首都圏にあるオフィス家具ショールームを訪問して紹介する企画 第一弾。
株式会社岡村製作所のオカムラガーデンコートショールームに伺ってきました。
百聞は一見にしかず。オフィス家具(特にデスクやチェア)は、一度購入したら長い付き合いになるので、ショールームで現物に触って使い勝手やデザインを確認しておくと満足いくものが購入できますよー!というコンセプトの企画です。
所在地: 東京都千代田区紀尾井町4-1 ニューオータニ・ガーデンコート3F
最寄駅: 東京メトロ赤坂見附駅 D出口 / 永田町駅 7番出口
開館: 午前9時~午後6時(土曜 午前10時~午後5時)日曜祝日は休館
※改装等で休館になることもあるので、必ずサイトにてご確認ください↓(予約の電話番号もこちらにて)
サイト: 株式会社岡村製作所 オカムラガーデンコートショールームのサイト(リンク)
展示製品: オフィス家具、教育施設用家具、展示施設用什器、医療・高齢者施設用家具、研究施設用家具、間仕切、セキュリティ機器、Vitra店舗用什器システム
ポイント: 総展示数 約3,500点
オカムラガーデンコートショールームは予約なしでも見学可能ですが、効率的に見て回るなら、ショールームに電話予約して案内付きで見学することをおススメします。実際に予約される方がほとんどとのこと。
こちらのショールームは、とにかく広くて展示ボリュームがものすごい(足早に見て回っても2時間はかかる)ので、検討している商品を中心に手早く見て回るなら、案内してもらったほうが効率いいです。
商品入替などの改装でお休みになることもありますので、必ず見学に行く際は事前にサイトで確認されることをおススメします。
株式会社岡村製作所 オカムラガーデンコートショールームのサイト(リンク)
平日午後は予約が多いとのこと。もし混雑を避けるのであれば、平日午前中が良いそう。土曜日も開館しています。
ではオカムラガーデンコートショールームに行きましょう!
千代田区紀尾井町のホテル ニューオータニの中にあるので交通至便の立地です。
赤坂見附駅 D出口
永田町駅 7番出口
東京メトロの銀座線・丸の内線の赤坂見附駅、半蔵門線・有楽町線・南北線の永田町駅が最寄駅になりますので、都内どこから来てもアクセスしやすい環境です。
橋の左手に見える弁慶橋ボート場が目印です。
橋のたもとにボート場が見えます。
お濠で魚釣りが楽しめます。時間のある方は帰りにいかがでしょう。
この看板が見えたら、ニューオータニはすぐそこです。
こちらはニューオータニガーデンコートの看板。
エスカレーターで3階まで上がるとショールーム入口です。
こちらが受付。白くてきらきら。
取材時はクリスマス前だったのでクリスマスツリーがありますね。
(注)オカムラガーデンコートショールーム館内の撮影は禁止です。今回取材のため特別に許可を得て撮影しています。
クロークでは上着や手荷物を預かってもらえるので、手ぶらで回れます。
荷物を気にしないでじっくり見て回ってほしいからだそう。素敵な心遣いです。
順路に従って、まずは隣のガーデンタワーへ。
こちらのショールームは受付のあるガーデンコート3Fと、隣のガーデンタワー2Fと3Fの計3フロアあります。
通路を抜けると、椅子がずらっと並ぶオフィスシーティングコーナー。
<オカムラの誇るチェアが勢ぞろい。圧巻ですねぇ。もちろんすべて座って試せます。チェアはこのエリアを中心に15シリーズ以上が展示されています。
こちらはコーナーの奥から振り返ってパチリ。やはり圧巻です。
オカムラのチェアは張地が豊富ですから、現物で色合いを確認できるのもショールームの良いところです。生地サンプルも揃っています。
見学に来られる方の目的で多いのは、椅子を実際に座ってみることだとか。仕事中ずっと座るものなので、座りやすいか、疲れにくいか、という点が気になりますよね。椅子によって座り心地がかなり違うので、実際に座って試すのが一番です。
椅子の座り比べについてコツを伺ったところ、座ったり立ったりするのではなくて、普段の仕事をしている姿勢で、例えば10分くらい座っていたほうが、座り心地が良く分かるそうです。ここは見学の際に、時間をかけたいところです。
ここで新製品ピックアップ。
発表されたばかりの新商品コンテッサ セコンダです。
2002年に初代コンテッサが発売されて高機能チェアとしてベストセラーになりましたが、その後継モデルです。
真正面、前斜め45度、後ろ斜め45度と3カット激写してみました。
エクストラハイバック・ポリッシュフレーム・ホワイトボディ・座クッション・大型ヘッドレスト付、ハンガー・ランバーサポート付 ( CC86BZ 定価: 220,400円(税抜き))。
イタリアのデザイン会社イタルデザイン・ジウジアーロ社とのコラボで生み出された流麗なフォルムは、前から見ても、斜めから見ても、後ろから見てもいいですねえ。
こちらはハイバックモデル。人気のグリーンカラーです ( CC83BW 定価: 169,600円(税抜き))。
写真ではクッション座面の商品を紹介していますが、座面メッシュモデルも充実していて、座り心地いいです。
椅子を堪能したあとは、途中にある多目的スペースを抜けて奥には、
役員用の革張りエグゼクティブチェアや応接セット、エグゼクティブデスクが数多く展示されています。役員の方は、デスクやチェアを実際に選びに来られることが多いのだとか。役員の方向けならではの重厚感、手触りの良い家具が並びます。
エグゼクティブコーナーを通り、次へ行きます。
まだまだショールームの案内コースでは序盤です。
カフェテリアや待合で使われるタイプのチェアが並ぶエリアです。
もちろん試座できます。おしゃれなチェアが揃ってますねー。
パブリックチェアエリアを抜けると、
スモールオフィス向けの個性的な空間づくりのための家具です。
ホワイトオーク突板の素材感のあるテーブル、ジャガード織の張地のソファなど今までのオフィスにない空間になっています。スチールオフィス家具と対照的な商品で、こういうのもいいですねぇ。
ここから階段で2階におりますと、
こちらにも看板がありました。
ガーデンタワー2Fは、専門性ある業務用家具が多く展示されています。
・メディアセンター向け
・パブリック(教育公共施設向け)
・ヘルスケア(医療施設向け)
・ラボラトリー(研究施設向け)
・セーフティ
・建材
・ヒルインターナショナル(フリッツハンセンなどの輸入家具)
こちらも机、チェア、収納、専門家具が、ぎっしり充実の品揃えなのですが、紹介するスペースの関係で今回は割愛させていただきます(すみません)。ホント充実度がすごい。
その中で、医療施設向けのデスクシステムをピックアップ。
ブラックフレームとウッド調のパネルで一体化したデスクブースです。
かっこいいですねー。普通にオフィスで使いたいデザインです。
こちらは、医療機関向けの上下昇降デスク。医療向けも上下昇降デスク化していくのでしょうか。新製品です。
さて、専門家具が盛りだくさんだったガーデンタワー2Fを出まして、ガーデンコート3Fに戻ります。
こちらがオフィス向けの家具が展示されているエリアです。
まずはコミュニケーションスペース用の家具の展示です。グレーやブルーといった従来のオフィスカラーではない、ナチュラルでおしゃれなデザインの家具が揃っています。
カフェスペース用のハイカウンター
ソファのラウンジ
ファミレス風の打ち合わせスペース。今、こういうオフィス増えてますよね。
Muffle(マッフル)シリーズです。
1人で集中して仕事をするブースです。
先ほどのファミレス風打ち合わせスペースと同じマッフルシリーズの製品。穏やかなラウンド形状と、触り心地の良さそうなファブリックの張地で構成されるパーティションが印象的です。
集中ブースの後ろに、壁にグリーンのパネルがあるのが印象的ですが、マグネット式のグリーン「MagPlants(マグプランツ)」という製品。スチールパーティションにマグネットで簡単に取り付けできて緑化できるのはいいですね。
グリーンの隣にあるパステルカラーのスクエアパネルは、「GO-DO(ゴド)」シリーズの吸音パネルで、こちらもマグネットで壁に取り付けて使用します。
Swift(スイフト)上下昇降デスクシリーズで、天板大きさが幅3600mm、奥行1200mmのワイドタイプ。こんなに大きなテーブルで電動上下昇降できるとは! 10人以上の打ち合わせにも十分対応できる大きさです。下部に収納がついています。写真は昇降しているところをスローシャッターで撮影。
こちらは、Swift(スイフト)の精悍なブラックフレームタイプ。120°天板タイプを組み合わせたワークプレイス。
こちらがスタンダードなSwift(スイフト)。上下昇降デスクが当たり前になってきた感じがします。
デスクを支える脚の中に駆動装置が組み込まれていて、上下昇降する構造になっています。
こちらは向かい合わせの2台が連結されたタイプ。中央に配線を通すためのダクトが配置されています。
Swift(スイフト)の展示コーナーから奥を見る。右手にオフィスセキュリティの展示。奥にはデスク各種がズラリ。
このエリアがこちらのショールーム内1フロアで最大のエリア。展示数もすごいのですが、紹介しきれないので、全景のみで紹介させていただいています。オカムラのデスク関係はこちらでカバーできます。
デスクは、このエリアを中心に12シリーズ以上の展示があります。
こちらはPRECEDE(プリシード)。天板の木目柄と、木目の脚カバーがついたアルミ脚がシャープで魅力的なデスクシステム。
同じくプリシードシリーズのガラスパネルで囲まれた重厚な会議室。
生地や板材が展示されています。Color(色彩)のC、Material(素材)のM、Finish(仕上げ)のFの3要素をどのように組み合わせて空間コンセプトに合わせるかを日々研究しているとのことでした。
こちらではヨーロッパの家具メーカー ヴィトラ(Vitra)社の家具(主に椅子)を展示しています。
ヴィトラ社の展示エリアを抜けると
これで展示は一通り終了です。
最後にオープンなミーティングエリア。こちらで一休み。
このエリアには個室が数室あって、商談や会議に使われているとのこと。
これで一周です。
いやー、お疲れ様でした。
総展示数約3,500点という圧巻の展示ですので、時間に余裕をもって予約して見学することをおススメします。
どういったものが見たいかといったことや、どういうオフィスを作りたいといった相談もできるそうなので、予約の際にその旨を、お伝えするのが良さそうです。
クロークに行きまして
預かってもらっていた服を受け取ると、
スタッフの方が出口を出るまで見送ってくれました。
お世話になりました!
ショールーム出たところ。
先ほどのショーウィンドウには、コンテッサ セコンダ シリーズが! かっこいいですねぇ。
ちなみに、もし時間があれば、ここから10分ほど歩いたところにある、岡村製作所の「いすの博物館(要予約)」もどうぞ。
チェア好きにはたまりません。おススメです。
編集・文・撮影:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局
取材日:2016年12月9日
オフィスワークの常識を変える電動で上下昇降するデスク。医療や健康の視点および効率やアイデアの視点から、デスクに働き方を合わせるのではなく、自分の働きやすいスタイルにオフィスデスクを合わせることがコンセプトです。立ったり座ったりを繰り返すことで、健康状態にも、仕事への集中力にもプラスの効果を感じていただけます。
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