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空間づくりのプロフェッショナル 株式会社丹青社の本社オフィス(品川駅徒歩10分)に行ってきました 【後編】(オフィス訪問[2])

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空間づくりのプロフェッショナル 株式会社丹青社の本社オフィス(品川駅徒歩10分)に行ってきました 【後編】(オフィス訪問[2])

(写真は株式会社丹青社コリドー(回廊)エリアの一画)


※前後編記事 前編はこちら「空間づくりのプロフェッショナル 株式会社丹青社の本社オフィス(品川駅徒歩10分)に行ってきました 【前編】(オフィス訪問[1])



空間づくりのプロフェッショナル 株式会社丹青社の本社オフィス(品川駅徒歩10分)に行ってきました 【前編】(オフィス訪問[1])」からの続き。


では、注目のポイント、コリドー(回廊)エリアに入っていきましょう!



■コリドー(回廊)エリア

こちらが「コリドー(回廊)」。オフィスフロアの建物窓側のエリアを、窓沿いに執務スペースをぐるっと囲むように作られています。床や天井はブラック、ダークブラウンで仕上げられ、執務スペースとは異なる雰囲気の空間が広がっています。

こちらが「コリドー(回廊)」。オフィスフロアの建物窓側のエリアを、窓沿いに執務スペースをぐるっと囲むように作られています。床や天井はブラック、ダークブラウンで仕上げられ、執務スペースとは異なる雰囲気の空間が広がっています。


「コリドー」は、通路としてだけではなく、オープンなミーティングスペースや、集中ブースなど、執務スペース側を補う機能的な空間が展開されているところが注目のポイントです。


コリドーを順に見て回りましょう。


こちらはソファ席。リラックスした打ち合わせができるように作られています。

こちらはソファ席。リラックスした打ち合わせができるように作られています。


ハイカウンター。立って短時間の打ち合わせから、ハイチェアに腰かけて風景を眺めながらの打ち合わせも。カウンターの形がかっこいいですね!

ハイカウンター。立って短時間の打ち合わせから、ハイチェアに腰かけて風景を眺めながらの打ち合わせも。カウンターの形がかっこいいですね!


ちなみにこのコリドーに配置されている家具はどれも名作家具ばかり。

同社では空間づくりという仕事柄、こうした家具を提案することが多いため、日々の生活や仕事で使って良く知った上で、お客様に提案できるようにとのことです。名作家具を毎日使える環境ってワクワクしますね!



窓際の景色の良いところにソファタイプの席が並びます。

窓際の景色の良いところにソファタイプの席が並びます。


オブジェのようなソファも!デンマークのデザイナー  ヴェルナー・パントン(Verner Panton)による「ザ・リビング・タワー (The Living Tower)」ですね。

オブジェのようなソファも! これはデンマークのデザイナー ヴェルナー・パントン(Verner Panton)による「ザ・リビング・タワー (The Living Tower)」ですね。なかなか見かけられない家具です。


カウンター席も多く配置されています。

カウンター席も多く配置されています。


こちらは集中ブース。フリーアドレス側に配置されていて、独りで集中して作業したい人に人気です。

こちらは集中ブース。フリーアドレス側に配置されていて、独りで集中して作業したい人に人気です。


こちらはお話し中。こんな感じでソファで話せるのでリラックスできますね。

こちらはお話し中。こんな感じでソファで話せるのでリラックスできますね。


こちらもロビー風ですが、コリドーの中にあります。

こちらもロビー風ですが、コリドーの中にあります。



■コリドーコーナー

コリドーを回っていくと、ロアの4隅には、「コリドーコーナー」というコミュニケーションエリアが設けられています。


コリドーコーナーには、ドリンクブース、自動販売機、電子レンジなどが配置されています。飲み物を飲みたいときや休憩したいときはこちらです。

コリドーコーナーには、ドリンクブース、自動販売機、電子レンジなどが配置されています。飲み物を飲みたいときや休憩したいときはこちらです。


4隅にあるコリドーコーナーのうち、北東と南西の2か所には、テレビ会議やプレゼンの練習ができるソファセットがあります。こちらは北東の「HASHI」という名前のついたコリドーコーナー。コリドーコーナーの名前は、そこから見えるもので名前がついていて、こちらはレインボーブリッジが見えるので、橋=HASHI、と名付けられています。撮影時はあいにくの雨天でレインボーブリッジが霞んで見えました。

4隅にあるコリドーコーナーのうち、北東と南西の2か所には、テレビ会議やプレゼンの練習ができるソファセットがあります。


こちらは北東の「HASHI」という名前のついたコリドーコーナー。コリドーコーナーの名前は、そこから見えるもので名前がついていて、こちらはレインボーブリッジが見えるので、橋=HASHI、と名付けられています。撮影時はあいにくの雨天でレインボーブリッジが霞んで見えました。


こちらもテレビ会議とプレゼンができるコリドーコーナー。南西の「EKI」という名前がつけられています(こちらは、品川駅が見えるので、駅=EKI)。

こちらもテレビ会議とプレゼンができるコリドーコーナー。南西の「EKI」という名前がつけられています(こちらは、品川駅が見えるので、駅=EKI)。



残る北東と南西の2か所は、ランチしたり休憩できるコーナーになっています。


こちらは、南東の「UMI 」(海が見えるので、海=UMI)。 こちら側は純粋にコミュニケーションが取りやすいような休憩スペースになっています。

こちらは、南東の「UMI」(海が見えるので、海=UMI)。 こちら側は純粋にコミュニケーションが取りやすいような休憩スペースになっています。


こちらは北西の「OKA」(海の反対側で、丘=OKA)。

こちらは北西の「OKA」(海の反対側で、丘=OKA)。



■社内会議室

社内にはオープンな打ち合わせスペースがコリドー側に多く設けられていますが、部屋のタイプもあります。ガラス張りでオープンな会議室です。

社内にはオープンな打ち合わせスペースがコリドー側に多く設けられていますが、部屋のタイプもあります。ガラス張りでオープンな会議室です。


社内会議室_イメージ2



■個人ロッカー

フリーアドレス側には<strong>個人ロッカー</strong>が配置されています。こちらに私物やノートパソコンを収納します。

フリーアドレス側には個人ロッカーが配置されています。こちらに私物やノートパソコンを収納します。



■ガレージ

「ガレージ」と名前のついたエリア。東西4部屋ずつあり、使われ方はいろいろあるとのことでした。例えばコンペ等に臨むチームがプロジェクトで使用して、資料を貼りっぱなし、置きっぱなしで継続して使用できるプロジェクトルームとして使っていたり、事業部が資料を参照できる置き場に使ったりしているそう。ペーパーレスを進めている同社として一時的な置き場のバッファーとしての機能も果たしているとか。

ガレージ」と名前のついたエリア。東西4部屋ずつあり、使われ方はいろいろあるとのことでした。


例えばコンペ等に臨むチームがプロジェクトで使用して、資料を貼りっぱなし、置きっぱなしで継続して使用できるプロジェクトルームとして使っていたり、事業部が資料を参照できる置き場に使ったりしているそう。ペーパーレスを進めている同社として一時的な置き場のバッファーとしての機能も果たしているとか。



■オフィスを一周して

これでオフィスは一周です。1フロア約1,500坪(5,000平方メートル)もあるので大変広いオフィスでした(紹介した以外に、直上階の一部もあります)。


固定席やフリーアドレスの特徴を組み合わせて、コリドーによるコミュニケーションスペースや集中ブースなど、いろいろな働き方に対応できるよう作られているオフィスで、まさに空間づくりのプロフェッショナルによるオフィスでした


また、オフィスのハード面だけでなく、ソフト面の働き方改革も進んでいて、シフト勤務や在宅勤務などの勤務体制も整備され、社員自らが働く場所・時間・やり方を選べるようになった点も注目のポイントです。



今回、取材にお答えいただいた、同社クリエイティブ局 プリンシパル クリエイティブディレクター 上垣内 泰輔 氏(写真左)と、同社 経営管理統括部 総務部 総務課 徳丸 雄介氏(写真右)。

今回、取材にお答えいただいた、同社クリエイティブ局 プリンシパル クリエイティブディレクター 上垣内 泰輔 氏(写真左)と、同社 経営管理統括部 総務部 総務課 徳丸 雄介氏(写真右)。


ありがとうございました!



■丹青社関西支店も新オフィスに

今回、「未来創造拠点」というテーマで作られた丹青社の品川の新本社オフィスを取材しましたが、今年2017年5月に、大阪にある関西支店も 「西の"未来創造拠点"」をテーマに、移転して新オフィスに生まれ変わっています


場所は、JR大阪駅に連絡デッキで直結しているグランフロント大阪タワーB 24階にあります。取材には伺えなかったので、写真を丹青社よりお借りしました。


関西支店のエントランスエリア、クリエイティブミーツ。東京と同じコンセプトの、内外のクリエイターが出会う場になっています。

※株式会社丹青社提供写真

関西支店のエントランスエリア、クリエイティブミーツ
東京と同じコンセプトの、内外のクリエイターが出会う場になっています。



関西支店の執務エリア。品川本社と同様、フリーアドレスです。

※株式会社丹青社提供写真

関西支店の執務エリア。品川本社と同様、フリーアドレスです。



窓際のベンチシートでくつろぎながら社員同士が交流を深めるよう作られています。

※株式会社丹青社提供写真

窓際のベンチシートでくつろぎながら社員同士が交流を深めるよう作られています。



関西支店のオフィスも東京同様のコンセプトで作られているんですね!
機会があればぜひ伺って取材したいオフィスです。










取材先

株式会社丹青社newwindow

商業空間・イベント空間・文化空間等のさまざまな空間づくりをおこなっているディスプレイ業界大手。
古くは、1970年の日本万国博覧会の日本政府館のディスプレイも担当、商業空間の空間づくりや、博物館の展示づくりなど、さまざまな空間づくりのプロフェッショナル集団。





編集・文・撮影:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局 (※印の写真を除く)
取材日:2017年6月21日, 7月20日




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