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自社スペースを社内・社外勉強会に積極的に提供! ピクスタ株式会社に学ぶ社内外コミュニケーション活性化 (オフィス訪問[3])

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ピクスタ株式会社のカフェラウンジ「3号カフェ」。社内外勉強会やセミナーに使われる 。セミナー用にフロアは手前が低く奥が高い段差をつけた階段フロアになっている。


人工知能、IoT、ビッグデータ...、日々新しいテクノロジーが登場してはニュースをにぎわす時代になった。テクノロジーは、かつてないスピードで普及して世の中を変えていく。私たちの仕事は新しい知識を過去に例のないほど必要とされるものになったと言えるのではないだろうか。


そんな時代背景を受けてか、企業の社員たちが自主的に企画して開催する社内外の勉強会が盛んで、都内に限らず全国各地で毎日多くの勉強会が開かれている。イベント情報サイト (たとえば「コンパス(connpass)」「ドアキーパー (Doorkeeper) 」「アテンド(ATND)」) などを見ると盛況ぶりが伝わってくる。


先日取材したピクスタ株式会社では冒頭の写真で示した大きなカフェラウンジ「3号カフェ」を設け、大勢が集まれるラウンジスペースを活用して、社内外勉強会、セミナー等を開催して交流を促進している。


同社は「インターネットでフラットな世界をつくる」を理念に、個人の才能をつないでいける世界を築いていくべく、新オフィスも「オープンでフラット」というコンセプトで作られている。社内のみならず社外の方も歓迎の勉強会やイベント開催に積極的だ。


同社コーポレート本部戦略人事部部長 秋岡 和寿さんに、大きなカフェラウンジ「3号カフェ」を設けた理由を尋ねたところ、以下の答えが返ってきた。


『「オープンでフラット」というオフィスコンセプトは、社内だけではなく、社外も含めて志向しています。社外の人も気軽に使える場というのが「3号カフェ」を作った大きな理由の一つです。』


そこで、勉強会開催する場合の良かった点、苦労したところなど、同社の方にお話を伺った。答えてくれたのは、海馬沢さん(同社開発部エンジニア)、高井さん(同社開発部デザイナー)、小林さん(同社経営企画部 広報)の3人だ。



■社内外で技術系勉強会の開催

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社内の大会議室にて、読書会の一コマ。(ピクスタ株式会社提供写真※)



同社の技術系勉強会について海馬沢さん(同社開発部エンジニア)に話を伺った。


.どのような勉強会が社内で開催されているんですか。


社内外の人が集まって定期開催している勉強会では、「Shibuya.rb(シブヤアールビー)があります。ピクスタではアプリケーションの開発言語にRuby(ルビー)を使っていますが、その関係で渋谷近郊のRuby(ルビー)好きが集うコミュニティ「shibuya.rb」の管理者のひとりにピクスタの社員がいるんです。 そのつながりからピクスタのオフィスを会場として提供するようになりました。


移転前のオフィスだと手狭でしたが、新しいオフィスに越してからは勉強会がやりやすい環境に変わったので、ほぼ毎月開催しています。「shibuya.rb」のリーダーは社外の方なので、社外主催の勉強会を社内で開催している感じです。


ほかに、勉強会では「機械学習勉強会」があります。
こちらは社員が主催する勉強会で、2週間に1回、課題の本を読んで教え合っています。機械学習が今、流行ってる技術なんですが、使いこなすのに高度な数学が必要なので、一人で勉強しているとつまずきやすいので、みんなで一緒に勉強しようと始めました。


もうひとつ開催しているのが、「SQLアンチパターン読書会」です。 こちらは社員のみでやっている勉強会です。SQLとはデータベースを操作する言語ですが、オライリージャパンから出版されている書籍『SQLアンチパターン』に基づいて、読書会を毎週開催しています。データベースの設計やそれに関わるプログラムでやってはいけないこと「アンチパターン」を学ぶことができます。


書籍の監訳者の和田さんにもアドバイザーとして来ていただいたことがあります。


(ピクスタ株式会社 開発部エンジニア 海馬沢さん)




.社内勉強会を始めるときはどんな感じなんですか。


ピクスタは「チャットワーク(chatwork)」というクラウド型のビジネスチャットツールを導入していて、仕事に限らず日常的なコミュニケーションも取っています。


「今度こういうのやるけど、何時から集まってね」とチャットワークに書きこむと皆が集まって会になるという感じです。


(同)




【参考】「チャットワーク(chatwork)」とは

ChatWork株式会社の提供するビジネスチャットツールのこと。PC上で、ネットワークを通じてリアルタイムに文字入力して会話することができる(=チャット=雑談)。ビジネス向けのため、不特定多数と会話をするものではなく、社内メンバーのみアクセスできるセキュリティ確保された環境で、会話や、データやり取りができるようになっている。メールと異なり、時差なしでやり取りできる簡便さと、電話と異なり時間差があっても履歴を追ってメンバーが会話の流れを把握できるなど、従来のコミュニケーションツールにないメリットがあるため、導入企業が増えている。同様なチャットツールはSkypeやSlackなどがある。




.社内コミュニケーションは「チャットワーク」を使うことが多いのですか。


勉強会に限らず、やりたいことや質問なども、気軽にチャットワーク上で全従業員に呼びかけられる社内文化があります。たとえば、ピクスタには部活動があるのですが、「釣り部を立ち上げたので部員募集中です」という書き込みもされますし、参加したい社員はその書き込みに返信して反応しています。ほかにも、気になったニュースがチャットワーク上でシェアされて、みんながそれに感想を返信したりもしています。


(同)



.社外の参加者募集はどうされていますか。


先ほどの「Shibuya.rb」は、社外のリーダーが、イベント募集サイトの「ドアキーパー (Doorkeeper)」で募集をかけています。


(同)



.勉強会開催のメリットについて教えてください。


一つは、ピクスタを知ってもらえることです。社外の人も参加する勉強会ではピクスタの紹介をさせていただくこともあります。勉強会をする前は、ピクスタのことを、写真などのデジタル素材を売っている会社という程度の認識で、技術的なことは外から見えづらいですが、勉強会を通じて、技術的に面白いことをやっていることを紹介できます


開発言語にRuby(ルビー)を使っていることを知ってもらえて中の仕組みに興味を持ってもらえると、そこから採用に繋がることもあります。また、技術的に悩んだときに、勉強会の参加者に相談して解決につながったこともあります。


(同)



.勉強会を開催して嬉しかったことはなんでしょうか。


エンジニアはだいたいツイッター(Twitter)やフェイスブック(Facebook)をやっているので、終わった後に、「楽しかった」とか「ためになった」と書いてもらったのを見るとすごく嬉しいですね。参加した人には、楽しんで帰ってもらいたいという気持ちでやっています。


(同)



.大変だったことは何でしょう。


社内向けの勉強会は、募集した時は応募してくれるのですが、みんな仕事があるのでドタキャンされてしまうことがあります。本当は10人集まるはずが、実際は3人しか集まらなかったこともあります。


社外の人を招く勉強会は、人をいかに集められるかが課題です。「Shibuya.rb」は、毎回20~30人が来てくれてうまくいっている例ですが、他の勉強会はうまく集まらないこともあって、やり方を悩んでいるところです。


(同)



.開催にあたりアドバイスはありますか。


社内向けの勉強会は気軽にできますが、社外の人を対象にすると集客は苦労します。歴史ある勉強会だと苦労も少ないですが、新しく勉強会を立ち上げる場合は、見つけてもらうのに苦労します。社員にSNSでシェアしてもらうなど工夫が必要だと思います。定期的に開催する場合、開催日を決めておくと参加者にも親切かもしれません。「Shibuya.rb」も毎月第三水曜日と決まっています。


(同)




■2社共同ウェブデザイン系勉強会の開催

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ライトニングトークイベント中の一コマ (ピクスタ株式会社提供写真※)


同社のウェブデザイン系勉強会を実施した高井さん(同社開発部デザイナー)に話を伺った。


.2社合同イベントを開催されたそうですが。


今回ピクスタとしては初めて2社合同で、「株式会社みんなのウェディング」さんと、ウェブデザイナーの「ライトニングトークイベント」を開催しました。


イベントのテーマはウェブデザインです。事業系のサービスで、デザイン、コーディングを行う方を対象にしました。


「インハウスデザイナー(社内デザイナー)の面白さと大変なこと」というテーマで、これからインハウスデザイナーを目指している方や、すでにインハウスデザイナーとして働いている方に向けたイベントにしました。


(ピクスタ株式会社 開発部デザイナー 高井さん)




【参考】「ライトニングトーク (LT: Lightning Talk)」とは

最近のIT系勉強会などカンファランスで行われる、登壇者が5分間の短い時間で次々と発表をしていくプレゼンテーションスタイル。名前は「電光石火(Lightning)」から。短時間で行うプレゼンのため、聞く側も話す側も比較的気軽に行えるメリットがある。もちろん短時間で印象的なプレゼンを行うためには練り込む必要はある。




.2社共同開催となったきっかけについて教えてください。


両社のマーケティング担当者が別のイベントで知り合いまして、ウェブデザイナー同士も知り合えるよう一緒にイベントをやってみませんか、とお話をいただきました。たまたま、私の前職の同僚が先方でデザイナーとして働いていましたので、話がすぐにまとまりまして、開催となりました。


(同)



.インハウスデザイナー(社内デザイナー)のイベントは珍しいですよね。


ウェブデザイナー向けのイベントはウェブエンジニアのイベントに比べて開催頻度が少ないため、開催自体も話題性がありました。


ウェブデザイナー向けのイベントは、
CSS Nite (シーエスエスナイト)
UX MILK (ユーエックスミルク)
UI Crunch (ユーアイクランチ)
などが有名です。


社内デザイナーの場合、デザイン会社のウェブデザイナーと違い、ウェブの施策立案から、その効果測定まで行うなど受け持つ範囲が広いため、そういう話もしました。


お互いにインハウスデザイナーならではのナレッジを共有して学びあう感じです。ここは大変だよね、と業界あるあるの苦労話で盛り上がりました。


(同)



.開催してみていかがでしたか。


参加された方は、ほかの事業会社でウェブデザインをされている方から、デザイン会社でウェブデザインされている方まで幅広かったです。ウェブデザイナー向けのイベントは少ないので、「今回、開催してくれてありがとう」と言われたりもしました。


登壇したのは、2社で2名ずつ、計4名が登壇しました。運営スタッフは、それに加えて2名ずつ、全体で計8名です。イベントの打ち合わせ前に飲みに行ったりして親睦を深めたり(笑)。人脈作りになりました。


また、参加いただいた方にも事業会社のウェブデザイナーの仕事や、ピクスタに興味を持っていただく事もできました。


(同)



.参加者の募集はどんな形でされましたか。


「みんなのウェディング」さんは、こうしたイベントを既に行っていらして、今回で4回目だったそうです。開催実績があるイベントだったので集客はそれほど苦労しませんでした。また、2社で行ったので、それぞれが参加者を集めることができるメリットもありました。


(同)



.大変だったところはどんなところでしたか。


自社開催だと、会場のセッティングやケータリングの準備が必要なので、それがなかなか大変でした。また、参加スタッフ以外に運営スタッフも必要です。今回は社内のエンジニア、ディレクター、人事担当者に手伝ってもらいました。ピクスタはイベントを多く開催しているため、社員の理解があるので頼みやすいです。


(同)



.イベント開催の準備は具体的にどんな内容になりますか。


プロジェクターや音響、会場の座席の準備に、ケータリングの手配、最後は後片付けですね。仕事がある中で準備をしていくので、結構大変です。


(同)



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普段の「3号カフェ」。奥にスクリーンが見える。イベント開催時はテーブルを脇によけて、椅子を並べる。



■『人狼』ボードゲーム大会開催

高井さんは社外の人も呼んでのゲーム大会も関わったそうで、その話も伺った。



【参考】『人狼』とは

『人狼』は、ボードゲームの一種。テレビでも番組になっていたのをご覧になった方もいるかもしれない。複数名でプレーするゲームで、プレイヤーが村人と村人に化けた人狼になって相手の正体を探っていくというパーティゲーム。ゲーム中の相手の正体を探る駆け引き、疑心暗鬼がゲームの盛り上がるポイントになる。



.きっかけはどんなものだったのでしょう。


まずはピクスタの社内で部活動制度がありまして、その中のゲーム部で、今度『人狼』をやろうという話になりました。それも先ほどの社内の「チャットワーク」で話していたら、部員以外でもやってみたかったけどやる機会がなかったという人が結構いることがわかったんです。


そこで、部員以外も参加できるように部活動の派生系というスタイルで運営していたら、参加人数も増えてきて盛り上がってきました。それなら以前から社外の人も呼びたいねという意見はありましたし、人事からもピクスタの雰囲気を知ってもらうのにいいのではと後押しもあって、外部の方をお招きできるイベントとして『人狼』のボードゲーム大会を開催することになりました。


(同)



.募集はどうされましたか。


イベントの募集サイトは「ピーティックス (Peatix)」で行いました。ピーティックスは幅広い人が見ている印象があります。


外部から参加されたのは10名、社内から10名でした。


(同)



.やってみていかがでしたか。


参加された方はみなさん都内からですが、いろいろなイベントを渡り歩いている方もいらっしゃったり、以前から『人狼』はやってみたかったけどやるきっかけがなかった、という方もいました。『人狼』はメンバーが決まっていると飽きが来るゲームなので、ゲームは盛り上がりました


(同)



.開催に当たりアドバイスはありますか。


ゲームに限らずですが、いきなり新しいことをやるのではなく、身近なところから始めるといいんじゃないかと思います。小さい会でもいいので、活動しているものだと広げたときに具体的にイメージしやすいです。『人狼』のゲーム大会も、ゲーム部で普段から開催していたので社外の参加者が増えてもうまく回せました。


集客はいつも課題になるので、もし可能ならデザイナーイベントのように、他社と合同で開催できると運営が楽になります。集客も倍になるのでオススメです。


開催日は外部の大きな勉強会と被らない日程にしたほうがいいです。事前に調べておいてその週は避けるようにすること。というのも、たとえばウェブデザイナー向けのイベントだと、仕事が忙しくて詰まっていたりすると抜け出すのは困難です。イベント参加が決まっていれば、それに向けて前後で仕事量を調整したりするので、1つの週に2つのイベントは参加しづらい事情があります。


曜日は、月金は避けたほうがいいというのはよく言われます。水曜はノー残業デーのところが多いので水曜の夜は来やすいようです。そういえば、前回、プレミアムフライデーにイベントが重なってしまったときは失敗しました。当日キャンセルが多かったです。世の中の大きなイベントと被らないほうがいいとわかりました。


(同)




■広報勉強会の開催

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広報勉強会 開催時の一コマ (ピクスタ株式会社提供写真※)


小林さん(同社経営企画部 広報)に最近開催した広報勉強会について話を伺った。


.広報の勉強会の開催について教えてください。


広報の勉強会はとても盛んで、都内でいくつも開かれています。私も参加者のひとりですが、どの勉強会も50人くらい集まります。それなりの広さの会場が必要なので、主催者が会場探しに困っているというお話は、以前から聞いていました。


そこで、ピクスタが新しいオフィスに移転したのを機に、「ぜひ弊社で開催を」と持ちかけたところ、実現に至りました。その後も、もう一度同じ勉強会に会場提供したり、別の広報の勉強会にも会場をお貸ししました。


(ピクスタ株式会社 経営企画部 広報 小林さん)



.会場貸しという形で勉強会を開催するメリットはどんなところでしょう。


単純に、引っ越してきたばかりだったのでオフィスを披露出来てうれしいというのもありますが、広報の勉強会は講師がメディアの方だったりするので、メディアの方にも会社を知ってもらえるメリットがあります。


また、広報は人脈が大事なので、会場をお貸しして開催することで広がる人脈もあります。もちろん勉強会の中身もためになります。


(同)



.会場を貸して開催する場合に大変なところはどういったところでしょうか。


やはり、他の者も言っていましたが、設営が大変というくらいです。ただ、広報の場合、交流会と名前がついているときはケータリングの準備も必要ですが、勉強会の場合は、飲食しないことが多いです。これは業種によるかもしれません。


(同)



■費用など気になること

以下、小林さん(同社経営企画部 広報)に尋ねた。


.ケータリングなどはそれなりに費用がかかると思いますが予算化されているのでしょうか。


いいえ。こちらに移転するまで、こんなに勉強会をやると思っていなかったので、予算を組んでいませんでした。ケータリング費用も予算を組んでいないので、毎回、各部署で上司に申請しています。ピクスタの認知につながりますし、イベントによっては採用につながる可能性があるので、と説得しています。


(同)



.人材採用というのは上司説得のポイントですか。


人材採用は力を入れていますので、イベントによっては説得しやすいと思います。とは言うものの、まずは、「ピクスタでやっている勉強会面白いらしいよ」と思ってもらえればいいと考えています。


広く言うと「ファンづくり」です。その中で、私たちピクスタの技術や組織文化に興味を持っていただければいいなと考えています。ピクスタのことをお知らせするいい機会になっているねと社内でもじわじわと評判が広がっています。


(同)



.ピクスタに写真を投稿するクリエイター向けの方のイベントも多いそうですね。


ピクスタ(PIXTA)」に 投稿するクリエイター向けの撮影会や、座学のセミナーも頻繁に開催しています。また、出張撮影マッチングサービスfotowa(フォトワ)」のフォトグラファー向けのセミナーも開催していますので、先ほどの勉強会やイベントも含めると月に15回以上開催しています。


(同)




■取材を終えて

同社の取材に訪れたとき、エントランスから大きくガラス張りの「3号カフェ」の広さに驚かされたが、話を伺うと、社員のみなさんがそこを自由に楽しく活用している様が見て取れて、軽い驚きとともに感動を覚えた。


「勉強会」というと研修のようなイメージで、真面目で黙々と机に向かうようなものに感じてしまい、仕事を終えた後にやりたくないなあと思ってしまっていたが、ピクスタで開催されている勉強会の話を聞くと、ぜんぜんそうではないものなのだ。


プログラミングの分野に限らず、デザイン、広報など、さまざまな分野で新しいことを学ぶ必要が生まれていることは確かだが、それを独りで勉強するのはつらいから、社内、社外問わずに皆で集まり、刺激しあい分からないところは教えあいながら、場合によってはそれを人脈として助け合いながら、各人が成長できるというのはとてもいいやり方だと思う。


学生が試験のために学ぶのは個人競争だが、大人の学びは教えあい助け合いが本来の姿なのではないだろうか。自分では理解できなければ、分かる人間を知っていて手伝ってもらえばいいのだ。


特に話を伺う中で、自分たちが主催しなくても自社スペースを貸して参加するだけでも多くのメリットが得られるというのは目からウロコで、同様に社員が成長してほしいと望む上司の方や経営者の方は大変参考になるのではないだろうか。以下に、伺った話の中からポイントをまとめておくので参考にしてほしい。



《Note》~ピクスタに学ぶ勉強会で社内外コミュニケーションを活性化するコツ~


  • まずは社外の勉強会に参加するところから始める。

  • 次に社外の勉強会に自社の会場提供をするだけでメリットは大きい。

  • 社外の人を招くと自社の社員が社外と人脈ができる。

  • 社内勉強会は誰かが教えるにこだわらず皆で学び教えあう。

  • 初めから大きなイベントを計画するのではなく、社内で小さく始めて大きく育てる。

  • 社内開催のイベントは皆で手伝ったり、参加したりなど、応援する空気作りが大切。

  • 開催日は重要。月曜・金曜・他の大きなイベントのある週は避ける。水曜の夜は比較的良い(他のイベントと重ならなければ)。

  • 社外の人の参加を集めるのは大変なので工夫が必要。社員がSNSで広めたり、イベント募集サイトを使う。


【イベント募集サイト】

コンパス(connpass) 」※エンジニア・ウェブ業界の人が多い。
ドアキーパー (Doorkeeper) 」※エンジニア・ウェブ業界の人が多い。
アテンド(ATND)
ピーティックス(Peatix)

※実際に開催されているイベントによるので見てみてほしい






取材先

ピクスタ株式会社

写真やイラスト、動画といったデジタル素材のオンラインマーケットプレイス「PIXTA(ピクスタ)」の運営をはじめとして、出張撮影マッチングサービス「fotowa(フォトワ)」を展開するなど、「インターネットでフラットな世界をつくる」ことを企業理念として躍進中のインターネットカンパニー。2015年9月東京証券取引所マザーズ上場。





編集・文・撮影:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局 (※印の写真を除く)
取材日:2017年3月14日




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