今回の取材先は、「earth music&ecology (アース ミュージックアンドエコロジー)」や「E hyphen world gallery (イーハイフンワールドギャラリー)など女性に人気のアパレルブランドを始めとして、現在ではライフスタイル事業も展開する株式会社ストライプインターナショナルの東京本部オフィス(東銀座)だ。(*1)
取材者のような男性読者向けに解説すると、同社女性向け主力ブランド「earth music& ecology (アース ミュージックアンドエコロジー)」は、女優の宮﨑あおいさんを起用したCMで有名と言えば、あのCMとわかっていただけるのではないだろうか。2017年からは、女優の鈴木京香さんと広瀬すずさんもCMに登場している。ナチュラルガーリッシュをテーマにした同ブランドを始めとして、男性向けラインもあるKOEも含め、感度の高い男女に向けて多くのブランドを世界展開しているアパレル企業だ。
事業の成長に伴い同社は2014年6月に、東京メトロ日比谷線・都営地下鉄浅草線「東銀座駅」に直結している歌舞伎座タワーに移転した。こちらは、東京メトロ 銀座線・丸の内線・日比谷線「銀座駅」からも徒歩4分(A7出口より)と、銀座徒歩圏内にある。
女性向けアパレルが主力ということもあり同社では女性社員の比率がとても高く、約9割が女性だ。女性管理職比率も52%(2017年7月末時点)とのこと。
さっそくオフィス内部を紹介していこう。
歌舞伎座タワー18Fへ上がると、エントランスまでの通路には全社員のポートレート写真が並ぶ。プロの写真家の手によって撮られたポートレートは、めいめいが大切なものと一緒に活き活きと写し取られている。
会社の急成長に伴い社員が増えて、お互いが誰か分からないような状態になりつつあったため、名前と顔を一致させるだけでなく、コミュニケーションのきっかけになるよう作られたとのこと。
こちらで受付。
受付近くには、来客用会議室が並ぶ。
会議室には天気の名前が付く。
入口ドアにあるイラスト。
会議室内はこんな感じ。
ほかに、
添えられたイラストがかわいい。
それでは執務エリアに入っていこう。
執務室内はパーティションを置かず、視界を遮るものがない見通しの良いオフィスになっている。
デスクの島はところどころ縦横にレイアウトされ、ジグザグにすることで、通路を歩いて偶発的なコミュニケーションが生まれやすく作られている。
少し違う場所から、全景をパチリ。広いフロアだ。
執務エリアの横には、カジュアルなソファスタイルのオープンミーティングエリアが配されている。予約なく使うことが出来る。
執務エリアとミーティングエリアで、床とライティングを変えてゾーニングはされているが、すぐそばで話せる場所が作られている。
ソファで打ち合わせしている風景。
後ろは雑誌などの資料が並ぶライブラリー。
こちらはオープンミーティングエリアに連なるカウンターのエリア。
手前は立ちミーティングできる丸テーブル。
こんなところにもロゴが。
バーカウンター。ここで仕事したり。夜は社内バーに変身
ここにもローカウンターのエリア。
打ち合わせしたり、独りで集中して仕事したりしている人も。
デスクの島の近くにも自由に使える丸テーブルがあり、打ち合わせしたり、資料を広げて仕事をしたりしている。
視界を遮らないように室内の収納はローキャビネットが基本。
3段ラテラル収納のローキャビネットに囲まれたエリアは、実はコピーエリア。
そして、執務エリア中央にあるのが、、
執務スペースの中央に部屋が出現する。
こちらが入口。
部屋の中から一枚。
一面の壁がすべて黒板になっている。こちらでは、新規事業の企画会議などが行われる部屋とのこと。
リラックスしてアイデアが出せるよう中にはソファや冷蔵庫も置かれ、雰囲気もまるでロッジに来たかのようなテイスト。
中から執務側を見ると、周りが良く見える。
会議中の風景を外から撮影。
部屋の3方が大きなガラス張りで、中でやっていることが外から見えるようになっている。オープンさがこちらのオフィスの特質だが、こうした会議室も徹底されている。
未来妄想室を背にして撮影。
デスクの島を縦横の構成にして、島の間の通路をあえてジグザグにすることで、話しかけやすい雰囲気を作り出している。
デスクの島の近くには必ずミーティング用の丸テーブルが置かれている。ミーティングに限らず大きいテーブルを利用して資料を広げて仕事をしている姿も。
こちらには、セミクローズドなミーティングスペースとしてファミレススペースも置かれている。
執務フロアの端にはガラス張りの社長室。とてもオープン。中は執務スペースや会議スペースもある。
こちらで執務スペースは一周した。
広く、視線を遮るパーティションがなく、オープンな執務スペースになっている。
では、1フロア移動して、プレスルームも紹介しよう。
こちらが17Fの受付。
同社はファッションブランドということもあり、ファッション雑誌を中心に、各ブランドを報道各社向けに展示しているプレスルームが存在する。
まるでお店のよう。
こちらは「earth music&ecology(アース ミュージックアンドエコロジー)」のゾーン。ほかにもブランドごとに展示がされている。
以上、株式会社ストライプインターナショナルのオフィスを一周してきた。
オープンなミーティングスペースが多く、社内のあちこちで会話が交わされていて、ファッションブランドの熱気が感じられる空間であった。社内のオープンさは特筆すべきところで、社長室まで完全ガラス張りであるなど、徹底してオープンであることに驚かされたオフィスだ。
「earth music&ecology (アース ミュージックアンドエコロジー)」や「E hyphen world gallery (イーハイフンワールドギャラリー)など女性に人気のアパレルブランドを始めとして、現在ではライフスタイル事業も展開するファッションブランド企業。
編集・文・撮影:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局
取材日:2017年3月28日
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