株式会社コントロールプラス/デート支援金を渡す村田代表(右)
男性も女性もバリバリ働く現代社会。「忙しくてなかなか恋人と会えない」なんて方も多いのではないだろうか。しかし、恋愛は仕事の効率にも大きく影響する要因のひとつ。そんな社員の恋愛事情に、そっと救いの手を差し伸べてくれる会社があるらしい。
「株式会社コントロールプラス」が導入しているのは、『デート支援金』という制度。連休に社員がデート(旅行)に出かけた際、東京から1km離れるごとに100円を支給するという驚きの内容だ。1km100円ということは、東京から約500km離れた京都へ行けば5万円支援!?これなら、デートしない方が損だと考えるのが普通だろう。
実はこのコントロールプラス、「デート通.jp」というデートスポットの投稿サイトを運営する会社。支援金を受け取った社員は、旅行の写真とレポートを投稿し、サイトを盛り上げることがミッションだ。ちょっと日記を書くと思えば簡単なことだろう。この制度のおかげで、社員たちはプライベートも充実し、結果としてビジネスにも良い影響を与えているそうだ。
また、恋人との愛を深める一大イベントといえば誕生日。企業の人材コンサルティングを手掛ける「株式会社ワークスエンターテイメント」では、恋人の誕生日に休暇を取れる『LOVE休暇』なる有給休暇制度を設けている。採用コンサルティングビジネスを展開する「株式会社ツナグ・ソリューションズ」でも同じく『LOVE休暇』を導入中。社員にもすっかり浸透しており、2008年10月からこれまでに、既に2名の社員が取得済みだそう。しかもこの会社、プレゼント代(上限1万円)まで支援しているという、何とも太っ腹な会社なのだ。
しかし、恋愛とは、幸せなだけではないのが現実。
仕事が手に付かないくらいの辛い失恋をしてしまった場合、「株式会社Hime&Company」では『失恋休暇』を取得できるらしい。同社の平舘代表によると「出産・育児休暇は誰もが取得するとは限らないけれど、失恋は男女ともに、社員全員に可能性がありますからね」とのこと。
恋人との関係が円満な時は仕事の効率もアップし、つらいことがあった時には仕事でもミスをしがち。まさに、恋愛は仕事のモチベーションに他ならない。企業が支援をするのは、当然の成り行きなのかもしれない。
......お恥ずかしい話ですが、私にもありましたとも。恋に浮かれ、恋に敗れ、涙で枕を濡らした夜だって数知れず。あの頃とは、随分時代が変わったものですなぁ。
そこで、今回ミンナ・デ・アスクルが提唱したい法則は「恋人への愛と会社への愛は比例する」。 社員の恋愛が上手くいけば、業務効率はアップし、会社の成長にも影響する。企業が社員の恋愛を支援する理由は、単に社員への思いやりだけでなく、こんな要因もあるみたいですな。
※掲載されている情報の内容やリンクは、掲載当時のものです。内容については最新の情報とは異なる場合や、リンク先が無い場合がありますので、あらかじめご了承ください。