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空間づくりのプロフェッショナル 株式会社丹青社の本社オフィス(品川駅徒歩10分)に行ってきました 【前編】(オフィス訪問[1])

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今回のオフィス訪問は、商業空間・イベント空間・文化空間等のさまざまな空間づくりをおこなっているディスプレイ業界大手、株式会社丹青社の本社オフィス(東京・港区)を取材してきました。


※前後編記事 後編はこちら「空間づくりのプロフェッショナル 株式会社丹青社の本社オフィス(品川駅徒歩10分)に行ってきました 【後編】(オフィス訪問[2])



今回のオフィス訪問は、商業空間・イベント空間・文化空間等のさまざまな空間づくりをおこなっているディスプレイ業界大手、株式会社丹青社の本社オフィス(東京・港区)を取材してきました。


同社は、長らく上野に本拠を構え、自社ビルを中心としたオフィスでしたが、2015年9月に、「未来創造拠点」をテーマに品川へ移転しました。1フロア約1,500坪(5,000平方メートル)の広いオフィスビルの1フロアと直上階の一部に入居し、そのオフィスは2016年の「第29回 日経ニューオフィス賞(*1)を受賞するなど高く評価されています。


*1) 第29回日経ニューオフィス賞 ニューオフィス推進賞を受賞newwindow


丹青社と言えば、1946年の創業以来、古くは、1970年の日本万国博覧会の日本政府館のディスプレイも担当するなど、多くの商業空間、博物館、美術館の内装などを手掛ける、空間づくりのプロフェッショナル集団です。そのプロフェッショナルが作り上げた自社オフィスはいったいどのようなオフィスなんでしょうか。取材前から期待が高まります。



■最寄駅は品川駅

同社のオフィスは、JR品川駅港南口から徒歩6分「品川シーズンテラス」に入居しています。品川シーズンテラスは、「芝浦水再生センター」内に2015年に竣工した地上32階建の最新鋭オフィスビルです。



■エントランス

19階に上がり、エレベーターホールを抜けると同社のエントランスが見えてきます。

19階に上がり、エレベーターホールを抜けると同社のエントランスが見えてきます。



■受付

こちらが受付になります。エントランスは白を基調にしたデザインでまぶしいくらいです。

こちらが受付になります。
エントランスは白を基調にしたデザインでまぶしいくらいです。


待合には、同社の歴史を展示したパネルがあります。

待合には、同社の歴史を展示したパネルがあります。


こうやって、引出して見て行くと、各時代で丹青社が手掛けたプロジェクトの写真を追っていくことができます。引出しをしまうとコンパクトに壁に収まるという秀逸なデザインです。引出し側面はコーポレートカラーの赤(丹)と青でカラーリングされています。

こうやって、引出して見て行くと、各時代で丹青社が手掛けたプロジェクトの写真を追っていくことができます。引出しをしまうとコンパクトに壁に収まるという秀逸なデザインです。引出し側面はコーポレートカラーの赤(丹)と青でカラーリングされています。


エントランスロビーには来客用会議室が並びます。

エントランスロビーには来客用会議室が並びます。


ガラス張りでオープン、ホワイトを基調にシャープな印象の会議室です。

ガラス張りでオープン、ホワイトを基調にシャープな印象の会議室です。



■クリエイティブミーツ

待合前にある「クリエイティブミーツ」というスペース。
存在感を放つ「ビッグテーブル」が中央に設置されています。

待合前にある「クリエイティブミーツ」というスペース。
存在感を放つ「ビッグテーブル」が中央に設置されています。


こちらで図面を広げて立ち話をしたり、セミナーやパーティ等のイベントを開いたりできるように作られています。名前の由来は、社内外のクリエイターがここで出会う場、というところからです。


ラウンジ形式の待合になっています。撮影時はあいにくの雨でしたが、晴れの日はスカイツリーから東京タワーまで見渡せるとか。

ラウンジ形式の待合になっています。撮影時はあいにくの雨でしたが、晴れの日はスカイツリーから東京タワーまで見渡せるとか。


エントランスだけで圧倒されてしまいますが、社内に進んでいきましょう!



■イーストミーティング

こちらは執務スペースとビル共用部の間にあるミーティングスペース。2か所あり、東側にあるのがこちらの「イーストミーティング」。西側は「ウエストミーティング」となっています。

こちらは執務スペースとビル共用部の間にあるミーティングスペース。
2か所あり、東側にあるのがこちらの「イーストミーティング」。西側は「ウエストミーティング」となっています。


内装ディスプレイの幅広いプロセスの業務を手がける同社では、各専門分野のプロフェッショナルである協力会社との打ち合わせも多く、こちらでいつでも打ち合わせができるよう専用スペースになっています。


内部はパーティションで囲われた6人掛けのブースや、4人掛けのブースが配置されています。

内部はパーティションで囲われた6人掛けのブースや、4人掛けのブースが配置されています。



■サンプルルーム

こちらは、デザイン会社ならではの、建材等の各種サンプル、カタログがまとめられた部屋です。

こちらは、デザイン会社ならではの、建材等の各種サンプル、カタログがまとめられた部屋です。


内部はローキャビネット収納を兼ねたハイテーブルがあり、取材中も社員の人が入れ替わり立ち替わり、資料を出して調べものをされていました。

内部はローキャビネット収納を兼ねたハイテーブルがあり、取材中も社員の人が入れ替わり立ち替わり、資料を出して調べものをされていました。



■執務エリア (固定席側)

各事業部の設計を担当するデザイナー職の人たちの執務エリアは、固定席制で、幅1,400mmと広いデスクに、ローパーティションで区切られて集中して作業ができるように作られています。デザイナーの人たちが集まっているのは、こちらで事業部を超えてデザイナー間でコミュニケーション取れるようにとのことです。

各事業部の設計を担当するデザイナー職の人たちの執務エリアは、固定席制で、幅1,400mmと広いデスクに、ローパーティションで区切られて集中して作業ができるように作られています。デザイナーの人たちが集まっているのは、こちらで事業部を超えてデザイナー間でコミュニケーション取れるようにとのことです。



■執務エリア (フリーアドレス側)

丹青社のオフィスは、先ほどの固定席エリアを除くと、<strong>フリーアドレスが採用</strong>されています。大まかに事業部ごとにエリアは分かれていますが、どこに座るかは社員の皆さんそれぞれに任されているとのこと。緩やかなグループアドレスになっています。

丹青社のオフィスは、先ほどの固定席エリアを除くと、フリーアドレスが採用されています。大まかに事業部ごとにエリアは分かれていますが、どこに座るかは社員の皆さんそれぞれに任されているとのこと。緩やかなグループアドレスになっています。


手前のおにぎり型のデスクや、フラットなデスクなど、各種のタイプが並び、その時の目的や気分に合わせて使い分けます。

手前のおにぎり型のデスクや、フラットなデスクなど、各種のタイプが並び、その時の目的や気分に合わせて使い分けます。


多くの席には外部モニターが用意されています(社員の方はノートパソコンを使用)。その時の気分によっても座席を変えられるのがいいですね。

多くの席には外部モニターが用意されています(社員の方はノートパソコンを使用)。気分によっても座席を変えられるのがいいですね。


プロジェクトなどでチーム打ち合わせをしながら仕事を進める場合は、一箇所に集まって仕事をしたり、分かれて独りで仕事をしたり、というように分かれたり集まったりすることが容易なのもフリーアドレスのメリットです。


ダークなカラーの木目天板に、ブラックスチールフレームのデスクのエリアもあります。

ダークなカラーの木目天板に、ブラックスチールフレームのデスクのエリアもあります。



メインとなる執務スペースを紹介してきました。



次は、特徴的なコリドー(回廊)エリアのご紹介です。名作家具盛りだくさんですので、お楽しみに!


後編に続く

空間づくりのプロフェッショナル 株式会社丹青社の本社オフィス(品川駅徒歩10分)に行ってきました 【後編】(オフィス訪問[2])










取材先

株式会社丹青社newwindow

商業空間・イベント空間・文化空間等のさまざまな空間づくりをおこなっているディスプレイ業界大手。
古くは、1970年の日本万国博覧会の日本政府館のディスプレイも担当、商業空間の空間づくりや、博物館の展示づくりなど、さまざまな空間づくりのプロフェッショナル集団。





編集・文・撮影:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局 (※印の写真を除く)
取材日:2017年6月21日, 7月20日




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