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「Dr. 転職なび」を始め医師人材総合サービス事業を展開する株式会社エムステージの本社オフィス(東京 大崎)に行ってきました【後編】(オフィス訪問[2])

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同社リフレッシュエリア

(同社リフレッシュエリア)


前回、「「Dr. 転職なび」を始め医師人材総合サービス事業を展開する株式会社エムステージの本社オフィス(東京 大崎)に行ってきました【前編】(オフィス訪問[1])」からの続き。



それでは、いよいよ充実のリフレッシュエリアへ進みます。



■リフレッシュエリア

同社のオフィス内には、執務スペースに隣接してリフレッシュエリアが設けられています。執務スペースとはビビッドなイエローカラーのキャビネットで仕切られ、天井はスケルトン化、エリア内は木材を多用し、床はフローリング、木のテーブルも多く、暖色系の照明で、執務エリアとはまったく異なるオフィスデザインです。そのため、執務エリアに隣接しながらも、こちらに足を踏み入れると気分が変わってリラックスできる空間になっているのです。

同社のオフィス内には、執務スペースに隣接してリフレッシュエリアが設けられています。執務スペースとはビビッドなイエローカラーのキャビネットで仕切られ、天井はスケルトン化、エリア内は木材を多用し、床はフローリング、木のテーブルも多く、暖色系の照明で、執務エリアとはまったく異なるオフィスデザインです。そのため、執務エリアに隣接しながらも、こちらに足を踏み入れると気分が変わってリラックスできる空間になっているのです。



そのリフレッシュエリアを順に見て行きましょう。



■ソファスペース

まずはソファスペースです。こちらで休憩したり、リラックスして話をしたり。

まずはソファスペースです。こちらで休憩したり、リラックスして話をしたり。


入り組んだパイプフレームが印象的なソファは、マジス社(Magis)「トラフィック ソファ (Traffic Sofa)」。デザイナーはコンスタンティン・グルチッチ (KONSTANTIN GRCIC)。自由自在に伸びるフレーム形状が、車が行き来する道路の交通網を思わせるということで「トラフィック」と名付けられたものです。ソファでありながら重厚感を避け、軽快でありながらスタイリッシュという絶妙なバランスですね。インテリアは昔から好きとおっしゃる社長の杉田さんによると、自宅に入れたかったデザインソファとのこと。



■カフェカウンター THE PIT

リフレッシュエリア中央にはカフェカウンターがあります。名前の由来は、カーレースのサーキットに設けられたピット(整備施設)から。

リフレッシュエリア中央にはカフェカウンターがあります。
名前の由来は、カーレースのサーキットに設けられたピット(整備施設)から。


こちらにはコーヒーがあって、仕事中にちょっとこちらにコーヒーを飲みに立ち寄ります。ほかにも電子レンジも設置され、お菓子も置かれています。


ブラックのスツールは、マジス社(Magis)の「トム & ジェリー  "ザ・ワイルド バンチ" (TOM and JERRY - The Wild Bunch)」。デザイナーはコンスタンティン・グルチッチ (Konstantin Grcic)。



こんな感じでカウンターでコーヒーを飲みながら話したりも。

こんな感じでカウンターでコーヒーを飲みながら話したりも。


さらに進んでいくと、カウンターの奥に大きなテーブルが見えてきます。



さらに進んでいくと、カウンターの奥に大きなテーブルが見えてきます。



■ロングテーブル

オープンなミーティングテーブルとして10人が座れる大きなテーブルです。テーブルは造作家具で、カフェにある大きなテーブルからヒントを得て作ってもらったとのこと。大きなテーブルを各人が思い思いに、片隅で打ち合わせしつつ、もう片方では1人で集中して仕事していたりなど、カフェっぽく使えるようにとのこと。もちろん、テーブル全体を使って大きな会議をしたり、イベントもできるので、多目的に使える空間です。

オープンなミーティングテーブルとして10人が座れる大きなテーブルです。
テーブルは造作家具で、カフェにある大きなテーブルからヒントを得て作ってもらったとのこと。大きなテーブルを各人が思い思いに、片隅で打ち合わせしつつ、もう片方では1人で集中して仕事していたりなど、カフェっぽく使えるようにとのこと。もちろん、テーブル全体を使って大きな会議をしたり、イベントもできるので、多目的に使える空間です。


こうした大テーブルに、格子のような脚がついているのがユニークですね。テーブルの下が半ば見えつつも見えすぎない脚のおかげで、オープンな雰囲気でありながら、事務的過ぎない雰囲気が作れていますので、厚みのあるしっかりとした木製天板と併せて、重厚感と軽快さを両立させて絶妙なバランスに保っています。



ちなみに、こちらは写真奥にあるように、プロジェクタ投影のスクリーンが下せるので、こちらで大きな会議やイベントにも対応しています。

ちなみに、こちらは写真奥にあるように、プロジェクタ投影のスクリーンが下せるので、こちらで大きな会議やイベントにも対応しています。



ロングテーブルのところにあるチェアは、執務用としても使えるヴィトラ (Vitra)社のオールスター (Allstar)です。デザイナーは、同じくコンスタンティン・グルチッチ (Konstantin Grcic)。この空間のリラックスした雰囲気に合うかわいいデザインでありながら、オフィスチェアとしての機能性も高く、長時間座っても疲れづらいものです。

ロングテーブルのところにあるチェアは、執務用としても使えるヴィトラ (Vitra)社のオールスター (Allstar)です。デザイナーは、同じくコンスタンティン・グルチッチ (Konstantin Grcic)。この空間のリラックスした雰囲気に合うかわいいデザインでありながら、オフィスチェアとしての機能性も高く、長時間座っても疲れづらいものです。



■スタンディング席

リフレッシュエリアの奥には窓際にオリジナルのカウンターテーブルがあり、座り疲れた時など立って仕事ができるような場所も設けられています。

リフレッシュエリアの奥には窓際にオリジナルのカウンターテーブルがあり、座り疲れた時など立って仕事ができるような場所も設けられています。



スツールは、ウィルクハーン (Wilkhahn)社の「スティッツ (Stitz)」

スツールは、ウィルクハーン (Wilkhahn)社の「スティッツ (Stitz)」。


このスツールは、「ハーフシーティング」という「立つ」と「座る」の中間的な動作で、写真のように軽く腰掛けることができます。



執務エリア側からリラクゼーションエリアを撮影したもの

執務エリア側からリラクゼーションエリアを撮影したもの。


執務エリアとリラクゼーションエリアは、オープンにつながっていますが、その間を印象的なイエローカラーの収納を置くことで、視覚的に両者を分けているのが分かります。


また、リフレッシュスペースはフロア内にもう一箇所あります。



こちらは先ほどのリフレッシュスペースの反対側のオフィスフロア奥から撮影。

こちらは先ほどのリフレッシュスペースの反対側のオフィスフロア奥から撮影。


写真奥の方に、リフレッシュスペースの境となるイエローカラーの収納キャビネットが少し見えます。それに対して写真左側にブラックカラーの収納キャビネットがありますが、こちら側にもリフレッシュスペースがあるのです。



■リフレッシュスペース その2

こちらが第2のリフレッシュスペース。ベンチソファにテーブルが用意され、カフェ風の雰囲気の場所です。執務エリアとはブラックカラーの収納で区切られています。

こちらが第2のリフレッシュスペース。ベンチソファにテーブルが用意され、カフェ風の雰囲気の場所です。執務エリアとはブラックカラーの収納で区切られています。



ベンチソファに丸テーブル、かわいいチェアとこちらも魅力的です。こちらも打ち合わせや、1人仕事、休憩と社員の方は自由に使っています。リフレッシュスペースに十分な席数があるので、こちらに席がないから休めないなんて心配はいらなそうです。

ベンチソファに丸テーブル、かわいいチェアとこちらも魅力的です。こちらも打ち合わせや、1人仕事、休憩と社員の方は自由に使っています。リフレッシュスペースに十分な席数があるので、こちらに席がないから休めないなんて心配はいらなそうです。


ちなみに、手前のかわいいメッシュのチェアは、マジス社(Magis)のピーニャ (PINA)。スペイン生まれのデザイナー、ハイメ・アジョン (JAIME HAYÓN)によるもの。ピーニャというのは、スペイン語でパイナップルのこと。メッシュの網目がパイナップルのようなところから名付けられています。椅子などの家具もリラックスの雰囲気づくりに一役買っているのです。



次が新しく作ったという和室「たたみ空間」です。



■和室「たたみ空間」

こちらは先ほどの第2のリフレッシュスペースの奥、ドアを開けて入った部屋に作られています。大人4人が比較的ゆったりと座れる広さがあります。

こちらは先ほどの第2のリフレッシュスペースの奥、ドアを開けて入った部屋に作られています。大人4人が比較的ゆったりと座れる広さがあります。



壁には苔のグリーンがあしらわれ、掘りコタツ風な机も用意されています。室内には電話も置かず、執務エリアとは隔絶した環境で、落ち着けるように暖色系の少し暗めの照明になっています(撮影上、露光時間を長くして明るめに写しています)。

壁には苔のグリーンがあしらわれ、掘りコタツ風な机も用意されています。
室内には電話も置かず、執務エリアとは隔絶した環境で、落ち着けるように暖色系の少し暗めの照明になっています(撮影上、露光時間を長くして明るめに写しています)。


こちらでは、靴を脱いで上がり、1人集中して静かに仕事をしてもよし、横になって仮眠を取るのもよし、ということです。




以上でオフィスを一周してきました。


いかがでしたでしょうか。あちこちに、リフレッシュする場所が備えられて充実のオフィスでしたね!




この素敵なオフィスに込められた狙いについて、同社社長の杉田さんに詳しくお尋ねしました。




リラックスと高揚感の両方を兼ね備えるエムステージのオフィスの秘密を探る【前編】~株式会社エムステージ 代表取締役 杉田 雄二 氏インタビュー~ (オフィス訪問[3])










取材先

株式会社エムステージnewwindow


「持続可能な医療の実現」をミッションに掲げ、2003年に設立されたベンチャー企業。医師に特化した転職とアルバイトの紹介事業の「Dr. 転職なび」「Dr. アルなび」をコア事業とし、企業ヘルスケア領域へビジネスを拡大するなど、医師人材領域で成長中。





編集・文・撮影:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局
取材日:2018年3月15日

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