「ビジネスの場にオシャレはご法度!」と、そんな厳しい声も過去のこと。今やオフィス内でのオシャレを推進することで、社内外から好評を得ている会社があるのだとか。ここでちょっとユニークな事例をご紹介しよう。
株式会社ギャプライズ/着ぐるみは"きのこ"が一番人気なのだとか
オフィスに一歩足を踏み入れると、そこに並んでいるのはナスビ、きのこ、マヨネーズ......の着ぐるみを着た面々。ドッキリでもなければ、特別なイベントでもない。ごくごく日常的な社内風景なのだ。これは「株式会社ギャプライズ」の『着ぐるみ福利厚生』と呼ばれるもの。常に社員用の着ぐるみが20種類スタンバイ。好きなものを着て仕事をしていいというのだ。
打ち合わせや商談の場では、お客様にも好きなものを着てもらってアイスブレイク。落ち込んだ同僚を慰めるには、どんな言葉を掛けるより「クスッ」と笑える着ぐるみに着替えてみる。これがギャプライズらしい仕事の流儀。取締役の土屋氏曰く「社員も、お客様も、『遊びゴコロ』を忘れないことで、世の中にもっと楽しいものを発信していきたい」とのこと。企業理念の「いつも心にエンタテインメント」もうなずける。
株式会社バンダイ/バンダイホビーセンター(静岡県)の制服は、憧れのガンダム仕様!
遊びゴコロといえば、「株式会社バンダイ」も負けていない。あのガンプラを製造している「バンダイホビーセンター」では、なんとガンダム風の制服を取り入れているという。工場見学に訪れる子どもたちやガンプラファンの方々に、よりリアルなガンダムの世界観を体感してもらうためのユニークな取り組みとして始まったのだとか。
この制服、シーズンや職種、役職などによってデザインや色は様々。全員が身も心も「ガンダム」の登場人物になりきることで社内の一体感も増し、誇りを持って働けるようになったのだそう。もちろん、お客様からの評判も上々らしい。「世界一の感動創造企業」を目指す同社ならではのダイナミックな取り組みと言えるだろう。
社員同士はもちろん、お客様やエンドユーザーとのコミュニケーションも円滑にし、時には難しい商談さえもまとめてしまう「オシャレ」の力。事業戦略の一環として、取り入れてみる価値はあるのではないだろうか。
実は私だって、この歳になっても、まだまだオシャレは現役!髪型から足元までコーディネートをばっちりキメた日は、どんな難しいもプレゼンも、不思議とうまくいくもの。オシャレの力はあなどれませんなぁ。
そこで今回、私が提唱したい法則は、「社員のオシャレレベルは、会社のサービスレベルと比例する」。会社の個性を出せる「オシャレ」を実践することで、お客様への想いや理念を発信し、社内の団結力をアップすることができる。なかなかセンスある取り組みじゃないかな?
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