左上 アスクル マルチワークテーブル /
左下 アスプルンド システムシェルフ /
右上 トーカイスクリーン ブラックフレームパーティション /
右下 アスプルンド パネルソファ
オフィス什器は、働きやすさを左右する重要な項目です。オフィスの印象や空間のデザインにも影響を与えることから、おしゃれで機能的な什器を導入したいと考える人も多いでしょう。この記事では、オフィスにそろえるべき什器・家具を一覧で紹介し、それぞれの選び方をまとめました。
・オフィスの「什器(じゅうき)」とはどういう意味?
・【一覧】オフィスに必要な什器と、それぞれの選び方
・中古やレンタルでもいい?オフィス什器をお得にそろえる方法
・機能性抜群!まとめてそろえたい、おすすめのオフィス什器シリーズ
■オフィスの「什器(じゅうき)」とはどういう意味?
什器とは、日常生活で使う家具や器具を指します。オフィスにおける什器とは、多くの人が使用し、共有する備品や家具を指し、デスクやイス、キャビネット、パーテーションなどが該当します。ほかにも、従業員が休憩中に使用するソファや資料を整理する本棚、ウォーターサーバーなども什器です。什器について正しく理解するため、オフィス家具との違いなどについても詳しく解説します。
●什器と「オフィス家具」の違いは?
オフィス什器と似ている言葉に「オフィス家具」があります。オフィス家具は、デスクや椅子、ソファなど、言葉の通りオフィスで使われる家具全般を指す言葉です。上記で紹介したように、執務用・応接用の家具もオフィス什器に含まれるため、基本的にはどちらも同じ意味で使われています。
オフィス家具は、メーカーによって機能性やデザインなどの特徴が異なります。豊富なラインナップがそろっており、多くの企業への実績がある大手オフィス家具メーカーとしては、「OKAMURA(オカムラ)」「KOKUYO(コクヨ)」「ITOKI(イトーキ)」などが挙げられます。おすすめのオフィス家具メーカーをより詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
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●什器と「備品」は何が違う?
什器と備品は、「什器備品」としてひとくくりにされるケースが少なくありません。一般的に、備品とは業務で使用する事務用品や機器を指します。たとえば、パソコンやカッター、ハサミ、オフィスの電話などが該当します。一方、什器は店頭のディスプレイに使用するキャビネットや受付カウンター、執務室のデスクなどを指すのが一般的です。
ただ、実際のところは什器と備品の境界は曖昧です。業界や企業によっては、キャビネットやデスクを備品と考えるケースもあります。明確な使いわけのルールが存在するわけではなく、使用環境や業界によって呼び方は異なります。
■【一覧】オフィスに必要な什器と、それぞれの選び方
ここでは、導入するべき主要なオフィス什器を一覧で紹介します。什器の概要や導入時の注意点に触れながら、上手な選び方をまとめました。オフィスレイアウトの変更や、オフィスの新設・移転などを検討している人は、ぜひ参考にしてください。
●オフィスデスク・事務机
オフィスデスク・事務机は、デスクワークに欠かせないオフィス家具の1つです。従来のオフィスでは従業員一人ひとりが個別の机を持ち、部署ごとにまとめて配置する「島型レイアウト」が主流となっていました。商品によって大きさは異なるものの、高さ700mm、奥行き600~700mm、幅1,200mm前後の事務机を導入するケースが一般的です。
一方、近年はリモートワークが普及し、出社率に合わせて空間を有効活用できる柔軟なオフィスレイアウトが普及しています。たとえば、複数人用の大型デスクやカウンターテーブルなどを配し、従業員が好きな席を選んで働く「フリーアドレス」も、近年普及が進んだオフィスレイアウトの1つです。フリーアドレスデスクについてより詳しく知りたい人は、こちらの記事も参考にしてください。
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●サイドワゴン、机下収納
従業員が個別のデスクで仕事をする場合、それぞれの荷物をしまう収納が必要です。書類やファイルなどが入るように、ある程度の大きさが必要なため、デスク下に置くタイプの机下収納やサイドワゴンがよいでしょう。A4サイズのボックスファイルを横向きにしまう場合は、横幅400mmほどのものを選んでみてください。
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●会議テーブル・ミーティングテーブル
会議室に置く長机や、ミーティングエリアに配置する複数人用のテーブルは、1人あたり幅600mmほどを目安としましょう。奥行きはパソコンなどを持参するか、対面形式で会議を行うかによって異なり、対面で会議をする場合は、奥行きに余裕のあるサイズを選ぶのがおすすめです。
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●オフィスチェア・会議椅子
オフィスチェアは、デスクワークの快適性を左右する重要なオフィス什器です。執務室に導入する事務用の椅子は、長時間座ることを考慮し、体に負担がかかりづらいものを選ぶ必要があります。デザイン性だけでなく機能性にも着目し、正しい座り姿勢をサポートする機能や、腰への負担を減らす機能などが付いている製品を選ぶとよいでしょう。
一方、会議用の椅子は、「どのような人が利用するか」「相手にどんな印象を与えたいか」などによって選び方が異なります。たとえば、会社の役員が使うのであれば高級感のある椅子、社内の人とカジュアルなミーティングをするのであればリラックスできるファブリックのソファなどがおすすめです。デザインや心地よさなどに着目し、コストパフォーマンスのよい製品を選ぶとよいでしょう。
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●パーテーション・間仕切り
パーテーション・間仕切りは、ワンフロアをゆるやかに区切りたいときや、フロアの一角に別のスペースをつくりたいときなどに設置します。休憩室や仮眠室、集中ブースなどで個室をつくるために導入しているケースも少なくありません。簡易的な目隠しであれば観葉植物や本棚などで代用する方法もありますが、しっかりと視線をさえぎりたい場合は、パーテーションや間仕切りの導入がおすすめです。
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●ホワイトボード
ホワイトボードは、議論の活性化や情報共有をスムーズにする効果があり、会議に欠かせない備品の1つです。壁掛けタイプやキャスター付きタイプ、壁に貼り付けるシートタイプ、壁そのものがホワイトボードになっている壁面タイプなど、さまざまな種類があります。スペースの有無や希望のサイズ、用途などによって適切な種類を選ぶとよいでしょう。大人数の会議用にはキャスター付きタイプ、ちょっとした打ち合わせには、収納しやすく持ち運びもできる壁掛けタイプやノートタイプがおすすめです。
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●受付カウンター、応接セット
受付カウンターや応接セットは、オフィスを訪れた人が最初に目にする場所です。会社の第一印象を決める役割があるため、ブランドイメージに合うデザインを取り入れるとよいでしょう。
受付カウンターや応接セットを選ぶコツは、会社が提供しているサービス・商品などと質感を統一することです。たとえば、高級感のある商材を扱う場合は重厚な雰囲気の家具を取り入れ、遊び心のある個性的な商材を扱う場合はユニークな色使いを取り入れる、といった具合です。企業らしさを視覚的に伝えられるようなデザインを心がけてみてください。
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●書庫・キャビネット
フリーアドレスを導入する場合、従業員それぞれが個人の机に荷物をしまうことができません。データの電子化が進んでいない場合や、紙資料を保管する必要がある場合などは、ファイルを収納しておく書庫の導入を検討しましょう。
書庫・キャビネットを選ぶポイントは、書類サイズを基準として大きさを検討することです。オフィス家具メーカーでは、書類を折りたたまずにしまえるキャビネットが数多く展開されています。手軽に取り出したいときはオープンタイプを、セキュリティ性に配慮したいときは扉付きを選ぶなど、扉の有無にも着目しましょう。
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●収納ラック
収納ラックは、デッドスペースを活用して小物や雑貨などをしまえる便利なアイテムです。収納ボックスを組み合わせたり、オプションパーツを追加したりと、用途によってカスタマイズできるメリットもあります。
小型の収納ラックはホームセンターなどでも購入できますが、業務用で使用するには耐久性が劣る可能性があります。長い目で見ると、かえってコストパフォーマンスが低くなるリスクもあるため、なるべくオフィス家具メーカーで業務用を購入するのがおすすめです。素材は、耐久性と機能性に優れたスチール製を選ぶとよいでしょう。
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●ロッカー、シューズラック
ロッカーは従業員の貴重品やコート、私物などをしまう場所です。1人用ロッカーの一般的な幅は300mmほどで、衣類を下げる場合は奥行515mm、高さ1,790mmほどが目安となります。背の高いロッカーを置けない場合は、高さ900mmほどのロータイプを検討するとよいでしょう。ロッカーの設置後に通路幅が狭くならないように、扉を閉めた状態で最低でも1,350mmほどの幅を確保しておくと安心です。
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●金庫
現金をしまったり、機密情報を管理したりする場合は、金庫を導入しましょう。鍵の種類や材質、サイズなどさまざまな種類があり、「どのようなものを管理するか」「どの程度のセキュリティ性が必要か」などによって選び方が異なります。セキュリティ性を重視する場合は、火災でも中身が燃えない防火性能を持つタイプや、指紋などの生体認証が付いたタイプなど、機能性の高いものを選ぶとよいでしょう。
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●ゴミ箱や傘立て、ハンガーラックなど
ゴミ箱や傘立て、ハンガーラックなどの小物も忘れずに導入しましょう。また、掛け時計や加湿器、空気清浄機など必須ではないものの、あると便利なアイテムもあります。
掃除を外注しない場合は、掃除機をはじめとする掃除道具や清掃用品なども必要です。掃除道具をしまうラックやロッカーなども別途用意し、湿気に強い樹脂製や省スペースなスリムタイプなど、用途に合うものを選んでみてください。
【アスクル商品ページ】
▼ゴミ箱/ダストボックス
▼傘立て/傘袋
▼オフィスインテリア/小物家具
■中古やレンタルでもいい?オフィス什器をお得にそろえる方法
什器の種類によっては、レンタルの活用や中古品の購入などにより費用を抑えられる場合があります。電話機やコピー機、自販機、Wi-Fiルーターなどはレンタルのサブスクリプションサービスもあるため、予算に応じて検討するのもおすすめです。
また、社内用のデスクやパーテーション、収納など、社外の人の目に触れにくい家具や清潔さを求められない備品などは、中古品でも問題ありません。状況に応じて、オフィス家具メーカーのアウトレットコーナーも活用するとよいでしょう。
ただし、レンタルや中古品はサイズや種類などが限られているため、「オフィスの雰囲気に合わない」「スペースに入らない」などの不具合が生じる可能性があります。あくまで新品の購入を優先し、予算を抑えたい箇所だけ部分的に中古・レンタルを活用するのがおすすめです。
【アスクル商品ページ】
▼アウトレットコーナー
■機能性抜群!まとめてそろえたい、おすすめのオフィス什器シリーズ
オフィス什器を選ぶ際にもっとも重視すべきは機能性です。どれほど見栄えがよい什器であっても、機能性が低い製品では業務効率や生産性の低下を招きかねません。
現在では、機能性とデザイン性に優れたさまざまな什器のラインナップが存在します。同一シリーズの什器でそろえればオフィスに統一感を与えられ、理想的なオフィス空間を構築するのも夢ではありません。ここでは、おすすめの什器シリーズとして、「ジャスタス」と「プレドナ」の2つを紹介します。
オカムラ 「ジャスタス」シリーズ
ジャスタスは、オフィス家具のトップメーカーである「オカムラ」と「アスクル」が共同開発したオフィス家具シリーズです。「ちょうどいい」をコンセプトに開発されたシリーズであり、中小企業を対象に機能を最適化している点が特徴です。
機能性とデザイン性に優れ、レイアウトの自由度も高いジャスタスシリーズには、デスクやチェア、パネル&ソファ、収納、ラックなどの製品がラインナップされています。デスクひとつとっても、天板同士をつなげられる工夫を凝らしていたり、配線孔を標準搭載していたりと、現場での使い勝手を意識した設計を採用しています。
空間のゾーニングの活用できるのも、ジャスタスの魅力です。フェルト素材を使用した吸音パネルを活用すれば、本格的なソロ集中ブースや休憩エリアなどを設置できます。
→商品詳細はこちらから
スマイル 「プレドナ」シリーズ
「自然とそこに居たくなるオフィス」をコンセプトに、「株式会社スマイル」が開発したオフィス家具シリーズがプレドナです。デスクやテーブル、チェア、サイドキャビネット、シェルフ、ロッカーなどをラインナップしています。
プレドナの特徴は、デザイン性と機能性の両立です。アースカラーを基調としたデザインは、さまざまなオフィスのインテリアに溶け込みます。デスクひとつとっても、足もとを隠すパネルや配線機能など、ユーザーのことを考えた設計が採用されています。
また、多くのアイテムがコンパクト設計を採用している点も特徴です。コンパクトゆえにオフィス空間を圧迫せず、開放的なオフィスを実現します。優れたデザインに加えレイアウトの自由度も高いため、執務スペースだけでなく社内カフェなど休憩スペースにも活用可能です。
→商品詳細はこちらから
■おわりに
オフィス什器は、オフィスの印象を大きく左右するだけでなく、従業員のモチベーションや業務効率などにも影響を与えます。オフィスの新設やリニューアルを予定しているのなら、必要な什器の種類や正しい選び方を理解したうえで選定を進めましょう。
オフィス什器をまとめて導入したいなら、アスクルがおすすめです。オフィスで活用できるさまざまな什器を取り扱っており、まとめ買いの相談にも対応しています。気になる方は、以下からチェックしてみましょう。
編集・文・画像:アスクル「みんなの仕事場」運営事務局
制作日:2025年3月18日