。



ソファブース2

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こちらにもソファブースがあります。プチ女子会のところを撮らせてもらいました。



ファミレスブース

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「3号カフェ」の一番奥、窓際はファミレスブースになっています。


こちらが人気とか。ファミレスブースはどこのオフィスでも人気ですね!

ちなみに、ここの窓から首都高3号線がよく見えます。


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近寄って1枚。テーブルも広いですね。


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プロジェクタスクリーン側に振り返って1枚パチリ。

階段状ホールになっているのでスクリーンが良く見えます。



セミナー中の風景

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(ピクスタ株式会社 提供写真※)


大勢入れますねー。セミナーのときはソファを移動させて、代わりに収納してあるセミナー用の椅子を出すそうです。


それでは「3号カフェ」の紹介はこれくらいにして、執務スペースに行きましょう。



■休憩コーナー

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こちらは社員入口近くにある休憩コーナー。
コーヒーやお茶に、即席お味噌汁(!)も置いてあります。


社員の皆さんが通る動線がオフィス内に工夫して設計されており、動線付近に休憩スペースや打ち合わせスペースが配置され、コーヒーなどを入れながら、コミュニケーションが自然に生まれるように考えられています。



■掲示板コーナー

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柱を利用した掲示板コーナーです。


手前に見えるノートパソコンが出退勤システムになっていますので、社員の方が毎日通るところに社内イベントのお知らせなどの掲示がされています。


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この柱の周りは打ち合わせスペースになっています。



■スタンドテーブル

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こちらはスタンドテーブル(ハイテーブル)が配置されたエリア。


プログラマーの方が気分転換に立って作業したり、立ち会議をしたりできるようになっています。



■ペアプログラミングシート

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プログラマーの方が、二人で「ペアプログラミング」するための席です。


ペアプログラミングを導入されているんですねー。ちなみに、「ペアプログラミング」とは↓。


「ペアプログラミング」

2人のプログラマーが1台のワークステーションを使って共同でソフトウェア開発を行う手法。(中略)ペアプログラミングの生産性は、1人で作業した場合の2倍以上であることが研究によって示されている。

「ペアプログラミング」(2016年4月2日 (土) 12:10 UTCの版)『ウィキペディア日本語版』より



■執務エリア全景

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執務エリア内はパーティションなどで区切られることなく、オープンになっています。


また、ここには特別な社長席や役員席はなく、一般の社員と同じに座って仕事をしています。


この辺りがまさに「オープンでフラット」なんですね。形式ばらず、すぐにコミュニケーションが出来て、壁がないスタイルで成長中の企業らしい活気だと思います。



写真左側にバランスボールを使っている方がいますが、社内ではバランスボールが結構あって、使われています。気分転換にいいんだとか。使いたいときに、持ってきて使えるそうです。中には気に入ってずっとバランスボールにしている方もいるそう。確かに体幹が鍛えられるかも!


座席は固定席で、私物はそれぞれ個人用ロッカーがオフィス内にあるので、そこにしまうルールです。


机の幅は少し狭めの100cm幅とのことですが、写真で見てわかる通り、あまり狭い感じは受けませんでした。100cm幅の机は、デスク上に書類や図面などの紙類を広げるのではない限り、十分な広さです。



社内大会議室

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こちらは社内勉強会にも使われたりする、社内用の大会議室。


ほかに小会議室や集中ルームもありますが、オフィスツアーはこのあたりにて終了です!



いかがでしたでしょうか。



急成長中の同社。理念を表現したオープンでフラットな環境で、コミュニケーション活性化や組織の一体感醸成を図っていて、ベンチャーらしい熱気を感じられるオフィスでした。



≪まとめ≫ピクスタ株式会社 オープンでフラットなオフィスづくり


  • 2フロアに分かれていた旧オフィスを、ワンフロア化で業務効率向上

  • 執務エリア内にはパーティション等の仕切りを一切なくし、メンバー全員の顔を見渡せるフラットな環境に

  • 100cm幅のデスク採用で「お互いが手を伸ばせば、相手の肩に手を触れられるくらい窮屈な距離感」をあえて作って組織の一体感醸成

  • ソファ席などの社員が自由に使えるフリースペースを旧オフィスの約4.5倍にして自然と人が集まる空間に

  • リラックススペースを一カ所に集める事により偶発的なコミュニケーションが生まれ、そこから新たなプロダクトを生み出すことを狙った配置に

  • 社内でのイベントをはじめ、クリエイターやお客様を招いた勉強会・セミナー等を開催することで、社内外のコミュニケーションを活性化

  • 「スタンドテーブル」や、「ペアプログラミングブーズ」を新設







取材先

ピクスタ株式会社

写真やイラスト、動画といったデジタル素材のオンラインマーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」の運営をはじめとして、出張撮影マッチングサービス「fotowa(フォトワ)」を展開するなど、「インターネットでフラットな世界をつくる」ことを企業理念として躍進中のインターネットカンパニー。2015年9月東京証券取引所マザーズ上場。





編集・文・撮影:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局 (※印の写真を除く)
取材日:2017年3月14日




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