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LINE株式会社 新オフィス訪問 ~1か所に集約移転、更なる"WOW"を創出するオフィスとは?!~【後編】(オフィス訪問[2])

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※前後編記事 前編はこちら「LINE株式会社 新オフィス訪問 ~1か所に集約移転、更なる"WOW"を創出するオフィスとは?!~【前編】(オフィス訪問[1])



LINE株式会社 新オフィス訪問 ~1か所に集約移転、更なる"WOW"を創出するオフィスとは?!~【前編】(オフィス訪問[1])」からの続き。


カフェを紹介したあとは、社内にあるコンビニへ向かいます。



■社内コンビニ

社内にはナチュラルローソンがあります。写真奥に見えるのが、ナチュラルローソンです。コンビニ前はテーブル席があるラウンジになっていて、その場で食事を取ることができるようになっています。

社内にはナチュラルローソンがあります。写真奥に見えるのが、ナチュラルローソンです。コンビニ前はテーブル席があるラウンジになっていて、その場で食事を取ることができるようになっています。



■オーディトリアム

このフロアには、100人着席可能のオーディトリアムが設置されています。セミナーなどでよく利用されているとか。

このフロアには、100人着席可能のオーディトリアムが設置されています。セミナーなどでよく利用されているとか。


オーディトリアムの壁は可動パーティションになっているので、先ほどのコンビニ前のラウンジと連結して、最大200名収容の大きなセミナールームとしても使えるように作られています。


まさに充実の設備ですねぇ。ほかにも保育園やスタジオなども完備していますので、それらを一気にご紹介。


■社内保育園「みどりの保育園」

社内に保育園があるなんて! こちらは移転に伴い新設された、0~2歳の乳幼児を預けることができる事業所内保育園です。

社内に保育園があるなんて! こちらは移転に伴い新設された、0~2歳の乳幼児を預けることができる事業所内保育園です。育休から復帰されるのを支援するため、社内保育園が設置されています。


保育園の中は、保育中でしたので、お借りした写真にて。

※LINE株式会社提供写真

保育園の中は、保育中でしたので、お借りした写真にて。



■LINE MIRAINA STUDIO (ライン ミライナスタジオ)

こちらにはスチール撮影から動画、録音まで、複数の本格的なスタジオが用意されています。

こちらにはスチール撮影から動画、録音まで、複数の本格的なスタジオが用意されています。


こちらにはスチール撮影から動画、録音まで、複数の本格的なスタジオが用意されています。

※LINE株式会社提供写真

使用中でしたので、中の1室の写真をお借りしました。



■マッサージルーム

カフェの近くには、専門の鍼灸師の方がいるマッサージルームも用意されています。

※LINE株式会社提供写真

カフェの近くには、専門の鍼灸師の方がいるマッサージルームも用意されています。



では、そろそろ、執務エリアに入っていきましょう。



■執務スペース

こちらも広いですね~。

こちらも広いですね~。
8人1島で固定席のオフィスになっています。


デスクは温かみのある木調天板で、電動の上下昇降デスクです。

デスクは温かみのある木調天板で、電動の上下昇降デスクです。
立って仕事をすることもできます。


幅は1,600mmととても広く、前後左右をパーティションである程度囲まれていますので、座ると周りが気にならず、仕事に集中できるようになっています。


執務チェアは全員、ハーマンミラーのアーロンチェア。

執務チェアは全員、ハーマンミラーのアーロンチェア。
いいですねぇ。



■ワークラウンジ

こちらは、メインの執務席以外で、気分を変えて仕事ができる、LINE独自の「ワークラウンジ」です。

こちらは、メインの執務席以外で、気分を変えて仕事ができる、LINE独自の「ワークラウンジ」です。


フリーアドレス的に使えるスペースです。テーブル席で仕事をしてみたり、1人カウンターで仕事に集中してみたり。自由に使えます。


こんな洞窟風のソファも。わくわくしますね~。

こんな洞窟風のソファも。わくわくしますね~。


1人のカウンターも仕事に集中できそうです。

1人のカウンターも仕事に集中できそうです。


同じフロアにある別なワークラウンジ。

同じフロアにある別なワークラウンジ。こちらはホワイトとナチュラルウッドのカラーリングで雰囲気が違います。気分を変えに、社内のあちこちに行ってみたくなりますね!



■コミュニケーションラウンジ

こちらは、簡単な打ち合わせや相談しながら仕事をしたり、ランチでコミュニケーションを取ったりできる、LINE独自の「コミュニケーションラウンジ」です。

こちらは、簡単な打ち合わせや相談しながら仕事をしたり、ランチでコミュニケーションを取ったりできる、LINE独自の「コミュニケーションラウンジ」です。


自由に使えるコミュニケーションエリアです。窓際のカウンターでコーヒーを飲んで休憩したり、ランチを取ったり、テーブル席で仲間と相談しながら仕事をしたり、予約なしの打ち合わせをしたりなど、自由に使える場所です。


コミュニケーションラウンジ全景。これが各フロアにあります。

コミュニケーションラウンジ全景。これが各フロアにあります。
写真奥の窓際はカウンターになっていて、新宿のビル街が見渡せます。景色いいですよ!


コミュニケーションラウンジ前には「ビッグカウンター」があり、ちょっとしたスタンディングミーティングもこちらで行われています。

コミュニケーションラウンジ前には「ビッグカウンター」があり、ちょっとしたスタンディングミーティングもこちらで行われています。


近くには洞窟型のファミレススペースも!

近くには洞窟型のファミレススペースも!
ワクワクします。板張りでロッジ風です。もちろん会議に便利な大型モニター付きです。



■スタディルーム

電話ボックスのような部屋は、防音の1人用個室になっています。

電話ボックスのような部屋は、防音の1人用個室になっています。
電話ボックスとしての利用のほか、集中して業務を行ったり、スカイプで語学講座などを受けたりする際に利用されています。

ちなみに、右側に見える黒いパネルがIC式のタイムカード。



■"WOW"を創出するオフィス

ホント、圧巻のオフィスでした!


オフィスの取材にあたり、同社クリエイティブセンター BX室 スペースデザインチーム マネージャー 山根 脩平 氏には、取材を通じていろいろ教えていただきました。ありがとうございます!



最後に、こうしたオフィス環境づくりに至った理由をお尋ねしました。



オフィスはミッションと関わりがあります。僕らLINEは、企業ミッションとして「CLOSING THE DISTANCE(世界中の人と人、人と情報・サービスとの距離を縮めること)」を掲げているのですが、そのミッションを実現していくため、「LINE STYLE (ラインスタイル)」(*1)というLINEらしい働き方の指針があります。


LINE STYLEで最も重要視していることが、驚きや感動を意味する"WOW"です。


流行した製品やサービスは個々のユーザーの"WOW"という感動、驚きから生まれています。一人一人の"WOW"が友達や家族、恋人など周りの人に連鎖し、国境や言語の壁を越え、世界中に広がる。その積み重ねが、結果としてイノベーションと呼ばれ、人々の生活を変えていくと、LINEでは考えています。


"WOW"の精神は製品やサービス作りに限った話ではなく、LINEという会社はあらゆる活動全てにおいて、常に期待を超える"WOW"を提供することを是としています。そこで、その"WOW"を生み出すことのできるオフィス空間をどう作っていくか具現化するときに、空間デザインでは次の6つのスペースストラテジーを考えました。


Flexible (フレキシブル) モジュールレイアウト。ワークラウンジ


Sharing (シェアリング) オーディトリアムなど


Creative (クリエイティブ) カフェ。ゲームラウンジなど


Speedy (スピーディ)  テレプレゼンスルームなど


Productive(プロダクティブ) コミュニケーションラウンジ、上下昇降デスク、事業所内保育所、コンビニエンスストアなど


Mobile Friendly (モバイルフレンドリー) LINE Pay、スタンプによる会議室照明操作など



おしゃれなオフィスをデザインすることではなく、LINE STYLEの働き方を空間構成でデザインしていくイメージです。


Flexible (フレキシブル)」は、組織と働き方の2点のフレキシビリティを高めることを意識しています。組織変更や新規事業が立ち上がるなど日々変化していく業務において、どのフロア、どの場所にいってもすぐに業務に集中できるように椅子を揃えたり、レイアウトをモジュール化することで組織がフレキシブルに変更しても環境が変わらない空間を作っています。また、働き方、ワークプレイスのフレキシビリティを高めるため、フリーアドレス席のように使えるワークラウンジを設置しています。


Creative (クリエイティブ)」は、ゲームラウンジやカフェ空間にあたります。街中のカフェで働いているような、コーヒー片手にリラックスしながら業務出来る場所、オープンな場所でリラックスしながらミーティングをすることが出来るカフェ。


また、ビリヤードやダーツなど、よりリラックスしながら部署間を越えてコミュニケーションすることや、最新ゲームに触れることで、自身の業務のアウトプットにも活かすことができるゲームラウンジがあります。


ほかにも、「Speedy (スピーディ)」は、他拠点化していくオフィスの中で、誰がどの地域、国のオフィスにいても業務が途切れることなくスピード感をもってコミュニケーションが出来るように全ての会議室にテレビカンファレンスシステムを導入しています。また、執務エリア内の動線上に大型モニターを設置し、自社サービスであるLINE NEWSを表示しています。いち早く、自然に世の中の情報が飛び込んでくる空間になります。


Productive(プロダクティブ)」という点では、体形にあわせて机の高さを調整できることでストレスなく業務ができる上下昇降デスクの採用であったり、会議室と同じようにモニターを設置したフリースペースのコミュニケーションラウンジは、クイックミーティングを可能としコミュニケーションの生産性を高めています。


また、コンビニを社内に設けるにことによって、カフェとしての利用のほか、ATMやクリーニングなど、プライベートなちょっとした用事も社内で済ませることが出来ます。ワーク(業務)+ライフ(プライベート)を含めた一日の生産性をあげることで、ワーク(業務)の生産性があがる空間を用意しました。


(同社 山根氏)


「*1) 「LINE STYLE (ラインスタイル)」について、詳しくはこちらnewwindow。」(LINE株式会社コーポレートサイトへ)




広いカフェやラウンジが充実しているのも、それぞれが会社のミッションを達成できるよう会社の文化を体現するものとして作られているので、見ていて圧倒されるのではないかと感じたオフィス取材でした!









取材先

LINE株式会社newwindow

コミュニケーションアプリ「LINE」を機軸として、コミュニケーション・コンテンツ・エンターテイメントなどモバイルに特化した各種サービスの開発・運営・広告事業に加え、AI事業として、クラウドAIプラットフォーム「Clova」を展開。ニューヨーク証券取引所、東証一部上場。




編集・文・撮影:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局(※印の写真を除く)
作成日:2017年6月29日




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