今回は、株式会社エムステージの本社オフィス(東京 品川)を訪問してきました。
株式会社エムステージは、「持続可能な医療の実現」をミッションに掲げ、2003年に設立されたベンチャー企業です。医師に特化した転職とアルバイトの紹介事業の「Dr. 転職なび」「Dr. アルなび」をコア事業とし、企業ヘルスケア領域へビジネスを拡大するなど、医師人材領域で成長しています。事業拡大とともに、東京本社に加えて、大阪、福岡、札幌など全国主要都市に10の支社を開設。2018年には昨年に続いて「ベストベンチャー100」(*1) に選出、「第7回日本HRチャレンジ大賞」(*2)イノベーション賞を受賞するなど注目の企業です。
*1) 「ベストベンチャー100」
ベンチャー情報誌「ベンチャー通信」(発行: イシン株式会社) の編集部が、これから成長が期待できるベンチャー企業100社を支援するサイト。審査委員会により毎年100社を選定している。
*2) 「日本HRチャレンジ大賞」
「日本HRチャレンジ大賞」実行委員会が主催し、人材領域で優れた新しい取り組みを積極的に行っている企業を表彰している。(後援:厚生労働省、株式会社東洋経済新報社、株式会社ビジネスパブリッシング、ProFuture株式会社)
従業員数は約90名(2018年3月時点)、東京本社には約40名が在席しています。社員のうち女性が占める割合が約6割と、女性が多いこともこちらの会社の特徴の1つです。
今回取材した東京本社オフィスは、大崎駅前にある「ThinkPark Tower」に2014年より移転したもので、436平方メートル (140坪)の広さです。2018年2月には、オフィス内に靴を脱いでくつろげる和室「たたみ空間」を設置するなど、社員が働きやすい環境になるよう、移転後も数回のオフィス内の改修を重ねて、働き方改善へ熱心に取り組まれています。
働きやすい環境になるようオフィス内にどのような工夫が施されているのでしょうか。また、社員には良いものを触れてほしいという考えから随所にデザイン家具があるとのことで、そちらも楽しみです!
では、行ってみましょう!
同社の東京本社オフィスは、JRとりんかい線の「大崎駅」南改札口から徒歩2分の距離にある高層オフィスビル「ThinkPark Tower」に入居しています。同ビルは大崎駅の南改札口にペデストリアンデッキで直結していて、まさに駅前にあるオフィスです。また、大崎は東京都が指定する7つの副都心の1つでもあり、2020年東京オリンピックに向けて進化しつづけている旬のエリアというのも魅力ですね。
では、同社が入居する「ThinkPark Tower」の中に入っていきます。
エレベーターでThinkPark Tower 5階に上がり、同社エントランスに向かいます。
1歩入ると、そこはブラックを基調としたシックなエントランスロビーになっていました。
写真に写っているラウンジチェアは、デンマークの家具デザイナー、ポール・ケアホルム (Poul Kjærholm)の代表作 PK22。メーカーはフリッツハンセン (Fritz Hansen)社です。
同社ロゴが光るソリッドなイメージの受付。
右側の受付電話で担当の方に来ていただきます。
まずは会議室エリアへ進みましょう。
エントランスロビーから、ステンレスのゲートを抜けた先が会議室エリアです。
会議室は全3室。来客用や、社内会議に使われています。
ホワイトボード、大型モニター完備。
デザイン家具がさりげなく使われていますね。
テーブルは、USM社の「ハラー テープル(USM Haller Table)」。チェアは、ヴィトラ社(Vitra)の「ゼロスリー (.03)」。ホワイトボードはイトーキとインターオフィスのコラボブランド「アイプラス (i+)」。
では、会議室エリアを抜けて、セキュリティドアを通り、執務エリアへ進みます。
執務エリアは、色使いを抑えブラックとホワイトで、シックにまとめています。壁側にはUSMハラーのシステム収納、窓側にはフリーで使えるテーブル席もいくつか用意されていました。
執務エリアの座席は基本的にはフリーアドレスを採用。内勤の方は固定席ですが、固定席だけで島を作らず、固定席とフリーアドレス席を交互に設けるなど、コミュニケーションが進むよう工夫されています。
こちらは執務エリア内の別な島を撮影。
デスク上を見ると、皆さん同じタイプの文具ケースを使われているようです。
こちらではデスク上に固定の収納を置いていないので、文具が散らからないよう、文具ケースを支給されているとのこと。ここにペンや、ハサミ、メモなどを入れて持ち歩けるもので、おしゃれな上に便利そう。
ヴィトラ社 ツールボックス (Vitra TOOLBOX)。とてもカッコイイ道具箱です。調べると、イスラエル生まれのデザイナー、アリック・レヴィ (Arik Levy)によるデザインで、ベーシックダーク、モーブグレイ、ウォームグレイ、ブリック、マスタード の5色が発売されています。写真のモデルカラーはマスタード。ABS樹脂製なので軽くて丈夫です。寸法は、幅327 奥行167 高さ156mmと、A4サイズ(297x210mm)の紙の上に置くと、長辺方向が少しはみ出すくらいの大きさですね。
ここちらはウォームグレイモデル。オフィス内には、全色ありました。
デスクは、USM社「ハラーテーブル (USM Haller Table)」。天板カラーはパールグレイ。デスクのフレームは、ステンレス製のシャープな形状で、USMハラーシステムらしいスッキリとしたデザインです。
こちらのオフィスでは、会社の変化に合わせて、組み換えて長く使えるという理由から、デスクと収納をシステム家具のUSMモジュラーファニチャーで構成しています。
ちなみに、USMモジュラーファニチャーは、今から50年ほど前に、スイスの建築家フリッツ・ハラー教授が開発した鉄骨モジュラー建築システムを基に生まれたモジュラー収納システムです。特徴的なボールジョイントでモジュールを自在に連結して、幾通りもの収納家具を作ることができる、洗練されたモダンデザイン家具として21世紀になった現在でも人気です。映画やドラマにも登場することも多く、ニューヨーク近代美術館(MoMA)の永久収蔵品にもUSMハラーは加えられています。
写真奥がイエローカラーのUSMハラー収納。
執務チェアは、長時間座っても疲れづらいものということで、ヴィトラ社の執務チェア AC4を採用。イタリア生まれの建築家、アントニオ・チッテリオによるデザインで、フローモーション搭載など人間工学設計がされつつも、メカニカルな印象がないエレガントな印象のチェアです。
執務エリア内は、BOSEのスピーカーを天井に埋め込んで、社内で週替わりのDJ担当を設けて、音楽を流しているとのこと。担当の人が好きなものをかけるので、最新の洋楽のヒットソングが流れたり、担当によっては小鳥のさえずりが流れることも。
それでは、いよいよ充実のリフレッシュエリアへ進みます。
(同社リフレッシュエリア)
後編へ続きます。
『「Dr. 転職なび」を始め医師人材総合サービス事業を展開する株式会社エムステージの本社オフィス(東京 大崎)に行ってきました【後編】(オフィス訪問[2])』
「持続可能な医療の実現」をミッションに掲げ、2003年に設立されたベンチャー企業。医師に特化した転職とアルバイトの紹介事業の「Dr. 転職なび」「Dr. アルなび」をコア事業とし、企業ヘルスケア領域へビジネスを拡大するなど、医師人材領域で成長中。
編集・文・撮影:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局
取材日:2018年3月15日
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